ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/06/09  (土) 

雨はいつ?

平均値をとると関東甲信越は今日あたりで梅雨入りするそうですが、今日、私がいた東京および埼玉県の一部はときどき雲がかかる程度で火傷しそうな陽射しの時間が多かったような気がします。
 
かと思えば、昨日あたりから局地的にはすごい豪雨だったり、雷だったりちらっとみた野球中継では広島市民球場は雨中断があって東出のユニフォームは泥遊び?って感じに見えたし、松山坊っちゃんスタジアムは降雨コールドだったみたいだし(どうでもいいけど、ハム強い!)。そういえば昨日からテレビには地震速報も何度か流れていたようです。サミットも、まあ頑張ってくださいよって感じだけど、なによりも実感として異常気象を感じますよね、ここ数年はとくに。
 
だからと言って、私にできることといったらゴミの分別とか、レジ袋をもらわないとか、そんな程度なんだけど。二酸化炭素を排出しないようにいっそ息を止めてみるか……といってもそうそう長続きしないし……というCMを前にラジオで聞いたことがありました。わたし的には、けっこう、インパクト強かった(^_^;)
 
雨の季節は嫌だけど、これがなければ困ることも多いのだし、フツーの季節の移り変わりになってほしいものだわねぇ。スケジュールも立てにくいしねぇ。



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2007/06/08  (金) 

街角の郵便局までの旅

いつもはクルマで行く郵便局に、運動がてら歩いて行ってみました。ちょっと離れた本局まで。クルマと違って広い道を通る必要はないと思い、ショートカットを試みたら……地元で迷った! 本局だからビルに〒マークが見えるのだけど、行けども行けども近づけず、カフカの世界に迷い込んだようです。
 
道はまっすぐではなく、T字路になりY字路になりクランクになっている。こっちかと思えば、また離れるし。つまり、畢竟、要するに、昔の畦道道路。無秩序に開発された証ですねぇ。「ちい散歩」にご紹介できるような発見のある路地ではありませんでした(知ってる人は知っている(^_^;)。たんなる住宅地。マッチ箱よりはちょっと大き目の同じような家が並んでいるだけ。誰も遊んでいないうち捨てられたような小さな公園があったきり。
 
結局、ずいぶん遠回りして大きな自動車道路にでてしまい、その道をトボトボ逆戻りして郵便局にたどり着いた、というつまらないお話でしたm(_ _)m
 
とくに発見はなくても、歩くとなんとなく考えがまとまるということはありますね。考えごとには散歩が一番かも。まあ、ヘタな考え休むに似たりって感じで、たいしたことを考えているわけではないですけど。ちょっとしたストレス発散ぐらいにはなりそうです。



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2007/06/07  (木) 

玉電

豪徳寺といえば、小田急線に「豪徳寺」という駅があるので、たいていの人はこちらから行くのでしょうが、たぶん玉電の「宮の坂」駅のほうが近いと思います。といっても、どっちも5分内外って感じですけど。
 
玉電、正式名称は東急世田谷線というんですよね。でも、近隣の人はみんなタマ電と呼んでいます。多摩川電車、かな? 「タマ」は、イメージとしては多摩ではなくて玉なんだな。その昔は、ジャリ電とも呼ばれていました。多摩川から砂利を運んでいた電車だそうです。
 
普通の電車と路面電車の中間みたいな感じで、どちらかといえば路面電車寄り? 2両編成で、いまではけっこう可愛らしいカラフルな車両が走っていますし、なんとpasmoが使えるようになってました(笑)。この前、乗ったのはいつだったか……、そのときは使えなくて、あせって財布から小銭をこぼしたのでした。
   色とりどりの花が咲いてました

 
駅と駅の間が短くて、ゆっくり走ります。場所によっては自転車のほうがはやいかも? 昔は環七を渡るときは電車のほうが信号待ちしてたんですけど、いまはどうなのかな? 線路の左右にはきれいな花が植えられていたりして、のどかで風情のある電車です。こういうの、なくしてほしくないですね。
 
「宮の坂」駅に昔の車両が展示してありました。昨年の10月頃、この駅を降りたときはなかったと思うので、最近、展示したのかもしれません。懐かしかった〜。ドアを閉めるときは、チンなんて、手動でベルをならしていたのですよ。
 
