ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/06/06  (水) 

豪徳寺

招猫堂がある豪徳寺(東京都世田谷区)は、桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の墓もあり、井伊家の菩提寺となっているなかなか大きな寺です。
  
和尚は直孝を手招きした猫が死ぬと墓を建ててねんごろに弔ったそうです。後に境内に招猫堂が建てられ、猫が片手をあげている姿をかたどった招福猫児(まねぎねこ)がつくられたのだとか。

  
昨年、塔が創建され、ここにも三層目と二層目に猫が刻まれています。二層目には十二支が刻まれているんですが、えっ、十二支に猫はいないでしょ? そうなんですよ、十二支の一番目の子(ねずみ)のところに、ねずみを抑えて猫がどっしり座っているんです。

 猫の彫り物が見えるでしょうか?

 

ただ眺めているだけでは、予備知識がないとなかなか発見できません。私はたまたま出会った世田谷区のボランティアガイドの方に教えてもらいました。このお寺は、木々の緑が濃く、静かでとても雰囲気のあるお寺ですね。スケッチに来ている方々が何人もいました。
  

ご本尊は釈迦如来で、はじめは1480(文明12)年に創建された小さな庵であったといいます。その頃は臨済宗弘徳院といい、1584(天正12)年に曹洞宗になり、猫の恩に報いてお寺に寄進した井伊直孝の死後、その法号久昌院殿豪徳天英居士にちなんで1659(万治2)年に豪徳寺と寺名を変えたそうです。この縁で豪徳寺は井伊家の菩提寺となったといわれます。
 
井伊家のお墓所は、とても広々としていて、さすが幕府の親藩? 区画の一つ一つがとっても庶民レベルではありません。墓石と墓石の間をクルマが通れそうです(笑)
  
ボランティアガイドの方に秋の写真を見せていただきましたが、紅葉が見事! 「ぜひ、秋にも来てみて」とご案内いただきましたが、これは行ってみたいぞ、という感じ。ちょっとした穴場かもしれません。 
 
招き猫は自性院(東京都新宿区)を発祥の地とする説もあります。自性院説には1476年頃の江古田ケ原の戦いで道に迷った太田道灌の前に猫が現れて手招きをし、自性院に案内したことが始まりという説と、江戸時代中期に子供をなくした商人が、冥福を祈るために猫地蔵を自性院に奉納したことから始まったという二説あるようです。この他にも西方寺(東京都豊島区)説などもあり、本当のところ、「わからない」というのが正解のようです(^_^;)



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2007/06/05  (火) 

招き猫

招き猫は、前足で人を招く形をした猫の置物のことですが、置物ばかりではなく、縁起堂本舗で扱っているようなストラップにつける小物も多く見られるようになりました。縁起物の一種で、主に商店などが商売繁盛を願って飾っているものです。
 
右手をあげている猫は金運を招き、左手をあげているものは人(客)を招くとされていますが、両方招きたいと両手をあげたものもあります。ただし、欲張りすぎて「お手上げ=ばんざい」になるという説もありますから、要注意です(笑)。
  
招き猫の猫は一般には三毛猫ですが、最近ではそれにこだわらず、いろいろな色の猫で楽しんでいるようです。パステル招き猫は両手をあげて欲張り(^_^;)
  人招きの猫かな。

 

招き猫の由来にはいくつかの説があります。その一つは、東京都世田谷区の豪徳寺が発祥の地とする説。
 

江戸時代、1650年ごろですかね、彦根藩主井伊直孝が鷹狩りの帰りに貧乏寺だった豪徳寺の前を通りかかったとしましょう。そのときこの寺の和尚が可愛がっていた飼い猫が門前で手招きをしていたと。そうか、そうかと寺に立ち寄り、休憩していると、あれあれにわかに雷は鳴るは、雨は降りはじめるは。
 
