ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2008/02/14  (木) 

野川の水車

風もなく穏やかに晴れていたので、野川公園の近くまで散歩に行きました。野川沿いにはサイクルロードが設けられているのですが、歩くのだったら河原の土の上のほうが足にやさしい感じ。お昼を過ぎてもまだ霜柱が残っていて、踏むとサクサクと音がするのを子どものように楽しんでいました。
 
橋が工事中のところがあって、河原を通してもらえない箇所があります。階段を登ってサイクルロードに出て歩くと、水車があります。何度か通ったことがあり、これはレプリカで本物の水車が近くにあると聞いていました。前にはなかったはずのその「本物はこちら→80メートル」というような案内板が大きく出ていたので、ちょっと寄り道。
 
「武蔵野(野川流域)の水車経営農家」という立て札があり、1808(文化5)年頃作られたという武蔵野地域を代表する営業用水車を公開しています。東京都の有形民俗文化財なのだとか。 武蔵野地域の水車は、江戸期以の降新田開発に伴って数多く設置され、明治末期から大正にかけて大活躍。昭和に入ると機械化が進んでどんどん失われていきましたが、いまも残るこの水車のある峯岸家は1817(文化14)年から5代にわたって「新車(しんぐるま)」と呼ばれる水車を回し続けてきたのだそうです。
 
こっそり覗き込んでみると扉が開いていて、水車の一部が見えます。黙って入っていっちゃっていいのかなぁと、ついつい忍び足になっていると、「見学ですかぁ〜?」と声をかけられました。びっくり。ボランティアの方で、見学者を案内してくれるそうです。
  
野川の河川改修工事により1968(昭和43)年に水車の稼動は停止しましたが、ここには水車だけでなく、峯岸家の母屋や土蔵、物置などの建物や水車用用水路跡「さぶた」などが残っていて、武蔵野地域の水車経営農家を知る貴重な資料になっているのだとか。
 
母屋は1813(文化10)年に建てられたと伝えられているもので、茅葺屋根の寄棟造、4間ほどあって建築面積は75平方メートル。水車装置は1919(大正8)年に大改造されたもので、水輪の直径約4.6メートル、幅約0.97メートル。搗き臼14個(杵14本)、挽き臼2台、やっこふるい2台、せり上げ2台をもつ多機能両袖型の大型水車で、規模・形式ともに武蔵野地域を代表するものなのだそうです。
  
かつての武蔵野地域では米はあまり収穫されなかったので、もっぱら大麦や小麦などの麦類をひいていたとか。水の勢いを増して水車に流し込む装置、エネルギーを無駄にしないで活用する構造、自然を壊すことも汚すこともなく、これだけの仕組みを作るなんて、昔の人ってすごい知恵と技術をもっていたのだなぁと驚かされます。



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2008/02/13  (水) 

冬の空

今日は風が強い一日でした。それも身を切るような冷たい風! 東京はきれいに晴れ渡り、まさにこれが冬型という気圧配置なのでしょう。東京にも(まあ、郊外ではありますが)空があったので、ちょっと切り取ってみました。
 
とても散歩日和とはいいがたいのですが、郵便物を出すために遠征しました。一番近い郵便局に(^_^;) ついでにちょっと買い物。いまはどこでもチョコレートのワゴンがでています。ああ、バレンタインデーなんだなぁ、と。
 
いまだに義理チョコなんていうのがあるのでしょうか。私の周りにはチョコレートをプレゼントするなんて殊勝なご婦人はいませんので(笑) ただ、無類のチョコ好きという人はいて、バレンタインデーが近づくと普段はなかなか手に入らないチョコレートが街にあふれるので、「自分のために」買いまくると言っていました。そういう女性も多いそうです。デブ注意報発令中!



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2008/02/12  (火) 

献血

目覚ましを2つもかけてあったのに、目を覚ましたのは約束の時間の17分前でした。ひぇ〜! 目覚ましは止めた形跡がないので、かなりの音量の中を平気で寝ていたことになります。我ながらすごい! 目覚めて5分後に家を飛び出すという離れ業を久しぶりにやり遂げました(笑) とはいえ、約束の時間に間に合うわけもなく、友人を30分も待たせる結果になったのは当然の成り行きです。

 

その罪滅ぼしに1年半ぶりぐらいに献血をしてきました。何のために誰に罪滅ぼし?という感じですが、因果応報ってことで。まあ、どこかで何かのご縁がありましょう(^_^;)

 

献血ルームの前を通りかかったら、いい年をしたおじ様方が5人も6人も並んで、「お願いします」と選挙のように連呼しているので、まあ、時間もあるし……、ということで。検査とか人間ドッグという類いにはまったく無関心なので、採血できる間はきっと健康なのだろうというくらいのアバウトな健康診断です。

 

ちょっと前までは、献血ってすごく時間がかかって、よっぽど暇なときでないと……、という印象があったのですが、いまは機械に返事する問診からはじまって、採血が終わるまで15分か20分くらいで終わります。これなら、ちょっとの空き時間でもOKですね。

 

