ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2009/04/03  (金) 

禁煙の流れ

4月から首都圏のJR駅が全面禁煙になりましたね。私鉄や地下鉄はとっくに全面禁煙だったので、「ブルータス、お前もか」状態でしょうか。プラットフォームの端っこで妙に哲学的にタバコを吸っていた人はかなりいましたが、みんな難民になっちゃったんですね(笑)
 
台湾でも喫煙の規制はかなり厳しく、日本と違って喫煙ガラス箱もないので喫煙者に逃げ場はありません。空港や駅など公共の場所はもちろん、ホテルも全面禁煙で部屋での喫煙もダメ、レストランもダメ、喫茶店もダメ、そして屋台もダメ(笑) 台湾での喫煙者はゼロになったのでしょうか? そうはいかないようです、やっぱり。孤独な喫煙者たちは、道路の脇にこっそり(?)置かれている灰皿のところや、小さな路地の壁際なんかでしみじみタバコを吸ってます(笑)
 
ちょっと前までは罰則も相当厳しかったとのこと。それは大ブーイングがあって、多少は緩和されたとか。それが路上の灰皿なのかもしれません。それでも、喫煙者の数は相当数は減っているのではないでしょうか。ダウンタウンへ行っても、「路上でこっそり」派はそんなに見かけませんでした。タバコの値段はチェックしなかったのですが、所得に対してかなり高くなっているのかもしれませんね。
 
日本に来ている私の知り合いの台湾人はほとんどタバコを吸う人なので、けっこう意外でした。いや、もしかしたら、だから日本に来ているのかな。日本でも喫煙者は病人および犯罪者という認識は一般的になりつつあるようですが、「撲滅」じゃなくて「隔離」というわけにはいかないのでしょうかね? 医療費がかかるというなら、喫煙者が喫煙に因する病にかかったときは、医療費は倍ですとか、3倍ですとか、そういう方向性ではいかかでしょうか?(笑)

 



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2009/04/02  (木) 

台湾のトイレ事情

台湾で食べまくって、気がつけば2キロも太って帰ってきました。脂っこいものばかりを食べていたので致し方がないといえば、致し方がない……。また、ちょっとずつ減らしていく努力をしなくては(-_-;)
 
台湾は生水が飲めません。水は買って飲みます。ホテルは、毎日、人数分のペットボトルを用意してくれます。私たちが泊まったのはビジネスホテルようなところでしたが、そこでも用意はあったので、観光客の出入りするようなところでは、たぶん100%用意してくれるのだろうと思います。寒かったくらいなので、あまり水は飲まず、それで十分足りました。足りないときはコンビニで買うことになるようです。
 
コンビニは日本と同じように街のあちこちで見かけます。一番多かったのはセブンイレブン、次にファミリーマートといったところ。もう一つ、地元資本らしいコンビニをときどき見かけました。コンビニで売っているものは、日本とほとんど変わりません。飲料水も「お〜いお茶」など日本の物がたくさんありました。おでんもありましたが、煮卵のようなものが必ずあったのが違いといえば違い。菓子類も日本では見かけないものがいくつかありました。
 
さて、水を飲めば、次に排泄ということになります。台湾のトイレは、現在、ほぼ洋式の水洗トイレになっています。少なくとも観光客が足を踏み入れるようなところは。一つだけ、日本と違うのはトイレットペイパーが流せないことです。浄化槽の性能のせいなのか、水圧が低いのか……。とにかく、使用した紙はすべて備えつけのゴミ箱に捨てるようになっています。ホテルでもレストランでも、ほぼ100%がそのスタイル。
 
はじめは習慣として、つい便器の中に落としそうになり、「おっとっと〜」でした。人間の身体は普通に排泄すれば、そう紙も汚れないものだと思いますが、お腹を壊したりすると大変でしょうねぇ……。紙を流せないというプレッシャーで、便秘気味になってしまう人もいたようでした。
 
ところが成田についてからトイレを使い、「あれ、紙を捨てる場所がない」とキョロキョロした人は私ばかりではなかったようです。そんなことを話している人々の声をけっこう小耳に挟みました。わずか3、4日の滞在だったのに。 しかし、郷に入れば郷に従っちゃう人間の順応性はたいしたものです(笑)
 



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2009/04/01  (水) 

花冷え

寒いですねぇ。本日、台湾から帰ってきました。台湾も例年なら22〜25℃ぐらいはあるそうですが、今日は最高気温が14℃。それでも東京より暖かいといえば暖かいのですが、ついに1日も上着を脱ぐことができませんでした。半袖は1度も着ることがなく、着て行った長袖のシャツにジャケットで着の身着のままのような状態。厚手のパーカーをPCパッキン用にもって行ったのが役に立ったという感じです。それどころか、念のために持って行ったマフラーが大活躍です。
 
