ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2009/04/18  (土) 

マイバッグ持参値引き

近所の何軒かのスーパーマーケットでは、マイバッグを持参すると2円を引いてくれるサービスを実施しています。私は小さくまとまる愛用のローソンバッグをいつも持ち歩いているので、チーム−6%の一員といえるでしょう(笑) エコもそうですが、レジ袋が家中にあふれてしまうのも困るので。まあ、それだけ、生産者じゃない人は日々、買い物をしないと生活が成り立たないってことですよね。
 
毎日、買い物カゴを下げて夕食の買い物をするって立場でもありませんが、外出すると帰りにスーパーマーケットに寄ってくることは多いのです。先日、「マルエツ」って店に行きました。ここは、ついこの間まではバッグ持参の人にはスタンプを押してくれるシステムでした。それが、いまは2円引きに変わっています。
 
ちょっと足りなかったものを買っただけなので、買い物総計は約800円ぐらい。レジを通ると、2円引いてくれません。この店、スタンプのときも黙っていると押してくれないことが多かったので、試しに「2円引きは?」と聞いてみました。すると、「1,050円以上です。そこに書いてある」というお返事。どこか下のほうに書いてあるらしく、指し示されましたが、気がつきませんでした。しかも、ちょっと気分の悪い感じの言い方!(笑)
 
お近くの「西友」でも同じシステムです。こちらは、金額に関わらず、自動的に2円引いてくれます。レジを通ってから、「あら、いけない。買い忘れた」とUターンして1点だけ追加しても、やっぱり2円引いてくれます。150円ぐらいのものでも。なんだか申し訳なくて、「それは引いてくれなくてもいいです」って感じ(笑)
 
が、ちょっと待ってください。この2円というのは、確かレジ袋の原価相当という説明ではなかったでしょうか。つまり買い物のお値引きではないんですよね。レジ袋を使わないなら、その分をキャッシュバックしましょうという発想のはずです。そして、買い物バッグを持参すると、レジの方は「ご協力ありがとうございます」なんて言いますよね。“CO2を減らすための”ご協力に、地球に成り代わって“ありがとう”なんですよね。
 
だとしたら、幾ら以上なら2円引きますとか、引きませんというのは、ちょっと方向違いではありませんか? ガムひとつ、人参ひとつ買ってもレジ袋を使う人は使うし、スーパーマーケット側からすれば2円分を付けてあげてるわけです。そう考えると、この1,050円以上は腑に落ちません。2円が惜しいとか、欲しいとかいうことではありません。いわゆる主婦的生活習慣ではないこともあって、けっこうその辺はアバウトですし(^_^;) でも、その2円に対する考え方にスーパーマーケットの姿勢が見えるような感じで。
 
私は実は西武ライオンズが好きではない(笑) だから、これまで「西友」を贔屓にしてはきませんでした(大笑) でも、これからは、買い物するなら「西友」しようかなぁと思ってしまったのでありました。少なくとも「マルエ ツ」では買わない……。かな?(笑)
 



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2009/04/17  (金) 

ふぐ三昧

今日は、縁起堂本舗のシステム開発管理会社nu-faceさんの“社員総会”ということで、築地のふぐ料理「天竹」を借り切って……は、うそでーす。お店の一角で、ふぐ料理をいただきました。私までご相伴にあずかり、ご馳走様でございました。ふぐ料理というと関西のイメージがあり、実は私、ふぐをいただくのは生涯、二度目の体験でありました。関西では「てっさ」とか「てっちり」というようですが、関東ではふぐのお刺身、鍋、だと思います(^_^;)
  
突き出しから、ふぐ三昧。ポン酢、酢味噌、いろいろな調理法で、工夫のこらされたふぐ料理をとてもおいしゅうございました。Nu-faceの社長殿は、若いに似合わずけっこうなグルメで、から揚げは熱々で、生きていたらしく私のお皿から飛び出して逃げてしまいました。もったいなーい(涙)

  

鍋はアラで出汁をとり、身をしゃぶしゃぶしていただくのですが、もっちりしていてとてもおいしかったです。ふぐって、こんなにおいしいものだったのかと改めて感動。お鍋にご飯を入れた雑炊も絶品でした。惜しむらくは、お腹がいっぱいになってたくさんたべられなかったこと。タッパ持参で行けばよかった(笑) 

 

 

「天竹」は築地市場のすぐ近くにあります。ふぐも築地に上がるのかどうかはしりませんが、肉厚で新鮮。薄く切ったお刺身もさっぱりしていていながら食べ応えのある味ですが、なんといっても鍋が圧巻です。今日は涼しいというか、肌寒いような一日だったので、よりおいしく感じたのかもしれませんが、真夏に汗だくでいただくのもやっぱりおいしいのではないかと。はやく生涯、三度目の体験をしたいものです(笑) こんなにおいしいものがいただけるのなら、“社員総会”、毎月実施してもいいですよ!(^_^;)

 



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2009/04/16  (木) 

路傍の花

郵便局にハガキを買いに行くついでに、ちょっとその辺をブラブラしてみました。もう半袖のTシャツです。麦藁帽子もかぶってみました。今日は春というにはまぶしすぎるような陽射しでした。桜の花は咲いたと思ったら、あっという間に消え去り、いまは青々とした葉を繁らせています。でも、花はソメイヨシノばかりではありません。八重桜やモクレン、はなみずきなどが青空を彩っていました。あちこちのお庭や生垣のツツジも色とりどりの花をつけています。
 