海外旅行についてすごくしつこく聞かれるのも最近の特徴のようで。1980年以降、どこへ何日行ったかとかなり詳細に聞かれます。最後に行った外国はどこか、とか。覚えてないよ〜っていう人も多いのでは? BSEの関係でもっとも聞きたいのは「近年、英国に滞在したか」ということらしいので、だったらそれだけ聞いてよね、という感じ。「A国、B国、またはC国に滞在したことがありますか?」と聞けば、NOの人はそれで終わるし、YESの人にだけしつこく聞けばいいじゃない、と思ったのでした。

 

というのは、私の後に来た男性が毎年、2回ぐらい海外旅行をしているらしく、どこに何日、どこに何日とすごーく時間をかけて聞かれていて、最後に「今日の朝ごはんもお昼ご飯を食べてないのであれば、申し訳ありませんが献血はできません」なんて断られていたから。いままでの根掘り葉掘り的質問はなんだったのだろう、最初にそれを聞いてよねって感じですよねぇ(笑)



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2008/02/11  (月) 建国記念の日

クルマを救出(笑)

3日続きのスキーは、故障者にはさすがに過酷なので、みなさんを送り出し、私はひとり温泉療養(笑) ホテルの温泉が24時間営業と聞き、まったく温泉好きではない私なのですが、やることがないので朝から温泉につかっていました。ひとりでのんびり、大きな浴槽を独占するのも悪くはないですね。それにしてもホテルのロビーでひとり待つ身には時間がゆっくり過ぎるなぁ。
 
お昼前、ホテルの前で山口ナンバーの乗用車にスキー板を積み込んでいる人々を目撃。わざわざ長州からいらしたのかしら? そして、これから帰るの? さすがオリンピック開催地の志賀高原、全国区なのですねぇ。
 
今日は3日間の中で、もっともお天気もよく、バーン状況も最高。ゲレンデに出ればよかったなぁという気が……。午前中だけの予定で滑りに行った人たちもなかなか帰ってきません。ようやく、みんなが戻ってきたのは1時半を回った頃。
 
晴れて気温が上がったので、道路の雪もほとんど融け、路面も乾いているところが多くなってきました。それならばと、先週、置き去りにしてきたクルマを木島平まで救出に行くことに。木島平の先週、あんなに降り積もってボコボコ、ツルツルだった道路も宿の入り口と駐車場の一部を除いて、ほとんど乾いた状態でした。まったく山は天気だけでなく、道路状況も1日で変わってしまうようです。

先週、木島平から私を連れて帰ってくれて、今週は木島平まで私を運んでくれた友人には大変な迷惑をかけましたが、まあ、危険と判断してクルマを置いてくる「勇気」を出した自分をほめてやりましょう(笑) 命かけるほどのことでもないですもんね、クルマ1台に。なにはともあれ、救出できてよかったです。肩の荷を一つ下ろしました(笑)
←救出されたクルマ

救出してくれたクルマ→
帰りの高速道路もきれいなものでしたが、とにかく交通量が多くて、多くて。それは行きが混んでいたのだから、帰りも混んで当然でしょう。ちょっとはマシそうな中央道を選択しましたが、それでも要所、要所でノロノロ、挙句の果てにピタリととまるような。出発時はまぶしい日の光にサングラスだったのが、諏訪湖SAで食事をするころには湖は闇に白く浮かんでいました。



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2008/02/10  (日) 

スキー三昧

今日は朝からゲレンデへ。2日間続けてプライベートで滑るのは3年ぶり(笑) 果たして故障だらけの足が持つのでしょうか? 志賀高原は広いので、地理不案内の人間にはなにがなにやら(^_^; あっち、こっち、と、言われるがままに先頭についていくしかありません。左膝と右股関節に故障のある私は、ついていくのがやっと〜。「ブナ平」という、ほんとに平らな緩斜面でするする遊んでいるのが一番楽しかったです(^_^;
 
が、それで許してもらえるメンバーではなく、お昼を食べて「ジャイアント」というちょっと急なところへいくとか。「すみませ〜ん、パスしま〜す」。帰りにまたここを通るというので、レストランで私だけお留守番。ひとりだけ残って座っていると、あとから入ってきたお客さんの「ここ、空きますか?」という声に「すみません、空きません」と答えながら、「早く空けろよ!」という視線が痛いです。
 
やっと窓越しに仲間の姿が見えたので、そそくさと立ち上がり、合流。次のリフトに乗ってから、レストランに携帯電話を置いてきてしまったことに気づき、いま登ってきた斜面を全速力で降り、再びレストランに飛び込みました。携帯電話はあったのですが、まさに面目躍如。このそそっかしさは、なんとかならないものでしょうかねぇ。
 
夜は大宴会で、いない人も当然、欠席裁判です(笑) これまでのさまざまなスキー旅行の失敗談や大会の裏話、笑って笑って笑いまくりました。わがスキークラブには「笑いネタ」を提供しやすい体質の人も若干名いるのです。笑いに感応しやすいお姉さまのひとりは、笑いすぎてお腹の皮がどうにかなってしまい、さらに笑って涙をボロボロ流していました。みなさん、ちょっと寿命がのびたかしら?




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志賀高原へ
1周年