ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2008/03/07  (金) 

コーヒーも……

今日、ドトールに行きました。いつものアメリカンを頼んで、おつりは? いつまで待っていても、おつりはきません。えーっ、20円も値上がりしていたんですか! 3月5日からだそうですね。予告はあったのでしょうが、まったく注意していなかったので、びっくりしました。私のオアシスが……。
 
そういうえば、インスタントラーメンも値上がりしていました。むろん、小麦粉も……。スーパーマーケットの野菜売場も、なんとなーくそれぞれ高くなってますよね。それぞれの値上げは5円、10円、20円といった具合で、「ああ、ちょっと高くなってるなぁ」という感じですが、合計してみれば1ヵ月の生活費はかなり高くなってるんでじゃないでしょうか。中には一気に50円ぐらい高くなっているものもあって驚かされます。ガソリンはもう、高値安定って感じになってますが。
 
そして、コーヒーも。「ブルータス……」って感じです。まあ、コーヒーなど嗜好品ですから、小麦粉などに比べれば高くなってもしょうがない、嫌なら飲むなっていうものなのかもしれませんけど(-_-;)
「なんとかショック」というようなものではなく、気がつくとジワリジワリっていうのも嫌なもの。経済の報道を見聞きすれば、そういう現状であるのは周知の事実なのでしょうが、気がつくと「どんだけぇ〜!」という感じになっています。
 
マックの100円コーヒーはまだ健在なのでしょうか?



縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!
縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!

上に戻る




2008/03/06  (木) 

蒸ししゃぶ

ご招待いただき、本日、生まれて初めて「蒸ししゃぶ」というものを食べました。おいしくて、ひたすらデブへの道まっしぐら。それでもいい! と思ってしまいました(^_^;)
 
鍋の上にセイロをのせ、野菜をたっぷり入れてまず蒸します。野菜が蒸しあがった頃に豚の肩ロースとばら肉の薄切りをのせ、40秒だそうです。時計を見ていたわけではありませんが、お店の方が「もう、大丈夫ですよ」と声をかけてくれたので、さっそく蓋をとると……、おお、すっかり蒸し上がっておいそう! これをポン酢でいただきます。
 
この肉は、北海道の豚なのだそうです。蒸す前に豚肉の刺身をいただいたのですが、「これ本当に豚?」、柔らかくて癖のない味で、写真を撮るのを忘れるくらいおいしかったです(笑)
 
「いのこ屋」というお店なのですが、食材はみんな北海道のものなのだとか。ジャガイモとベーコンのシチューも熱々でクリーミー。そして、お店の方も調理場もホールもほとんど北海道産だそうです(笑) 北海道にはおいしいものがたくさんありますが、豚は知らなかったなぁ。それにイケメンのおにいさんがたくさんとれることも(^_^;)
 
そして豚肉のお寿司。さっとあぶった肉と大葉ですし飯をくるみ、岩塩をほどよくふってあります。これは絶品。とろけるようなおいしさです。本当はここで終わるところですが、セイロのしたのお鍋に蒸した野菜と豚肉のエキスが降り注いでいて、これを食べないのは惜しいじゃありませんか。札幌からやってきたというラーメンを入れて、タレの入った小鉢にスープとともに入れていただきました。
 
最後は北海道の牛乳で作ったというさっぱりしたソフトクリームで仕上げ。そのときは、「まだ食べられるぞ!」という感じだったのですが、帰り道、お腹がいっぱいで死にそうになっている自分に気づきました(笑) おいしいものって、いくらでも食べられちゃうのでコワイです。



縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!
縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!

上に戻る




2008/03/05  (水) 

歌舞伎でもなく

中村勘三郎の特別公演をみてきました。歌舞伎座ではなく、ここら辺のホールで。つまりは、ドサ回りですよね。地方公演か(笑) 1ホール、1日だけの公演です。題目は勘太郎、七之助兄弟の「義経千本桜 吉野山」と、勘三郎、波乃久里子姉弟+坂東彌十郎、七之助で「仇ゆめ」。いずれも踊りが主体になっています。
 
小さなホールで、しかも前から4番目の席。袖から出てくる役者さんとは2メートルぐらいしか離れてない感じでした。いやぁ〜、七之助、きれいです〜! いままでもきれいだとは思ってましたが、近くでみるとホントにきれい。女形としては、私は福助のファンだったりしますが、きれいなだけなら七之助のほうがきれいかも。まあ、若いからお肌のハリも違いますしね(^_^;)
 
中村勘三郎の舞台は、お客さんに笑いを提供しようとしていたり、いつも何か新しいことをやろうとしているみたいで、楽しいですね。この公演は親子きょうだいでやってる感じで、これって家族的とでもいうのでしょうか、それなりにおもしろいです。
 
勘三郎一家は、テレビのメイキングみたいな番組でもときどき見かけます。今日も勘太郎・七之助の後見をやっていた小山三さんは、兄弟が子ども頃から面倒を見てた人なんだな、なんて。そう思ってみれば、なんだか心配そうに見守っているように見えてきたり。いったい、どこ見てるんだよ〜(笑)



縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!
縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!

