ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2008/01/25  (金) 

居神神社

今日は初天神の日で、きっとあちこちの天神様で縁日が開かれていたのでしょうね。亀戸天神の鷽替神事とか、行ってみたいなぁと思っていたのですが、寒くて〜。東京はホントに風が冷たかったです。昨日、老骨鞭打って小田原まで遠征しちゃったから、ちょっと疲れていたのかも……というのは昼寝の言い訳です(笑)
 
箱根板橋から小田原まで1キロぐらいと表示されていたので、徒歩15〜20分ぐらいなら、箱根登山鉄道の160円を節約するか(^_^;)と、歩いたのがいけなかったかな。その歩いている途中、居神神社というのを見つけました。小田原市指定重要文化財「古碑群」があると説明板に書いてあったので、ちょいとのぞいてみることに。「群」というから、だーっと碑が並んでいるのかと思ったら、「だ」ぐらいでしたけど(^_^;) この古碑群は市街地に残るものとしてもっとも古いもので、およそ鎌倉時代末期のものだそうです。
 
居神神社というのはまた、ストレートな命名ですね。「じゃ、他の神社には神様はいないってか?」「喧嘩売ってんのか〜?」って感じです(笑)  創立は、書き物が焼失していてはっきりはわからないそうですが、口伝として1516(永正13)年とか1518(永正15)年とか伝えられているとか。
 
北条早雲に討たれた三浦義意の霊と木花咲耶姫命、火之加真土神の三柱が祀られています。三浦氏は三浦半島の豪族でしたが、北条早雲と対立し、現三浦市の新井城で滅亡。そのとき三浦義意が、自らはねた首がこの地まで飛んできて、木の枝にかかり、それ以後3年間、通行人をにらみ殺したという、凄惨な伝説が残されています。

  
義意さんにゆかりのある小田原久野総世寺の忠室和尚が、「うつつとも夢とも知らぬ一眠り、浮世の隙を曙の空」という歌を手向けたところ、首は白骨となって地面に落ち、そのとき「われ今より当所の守り神に成らん」という声があったのでここに祠が作られたのだそうです。その祠が居神神社となったとか。確かに神様がいます。けど、ちょっと怖そうな神様ですねぇ。
  
小田原は古くから栄えた土地だけに、たくさんの歴史的な建築物や墓所がいたるところに残っているようです。いつか、ゆっくり小田原めぐりでもしたいものだと思いました。



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2008/01/24  (木) 

板橋のお地蔵さま

メジャーとは言えないかもしれませんが、知る人ぞ知るの「板橋のお地蔵さま」宗福寺(小田原市)。1月と8月の23、24日が縁日だというので、近くに行く用事があったのを幸いに足を延ばしてみました。お地蔵さまは小田急線で小田原の一つ先、箱根登山鉄道の「箱根板橋」駅から徒歩10分ぐらいのところにありました。電車から降りた何人かの人が、リュックを背負って水筒提げて、バリバリ登山者姿だったのですが、近くに登山口でもあるのでしょうか。
 
最盛期には十万人を超す参拝者があり、いまでも4、5万人が訪れると聞いていました。縁日には、旧東海道の両側いっぱいに300以上の露店が並び、参拝者で賑わっていると……。でも、今日は露店も1軒もなく、訪れる人も数人ずつパラパラ。やっぱり23日の初地蔵だけなのかな、人が集まるのは。

 

道路で立ち話をしていたお店の人の声が聞こえるともなく、聞こえてきたのですが、「むかしは三列でずらっと並んで、道路も通れないくらいに……」とここまで。その先は、「最近は訪れる人もめっきり減ったわね」だったのかしら? 確かに参拝入口と出口に分けられて一歩通行の標示になっており、大きな看板もあり、警備の人も出ていましたが、みんな手持ち無沙汰風で……。
  
 初地蔵尊は、弘法大師の作と伝えられる「延命子育地蔵大菩薩」が開帳される日です。本堂では亡くなった人を供養する「おろー」と呼ばれるロウソクが点され、この日に詣でると亡くなった身内や知り合いにそっくりな人に出会うといわれてます。私は去年から今年にかけて、身内を含め3、4人ほどを送りましたが、すれ違った数人の人々の中に、そっくりな人は誰もいませんでした(^_^;)
 
日本人の顔は大きく6種に分類できると聞いたことがあります。いまはハーフやクォーターも多くなり、目は大きいほうが、鼻は高いほうが優勢遺伝といいますから、分類も変わったかもしれませんけど。6種類だったら、大勢の人が集まれば、ひとりぐらい似た人がいるということもあり得る!(笑) でも、そうなら、野球やサッカーのスタジアムはそっくりだらけになる計算になりますよね(大笑)
 
帰りは生まれて初めて「ロマンスカー」に乗ってみました。ロマンスは生まれませんでしたが、快適は快適。今日は天気がよくて風が強かったので、雲が取り払われ車窓から富士山がくっきり見えました。乗ったのは新百合ヶ丘までで時間は50分ぐらい(新宿までは75分ぐらい)。普通の急行に乗れば60〜70分。料金は2倍。快適だけど、微妙な選択ですよね(笑)




