ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2008/04/16  (水) 

桃の花が満開

先々週、釈迦堂PAへ桃の花を見に行ったときは、まだまだつぼみでした。桃農家のおじさんが、「来週は咲かせて見せる!」と豪語していたので、実際には2週間近く経ってしまいましたが、今日、また行ってみました。今日は、ほぼ満開! 甲府盆地にピンクのジュータンが敷きつめられていました。
 
釈迦堂PAから徒歩で「釈迦堂遺跡博物館」へ登ります。ここの展望ロビーからは、かなり遠くまで見通せます。

 

ただし、入館料200円也。この博物館は、中央道が造られたときに発掘された釈迦堂遺跡の出土品を展示しています。縄文土器が多く、私は「釈迦堂縄文博物館」だと記憶していたくらい(^_^;) 
 
とはいえ、「博物館は何度も見なくてもいいや」という感じなので、展望ロビーにちょこっと上がるだけに200円は高いなぁ(笑) 確かに眼下に広がる桃畑は見ごたえがありますが、あいにく今日は曇りで、迫力はいま一つといったところ。釈迦堂PAから下り線の左側にも見事な桃の花が連なっています。運転手は脇見厳禁ですけど(^_^;)
 
遺跡博物館の周辺では、観賞用の桃の花木もきれいに咲きそろっていました。いろとりどりで楽しいのだけれど、1本の木に赤、白、ピンクと色とりどりの花が咲くのはどんな仕掛けがあるのでしょう? 桃の木にも不思議がいっぱいです。
 
桃農家が夏の収穫に向かって予約を受け付けるお店を出しています。そこで、摘みたての「こごみ」が売っていたので、買ってきました。帰ってから茹でてからし醤油でいただきましたが、うーん、春の味! 帰りのSAで買ってきた「なめこ」の味噌汁とともに、本日の夕食は「山の味」。これから、いろいろな山菜が楽しめる季節になりますね。

 



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2008/04/15  (火) 

円光院(甲斐霊場第60番)

円光院へ行くには、武田神社の前を通りますが、この武田神社へ向かうまっすぐな道、武田通りの両側は桜並木。まだ、若い木のようで花のトンネルというほど見事な咲きっぷりではありませんが、けっこう距離があるので、もう何年(何十年?)かすれば、名所と言われるくらいの桜並木になりそうです。
 
突き当りを右折すると円光院はすぐそこですが、その前に 市営つつじが崎霊園の桜がまた見事でした。円光院前を通り過ぎちゃって、くねくねと坂道を登って行ったので写真は撮れなかったのですが、眼下はピンクのジュータンを敷いたよう! きれいでした。
 
Uターンして桜の中に舞い降り、円光院へ。甲斐霊場めぐりの中で、はじめて季節と名所がピタリとはまったような。駐車場に並んだ濃いピンクの枝垂桜は、本当にきれいでした。そして、枝の間から透かし見える甲府の街並みも。
 
ここには信玄の正妻、三条夫人のお墓があります。その昔は石和町にあったそうですが、1560(永禄3)年に武田信玄が、甲府五山の一つとして現在の場所に移したそうです。三条夫人を開基とした。三条夫人は1570(元亀元)年に亡くなり、その法名が円光院。それがそのままお寺の名前になりました。
 
本堂の左奥に、立派な三条夫人廟所があります。本堂は1977(昭和52)年に再建されたとのこと。比較的、新しいものです。あいにくお留守のようで、ご朱印はいただけませんでしたが、境内にも花びらが舞う桜の大木がいくつもあり、それだけで十分! という感じでした。

 



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2008/04/14  (月) 

トルコ料理

今日は、友人と渋谷のシアターコクーンへ。「どん底」という芝居を観に行ってきました。こういうテーマの、こういうタイプの芝居を観るのはずいぶん久しぶりな感じで、楽しんできました。段田安則はやっぱり舞台で見るのがいいなぁ、とか。江口洋介は頭に「救命病棟24」がチラつくなぁ、とか(笑)
 
夕方、待ち合わせて、早めの夕食。なんだかマイブーム「トルコ」という感じで、渋谷のトルコ料理のお店「アンカラ」に行ってきました。トルコ料理は、「あまりクセがなくて、おいしかったよ」と言っているのに「ほんとぉ〜?」と疑わしげな友人に、「じゃ、試してみて」というわけで。
 