上に戻る




2008/03/04  (火) 

梅林「浜離宮」

暮れに築地市場を探索したとき、吾妻橋まで水上バスに乗ってみました。水上バスの乗船場は浜離宮の中にあり、船に乗るために通過するだけで入場料を払わねばなりません。本当に通過しただけだったので、300円は高い! と、思ったのでありました。じっくり浜離宮を探訪しようと、今度は吾妻橋から水上バスで下り、入園。船の乗車料金に入場料が含まれていました。やっぱり取るのか(-_-;)<そりゃ、そうだ 

 

水上バスは、小さな水門(築地川水門)を通って、浜離宮の船着場へ到着します。梅林は船着場のすぐそばから始まって、かなり広範囲に広がっています。まだ、つぼみの木も多いですが、まもなく見ごろを迎えようかというところ。7・2分咲きくらいでしょうかねぇ。奥のほうには見事に満開となっている梅もありました。


1本の木で、白い花をつけている枝とピンクの花をつけている枝のある梅を発見。挿し木でもしているのでしょうか。それともそういう品種なのかな? 私ははじめて見ました。

 
前回は足早に突っ切っただけで距離にして何メートル、今回はゆっくり廻ってみたら、ずいぶん広いのです。約25万平方メートル。ありがちな東京ドーム……という言い方だと5.5個分ぐらいですかね?(なんで東京ドームなんだろう、横浜スタジアムだっていいじゃないか!(笑) って、浜スタなら10個分ぐらいです(-_-;) 
  


それほどの広さをもっているのは、もちろん天下の将軍さまの持ち物だったからです(笑) 江戸幕府が開かれてしばらくは将軍家の鷹狩の場だったそうです。1654(承応3)年に甲府藩に譲られ、下屋敷として使用されていたのだとか。甲府浜屋敷、海手屋敷と呼ばれていたそうです。6代将軍家宣の代に、再び将軍家の別邸となり、茶園、火薬所、庭園などが整備されて浜御殿と呼ばれるようになりました。明治維新後は朝廷に取り上げられていて、1946(昭和21)年4月に都立公園として開園しています。
 
東京湾から海水を取り入れ潮入りの回遊式築山泉水庭。「潮入りの池」は潮の干満で景色の変化を楽しむことができるそうな。確かに東京湾に通じる水門がありました。鴨の猟を行うために作られた鴨場と呼ばれる池をはじめて見ましたが、これって鴨にとっては騙まし討ちだわね。私が鴨なら怒ります(笑) 葱背負って来ちゃいそうだけど(-_-;)
   
広々した日本庭園の大きな池に映っているのは高層ビル。なんとも都会的?な風景ともいえるかもしれません。いや、「都会のオアシス」を全面的にアピールしているというか(笑) 旧汐留貨物ターミナルが再開発され、近隣に高層ビル群が林立した結果、このような景観になったそうです。
 
ぐるっと回って、陸地の出口のほうへ向かうと、梅の木に「ヒヨドリ」が来ていました。真剣に蜜をすすっているのでしょうか。傍を人間がぞろぞろと通ってもおかまいなし。ビルと道路ばかりのようなところで、鳥たちにとっては本当にオアシスなのかもしれません。こういうのをビオトープっていうのかな?
  



縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!
縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!

上に戻る




2008/03/03  (月) 

深大寺「だるま市」

毎年、3月3日と4日は深大寺の「だるま市」です。地元では4日は「植木市」と呼んでいるような。3日はほとんど「だるま」のお店が並びますが、4日は「植木」のお店が多くなるからでしょうか。この辺りは造園業が盛んなので、たくさんの植木が所狭しと並びます。かつては庭木になるような「植木」がほとんどだったといいますが、最近は鉢ものが多いように思います。マンションが多くなっているせいかな? 
 
地元の人や露店商の人は、深大寺の「だるま市」と聞くと、「ああ、もう春がきたんだなぁ」と思うそうです。確かに、今日は汗ばむぐらいの陽気で、春の訪れを感じさせる一日でした。黄砂が心配されていましたが、風はあまり強くなかったような。気象情報を見ると長崎あたりは空が黄色だったようにも思えますが、関東はセーフだったようですね。
 
「だるま市」は、今年は平日になりました。人出は少ないのかと思ったのですが、そんなことはありません。大勢の人が訪れていました。でも、売れ行きのほうはいま一つな感じ。売れているのは小さめなものが多いようで、みなさん、お財布の紐は硬そう(笑) 赤いだるま以外にも色とりどりのだるまが並んでいました。おもしろいけど、「らしくない」って感じ。だるまマークの招き猫もあり、なんかご利益を欲張りすぎじゃないですか?(笑)
  
深大寺には百味講という江戸中期からの伝統ある儀式があるそうで、お練行列も行われると聞いて、その時間に合わせていってみました。鐘楼から響くゴーンという荘厳な鐘の音を合図にまずは笙を吹きながらの僧侶が露払い。そして、お清めの水をまきながらの僧侶が続き、纏のあとには地元の檀家連でしょうか、ご詠歌のようなものを歌いながら続きます。

 

そして裃を着た方々が紅白の餅と梅の枝を飾った三宝をささげながらやってきます。しかし、スーツの上に裃って……。できれば和服にしてもらいたかったなぁ〜(^_^;) 

 

短い距離ですが、境内を練り歩いて元三大師宝堂へ向かい、ここで百味供養が行われます。もともとは旧暦1月3日の元三大師の命日に行われていたものが、新暦にあわせてこの時期になったそうです。
 
だるまの左目は「阿」を、右目は「吽」をあらわしており、左目は願いを込めて、右目は感謝を込めて描き、納めるそうです。元三大師宝堂の近くにある開眼所には、お寺さんに開眼にしていただこうという方が列をつくっていました。

 

その向かいには納所があり、1年間お世話になっただるまを納める方々がひきも切らず。納所は斜めになっていて、御用を収めただるまさんがゴロゴロと坂を下っていく音が聞こえ、なかなか興があります。

 



縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!
縁起物のお買い物なら縁起堂本舗へ 送料無料&最大3割引!

上に戻る




江戸流しびな
シルクロードを走る