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2008/01/23  (水) 

「転々」

降る降ると思わせぶりに言っていて降らなかった雪が、ついに東京にも降りました。この寒い中、渋谷まで行ってモモタロウと一緒に映画を観たのですが、やっぱりというか、なんというか、井の頭線は遅れていてハラハラさせられたのでありました。

 

観た映画は「転々」。もう、公開されてからだいぶ経ってしまって、上映されているのは東京では渋谷だけだったかも。「観てよかったランキング」でこう成績だったので、観ておこうかなと思ったのですが、うん、おもしろかったです。

 

どこぞの作家風に言えば、「奇妙な味」とでもいいましょうか。なんということもないような奇妙なお話が淡々と綴られている感じですが、なかなか味があります。そこ、ここで笑い声も響いていたのですが、人によって笑うツボも違うんだなぁということも発見(笑)

 

考えてみたら、昨年は日本映画しか観なかったようです。あ、「硫黄島からの手紙」は洋画? ともあれ、最近は国産がけっこうおもしろいです。まあ、恋愛映画や涙物語、バイオレンス系はハナから観ないので、趣味が偏ってるといえば偏ってるだけなんですけど。

 

映画の後、ランチバイキングなんかに入っちゃったのですが、けっこうすぐにお腹いっぱいになっちゃって、モトは取れなかったなぁ(^_^;) パスタとかクリーム煮のようなものが多く、油ですぐお腹がいっぱいになっちゃう感じ。これって陰謀だ〜! などと思うなら、バイキングなんかやめておきなさいよ、かな? バイキングでモトを取れるのは、高校・大学の相撲部だけだって話を聞いたことがあります(笑)



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2008/01/22  (火) 

豊川稲荷東京別院「正月大祭」

今日は豊川稲荷東京別院の正月大祭。境内に入ると、♪かっぽれ、かっぽれ♪の陽気なお囃子が聞こえてきました。「かっぽれ」って、宴会芸ぐらいにしか思っていなかったのだけど(失礼!)、「桜川でん助一座」という方々がきちんとした芸の形で残していらっしゃるもののようです。

 
一座の何人かが踊り終わると「おかわり、おかわり」と掛け声がかかって、次の方々が出できて踊ります。最後は大勢が列を作って踊り、見ているだけでも楽しいひとときでした。思わず、一緒に踊りたくなっちゃうような(笑)
 

豊川稲荷のご本家は当然、豊川にあり、商売繁盛を願う参詣客で賑わっています。東京別院も本家の豊川稲荷より小規模なもののやはり幟がはためき、賑わっている……というほどでもなかったけれど(平日の昼間ですしねぇ)、線香を手向ける人々の姿が見られます。「かっぽれ」見物にも数十人ぐらいは輪を作っていました。
 
お狐さんの前には好物の油揚げが供えられています。なのに神社じゃなくて、曹洞宗のお寺なんですよね。なんだか違和感がありますが(笑)、お狐さんを祀るのはそうとう力がないとダメなのだそうですから、寺格は高いのですね、豊川稲荷って。
 
江戸時代に大岡越前守忠相が本家から分けてもらって(というのもヘンですが)、自宅に祀っていたものを、1887(明治20)年に現在ある赤坂に移転させて創建したものだそうです。ここら辺はテレビ局などが多いせいでしょうか、芸能人などのお参りも多いそうです。
  
赤坂見附の駅から5分ぐらいですが、青山通りを歩くというのは何年ぶりでしょうという感じで、思わず歩道橋の上に上がって見ました。あら、クルマがガラガラ。こんな風景も珍しいかも。ビルの合間から見える首都高はぎっしりクルマが詰まっているのに。

 

こういうこともあるのですね〜、道ばかりは行ってみなくちゃわからない……、と思ったら、東京駅に出た帰りの中央線が架線故障の疑いで停まってしまいました。電車だって、乗ってみなくちゃわからないじゃない!



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2008/01/21  (月) 

冬の花たち

目覚めたら白銀の世界……のはずではなかったのでしょうか? まったく雪のかけらも見えない寒い朝でした。まあ、雪が1センチも積もれば交通マヒが起こってしまう東京ですから、降らなくてよかったのかもしれませんが、なんだか残念でもあります。
 
雪の中に健気に咲いていたほうが絵になる風景ですが、とりあえず寒さに耐えてるというところで勘弁してもらいましょう、我が家の水仙。昨日、はじめて咲いていることに気づきました。庭も眺めてなかったのです、テレビばかり眺めていて(^_^;)
 
後ろを振り向いたら、アロエが花をつけていました。アロエの花……、ですよね、これは。なんだか、ちょっと不気味です。
 
散歩がてらご近所のお庭もちょっと拝見、盗み撮り(笑)。植物の名前はほとんど知らないのですが、白い花はマーガレットでしょうか。ここだけ楽しげな感じがしました。

 

小さな薄紫色の花、白い花。ここで植物図鑑でも開けば少しは賢くなれるのですが、あいにく根性なしで(笑) 寒くても、靴を履いて外に出れば、何かに出会えるものですね。



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明日は雪?
初滑り