今日からオリンピックの審査員が東京の街を審判する日が始まるようですね。湿度の高い夏でなく、花粉が盛大に舞い上がる初春でなく、春にいらしていただいてよかったですね。自然が石原くんを応援してくれるのではないかと思います(笑) 私はいまのところオリンピックにさほど関心はなく、招致が行われているのを承知している程度のものですが。こういう古風なオヤジギャグを発想してしまうほど疲れているのかなぁ(笑)
  



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2009/04/15  (水) 

根津界隈

白山まで来て、中山道とはちょっと外れますが根津神社に立ち寄っていくことにしました。とはいえ、いいかげんな地図しかもって歩いていなかったのであっちへウロウロ、こっちへウロウロ。以前に行ったときには、地下鉄で行ったので、方向感覚がまったくつかめません。
 
カンで歩いていたら、「江戸三大青物市場遺跡」という石柱に出会いました。ここが発祥の地であったようです。引越し先の巣鴨の「やっちゃば」は、うちのお寺の隣なのでおなじみなのですが、そうだったのか、ここから引っ越してきたのか……という感じです。
そして、次に目赤不動尊を発見。江戸には目赤、目黒、目白、目青、目黄という色とりどりの不動尊があったという話は知らないではありませんでしたが、こんなところで目赤に遭遇するとは思いませんでした。これは予想外(笑) 目黒と目白は駅名にもあるのでおなじみですが、目赤って……。なんとなく違和感があります。もともとは赤目不動尊だったらしいのですが、赤目なら「妖星伝」の世界ではないかと……(-_-;)
 
この辺りで、「絶対、間違った方向に来た」という確信ができました(笑) そこで目に入った交番で聞いてみると……、やっぱり逆方向(-_-;) しかもずいぶん歩いてきちゃったし。とぼとぼと戻るハメになりましたが、戻り道中にもいろいろなお寺さんがありました。とくにポンポコリンお腹の大きな像が立っていたお寺は印象的。参道もなんとかく風変わりな風情がありました。
 
やっと辿り着いた根津神社。そろそろツツジの季節だから……と思ったのですが、ちょっと早かったようです。咲いている木もかなりありましたが、一面のツツジというお庭を見るためにはあと1週間ぐらい後がいいのではないかという感じ。お天気と気温次第でしょうけど。

 

根津神社はいま改修工事の真っ只中のようで、本殿も門も養生されていて殺風景そのもの。ツツジが満開になるころには、この養生は外されるのでしょうか。せっかく訪れる方々のためにも外して差し上げたいものです(^_^;) 境内をそぞろ歩いていると、露店や屋台なども出ていて、お祭りムードも楽しめました。
 
根津神社を後に、来た道をひたすら戻って再び中山道へ。巣鴨の駅が見えてきた頃にはけっこう疲れ果てていました。今回は巣鴨で宿をとりましょう(笑) 次回はぜひとも戸田の渡しを渡りたいものです。何キロあるのかしら?
 



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2009/04/14  (火) 

八百屋お七

本郷から白山へ向かって歩くと、周りはお寺だらけです。大小取り混ぜて、この辺は本当にお寺の多いところですね。佃煮にするほど……(笑) それぞれのお寺には縁起もありましょうが、全部、訪ね歩いていたら一生、御府内から出られそうもないので、通過します。
 
立ち寄ってみたのは、大円寺。ほうろく地蔵のお寺として知られています。火付けの罪で火あぶりになった「八百屋お七」を供養するために建立されたお地蔵さまで、お七の罪を救うために、熱した焙烙を頭にかぶり、自ら焦熱の苦しみを受けたお地蔵さまだとされています。寄進されたのは1719(享保4)年だといいますから、お七が刑に処されてからずいぶん経って作られたものなのですね。その後、このお地蔵さまは、頭や耳、目、鼻などなど首から上の病気を治す霊験があるというので信仰を集めたものだそうです。
 
大円寺のお墓所は、本堂とは道路を隔てたところにありました。国の指定文化財「高島秋帆の墓」があります。高島秋帆って誰? しかも、「あきほ?」なんて読んで、ちょうどお寺の修復工事に来ていた業者さんらしい人の失笑をかったような気がします(-_-;) 順風満帆なら読めるんですよ〜(笑) 高島秋帆とは、幕末の砲術家。幕府に洋式砲術の採用を建議し、1841(天保12)年に洋式砲術演習を行った人だそうです。明治維新を見ないで亡くなってます。すみません、知らない人です(笑)
 
大円寺を出ると、この近所にやはり「八百屋お七」ゆかりのお寺がもう一つあることに気づき行ってみました。実は行き過ぎていて、バック、バック。本線から曲がり、かなり急な坂道を下りきったところに円乗寺、ここにはお七のお墓があります。お七はそもそも円乗寺のお小姓さん恋しさに火をつけたのでした。芝居の演目になれば、美しい悲恋のお話になりますが、実際はどうだったのでしょうか。まあ、ホントのことなんか、知らなくてもいいといえば、知らなくていいのです(笑)
 
「要するに犯罪者じゃない」「色気づいた小娘が……」などなど、ロマンスに理解のない二人連れは言いたい放題(笑) お墓は3つあり、中央はお寺の住職さんが供養のために建てたもの、右側は寛政の頃に岩井半四郎がお七を演じたのが縁で建てたもの、左側は近所の人が270回忌法要のために建てたもの、だそうです。ご近所の吉祥寺にもお七と吉三の比翼塚がありますが、ここへはちょっと前に行ったのでカット(^_^;)
 
比翼塚とは、心中をした男女を一緒に葬る塚のことだそうですが、「八百屋お七」の場合は、「心中」とは言えないんじゃないでしょうかね?
 



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中山道を歩く2
地域振興券