小田急線の「豪徳寺」駅との乗り換えに使う駅は「山下」といいますが、この駅に到着するときに、小田急線の駅を江ノ島までだったか、小田原までだったか、全部の駅の前を言ってくれる名物車掌さんなんかがいたんです。「経堂、千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、成城、喜多見、狛江……」延々続いておもしろかった(笑) そう、私はその昔、この電車に乗って通ってたことがあったのでした(^_^;)



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2007/06/06  (水) 

豪徳寺

招猫堂がある豪徳寺(東京都世田谷区)は、桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の墓もあり、井伊家の菩提寺となっているなかなか大きな寺です。
  
和尚は直孝を手招きした猫が死ぬと墓を建ててねんごろに弔ったそうです。後に境内に招猫堂が建てられ、猫が片手をあげている姿をかたどった招福猫児(まねぎねこ)がつくられたのだとか。

  
昨年、塔が創建され、ここにも三層目と二層目に猫が刻まれています。二層目には十二支が刻まれているんですが、えっ、十二支に猫はいないでしょ? そうなんですよ、十二支の一番目の子(ねずみ)のところに、ねずみを抑えて猫がどっしり座っているんです。

 猫の彫り物が見えるでしょうか?

 

ただ眺めているだけでは、予備知識がないとなかなか発見できません。私はたまたま出会った世田谷区のボランティアガイドの方に教えてもらいました。このお寺は、木々の緑が濃く、静かでとても雰囲気のあるお寺ですね。スケッチに来ている方々が何人もいました。
  

ご本尊は釈迦如来で、はじめは1480(文明12)年に創建された小さな庵であったといいます。その頃は臨済宗弘徳院といい、1584(天正12)年に曹洞宗になり、猫の恩に報いてお寺に寄進した井伊直孝の死後、その法号久昌院殿豪徳天英居士にちなんで1659(万治2)年に豪徳寺と寺名を変えたそうです。この縁で豪徳寺は井伊家の菩提寺となったといわれます。
 
井伊家のお墓所は、とても広々としていて、さすが幕府の親藩? 区画の一つ一つがとっても庶民レベルではありません。墓石と墓石の間をクルマが通れそうです(笑)
  
ボランティアガイドの方に秋の写真を見せていただきましたが、紅葉が見事! 「ぜひ、秋にも来てみて」とご案内いただきましたが、これは行ってみたいぞ、という感じ。ちょっとした穴場かもしれません。 
 
招き猫は自性院(東京都新宿区)を発祥の地とする説もあります。自性院説には1476年頃の江古田ケ原の戦いで道に迷った太田道灌の前に猫が現れて手招きをし、自性院に案内したことが始まりという説と、江戸時代中期に子供をなくした商人が、冥福を祈るために猫地蔵を自性院に奉納したことから始まったという二説あるようです。この他にも西方寺(東京都豊島区)説などもあり、本当のところ、「わからない」というのが正解のようです(^_^;)



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2007/06/05  (火) 

招き猫

招き猫は、前足で人を招く形をした猫の置物のことですが、置物ばかりではなく、縁起堂本舗で扱っているようなストラップにつける小物も多く見られるようになりました。縁起物の一種で、主に商店などが商売繁盛を願って飾っているものです。
 
右手をあげている猫は金運を招き、左手をあげているものは人(客)を招くとされていますが、両方招きたいと両手をあげたものもあります。ただし、欲張りすぎて「お手上げ=ばんざい」になるという説もありますから、要注意です(笑)。
  
招き猫の猫は一般には三毛猫ですが、最近ではそれにこだわらず、いろいろな色の猫で楽しんでいるようです。パステル招き猫は両手をあげて欲張り(^_^;)
  人招きの猫かな。

 

招き猫の由来にはいくつかの説があります。その一つは、東京都世田谷区の豪徳寺が発祥の地とする説。
 

江戸時代、1650年ごろですかね、彦根藩主井伊直孝が鷹狩りの帰りに貧乏寺だった豪徳寺の前を通りかかったとしましょう。そのときこの寺の和尚が可愛がっていた飼い猫が門前で手招きをしていたと。そうか、そうかと寺に立ち寄り、休憩していると、あれあれにわかに雷は鳴るは、雨は降りはじめるは。
 
猫に招かれたために雨に濡れずにすんだことを喜んだ直孝が、後日、荒れていた貧乏寺の豪徳寺を建て直すために多額の寄進をしたというものです。猫が直孝を招いてくれたおかげで大金が転がり込んできたという言い伝えなんですね。
 

豪徳寺には猫観音を祭る招猫殿があり、裏の奉納所にはたくさんの招き猫が奉納されています。



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