成田に着いてみれば冷たい雨。「気流が悪く、揺れますよ〜」とキャプテンから予告されていたわりには、まあ、ときどきふわっと感がある程度で飛行は順調でした。というより、ご飯を食べる以外は爆睡していたので、気づかなかっただけかもしれませんが(^_^;) 毎日、2時3時までPCで遊んでいて、みんなと同じ6時半頃には起きていたので、睡眠不足だったようです。というばかりではなく、自動車だと絶対に寝ないのに、飛行機だと絶対に寝続けてしまう体質かも。毎度、気がつくと到着(笑)
 
台湾での最後の食事は、桃園空港での小龍包。いろいろなものを食べまくった4日間でしたが、気がつけば小龍包を食べていなかったので、名残の食事としました。でも、空港のカフェテリアみたいなところの小龍包はイマイチ(笑) こういうところでは、ハンバーガーのほうが無難かも。
 
成田からはバスで帰ることが多いのですが、行きと同様、初めて電車で帰ってきました。これもずっと眠りっぱなし(^_^;) 自宅のある駅についたら、冷たい雨はますます激しくなっています。もう散ってしまったかなと思っていた桜が、雨に打たれてもまだ元気に花をつけています。次の晴れた日あたりが、絶好の花見日和ということになるのでしょうか。明日? 明後日? 北のほうでは大雪とやら。いくら春の気候は不安定とか、花冷えとかいっても、ちょっと行き過ぎの感がありますね。寒っ、寒っ!

 



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2009/03/31  (火) 

豆乳の朝食

今朝早く、台湾人の友人が訪ねてきてくれ、朝食をご馳走してくれました。地元の人しかいかないファストフードの店に行ったのですが……、メニューがまったく読めません。というか、字は読めても内容がまったくわかりません(笑) 「冷たい豆乳は甘い」、「温かい豆乳は塩味」。友人たちは甘いほう、私は温かいほうを頼んでみました。主食は肉まん(のようなもの)と揚げパン(のようなもの)です。冷たいのは白い豆乳のイメージですが、温かいほうは固まって、ゆるいお豆腐のようでした。

 

 

 

麺類やお粥、サンドウィッチなどもありますが、この「豆乳+揚げパン」の朝食を摂る台湾の人は多いように感じられます。以前にここに来たときは、友人の家に泊まったので、毎朝、朝食は「これ」でした。毎日、食べているとちょっと飽きますが(笑) 食習慣というのはおもしろいものです。白いご飯とお味噌汁ならば毎朝でも飽きないのにねぇ(^ ^;)

 

この人は気功治療の達人で、ホテルの部屋でマッサージをしてもらい、さらに持参してきてくれた高山茶を入れてもらい、ずいぶんまったりした朝をすごさせていただきました。もつべきものはお友だち?(笑) 



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2009/03/30  (月) 

故宮博物院

早起きして、故宮博物院へ行ってきました。台湾は交通費がとても安いので、タクシーを利用。繁華街にあるホテルから故宮博物院まではけっこう距離があったのですが、日本円で800円ぐらい。台北市内を全部つっきっても1,000円そこそこぐらいではないでしょうか。バスや電車にも乗ってみたいとは思いますが、このタクシー代の安さは観光客にとって大変ありがたことです。タクシーは全車、黄色に塗られていて、どこでも歩道にたっただけで1分と待たずに空車が現れ、乗せてくれる感じ。初乗りは220円ぐらいで、たいがいにところへは300円前後で行けます。
 
故宮博物院は相変わらず、いつも混雑しています。今日は月曜日で庭園はお休みとのこと。それでもすいていたほうかもしれません。それでも大型バスが次々と到着していました。海外からの観光客ばかりではなく、国内の人も多く訪れているようでした。初めて行ったわけではないのですが、前回は大昔のことで、もう記憶は定かではありません。はじめの一歩からという感じで隅々まで回ってみました。なんと3時間半以上、歩きっぱなし。出口のコーヒーショップに崩れ落ちたときは足が棒になるとはこのことかと実感しました。広いし、こういう展示物を見て歩くのは待ち歩きよりも疲労度が高い感じです。
 
有名な翡翠の白菜「翠玉白菜」は、「あれ、こんなに小さかったっけ?」と(笑) インパクトが強いのでもっと大きなものと記憶が勝手に修正されていたみたいです。年代別に分けられた陶器、磁器はほんとうに見事。刺繍、織物も目を見張るものがあります。場内撮影禁止なのが残念です。ガイドブックに載っている写真で我慢しましょう(笑) それにしても、細かい細工が多くて驚かされます。中国人って手先が器用なんでしょうか。素晴らしいのですが、装飾過多の感があり、最初は驚き、最後はお腹いっぱいという感じになりましたが(笑)
 



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夜市の食堂
同期の桜