ピーマンのドルマを前菜に、牛肉の薄切りドネルケバブとトルコ風ピサ「チーズピデ」をいただき、チャイを飲んで、お腹いっぱい。チーズピデは、どうしても一切れ食べきれずに、「持って帰りたい」と言ったら、ちゃんとお持ち帰りパックにしてくれました。
 
普段は、すごく混んでいて、予約なしだと入りにくいお店のようですが、開店早々だったので、セーフでした。というより、まだ感じのときに、「いいですか〜?」と扉を開けたら、「5時からです」と言われ、時計を見ると5時ちょうど。お店の人もあわてて柱時計を見て「5時ですね」と、入れてくれました(笑) 日本語はトルコにほとんど通じない感じでしたが、メニュー見て選べばいいので(^_^;) また、行きたいなぁ。



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2008/04/13  (日) 

大泉寺(甲斐霊場第59番)

大泉寺は1521(大永元)年、武田信虎が自分が死んだときに眠るために開山したといわれる曹洞宗の禅寺です。信玄によって今川に放逐された信虎。息子の信玄(1573年没)よりも長生きして、1574年まで生きましたが、結局、二度と甲斐へは帰れませんでした。死後、孫の勝頼によって、大泉寺において葬儀が営まれました。そこが信虎の菩提寺となったのですから、まあ、望みはかなえられたと言えるかもしれません。

 

いまでも、戦場から葬儀にかけつけた勝頼が手を洗ったという井戸が残されていて、境内には江戸時代に柳沢氏によって建立された信虎・信玄・勝頼の武田家三代の供養塔があります。

 

本堂は1945(昭和20)年の甲府空襲で焼失してしまいましたが、1965(昭和40)年に再建されています。本堂の左手奥には柳沢家が寄進したといわれる「御霊殿」があり、武田家三代の木像が安置されています。裏へ回ると信虎、信玄、勝頼のお墓があり、ちょっとうら寂しい雰囲気。

 

総門は幸い空襲の火災からも逃れ、「二段切妻作りの三間一戸門」という建築だそうですが、重厚な雰囲気をかもしだしている。門から本堂に続く参道は両側を杉木立ちに被われ、静かで、どことなく威厳を感じる風情。鐘楼では、毎年、大晦日に除夜の鐘が撞かれ、これは一般参加もできるようです。

 

お寺の脇にはダイコンの花が可憐に風になびいていました。



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2008/04/12  (土) 

長禅寺(甲斐霊場第58番)

武田信玄の母大井夫人の菩提寺です。昨年の大河ドラマ「風林火山」で風吹ジュンがやっていた役ですね。大きなお寺ですが、「ご朱印をいただけますか?」とお願いすると、インタフォン越しに「うちはそういうのやってません」とあっさり拒否されてしまいました。本堂へ続く門も硬く閉ざされていて、進入禁止です。
 
大河ドラマの影響で、たくさんの人が訪れてうんざりしちゃったのか、それとも最初から信徒さん以外は拒絶する方針なのか……。確かに大河ドラマも終わっていて、しかも中途半端な平日なのに、私たちも含めて何人かの人がカメラを片手に来ていましたから、対応が面倒なのかもしれませんね。
 
武田信玄は臨済宗関山派に帰依し、京都五山をまねて甲府五山をおいたそうですが、長禅寺はその主座となる格式と由緒のある名刹。 現在は、臨済宗でも何とか派という系列には属していないようです。このお寺を開いた岐秀元伯が武田晴信に儒学、修禅、治国の基本などを教え、晴信が出家したとき信玄の法名を与えたのもこの方だそうです。


本堂の右手には三重塔、左手には五重塔が立ち、この五重塔のところからゆるやかな坂をのぼったさらに左奥に大井夫人の墓所があります。墓所の周りにはひっそりと桜の花が咲いているという風情ですが、この桜、幹には蔦がぎっしりと絡みついていて、息ができるのかしら? という感じ。
  
庫裏の前には大きな鐘楼もあります。三重塔はいかにも長い風雪を耐えてきたというたたずまいですが、いまは何か修復の工事が入っているようでした。あまりにも人を拒絶している感じが強くて、静かですが、ここはちょっと居心地が悪かったですね。

  



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能成寺(甲斐霊場第57番)
羅漢寺(甲斐霊場第64番)