猫に招かれたために雨に濡れずにすんだことを喜んだ直孝が、後日、荒れていた貧乏寺の豪徳寺を建て直すために多額の寄進をしたというものです。猫が直孝を招いてくれたおかげで大金が転がり込んできたという言い伝えなんですね。
 

豪徳寺には猫観音を祭る招猫殿があり、裏の奉納所にはたくさんの招き猫が奉納されています。



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2007/06/04  (月) 

虫歯予防Day

本当はもうとっくに歯医者さんへ行かなきゃならないんだけど、このところ、せわしなくてずっとご無沙汰しちゃってます。スケジュールが決まらないと予約もとれないし。
 
保険には負けるでしょうが、歯磨き粉のコマーシャルもかなり多いですよね。みているとどれもこれも効果ありそう……と思えてしますのですが、結局は丁寧に磨かないとどれを使っても同じなんでしょう。
 
私はこの頃は電動歯ブラシを使っています。前にもいろいろ使ってみたことはありますが、今回のは歯医者さんご推薦で、ちゃんと使い方と歯磨き指導もしてくれたので、具合はいいようです。まあ、そうマメに歯磨きしてるわけじゃないけど(^_^;)
 
今日は虫歯予防デーなんだそうです。6月4日でムシ、虫の日じゃなくて?
 
聞いたこともないようなものがほとんどですが、毎日がなんとかの日ということになっているようですね。その中では虫歯予防デーはメジャーなほうかも。小学生ぐらいのときに「みんな〜、ちゃんと歯をみがきましょ〜!」なんて、この日をきっかけに奨励されるような気がします。
 
この、なんとかの日っていうのは、語呂合わせが多いですよね。けっこう無理やりだったりして。なぜ父の日が8月8日じゃないのが不思議なくらいです(笑) 記念日ばかりではなく、縁起物でも「かえる」や「ふ・くろう」、「はる財布」なんて、語呂合わせ系がいっぱい。日本人って、こういうの好きみたい。

 



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2007/06/03  (日) 

ペットのお守り

縁起堂本舗にやっとペットショップが開店しました。いや、いや、ペットショップじゃない、ペットのお守りショップ。えらい違いだ(-_-;)
 
世の中は空前のペットブームとか。みなさん、癒しを求めているんですね。私の知り合いはゴールデンリトリバだから、大型犬なんだけど、鎖が外れて夜の間に行方不明。懸命に探したけど、ついに見つかりませんでした。これは盗まれちゃったのかも……。おとなしくて人懐こい子だったのが、かえってアダになったのかなぁ。
 
ときおり、迷子になったペットの行方を捜す張り紙が電信柱に貼ってあったりします。室内で飼っている小型犬が玄関を開けた隙にちょろっと遊びにでちゃって、行方不明になっちゃった、なんて。そんなことにならないように、迷子札にもなるお守りって、なかなかいいアイデアじゃないかと思いました。
  
お守りの裏に貼るシールは、はじめからついているものではありませんが、マイタックラベルでOK。電話番号を記しておけば、きっと親切な人に保護してもらえますよ。



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2007/06/02  (土) 

6月の運勢

今月の運勢」が更新されています。そういえば、もう6月なんですね。九星というのはかなり難しくて、みなさんご承知のように本当は一言でなんか語れません。本気で占い始めたら……夜が明けます(笑) というわけで、縁起堂本舗が提供しているのは、ほんのワンポイント・アドバイス的なものです。
 
運勢占いというのは、信じるか信じないかは別としてもけっこう気になるものですよね。よい運勢になっていたら、まるごと信じて頑張りましょう。悪いことは自戒として聞いておきます。運が低迷しているときはミスが起きがちだから気をつけましょうと思っておけばいいのです。
 
お守りというのも同じような働きをします。ピンチだと思ったとき、ご本尊様のお守りなんかをにぎりしめて、これが守ってくれると思えば、心の安らぎが得られますよね。

  



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