ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/10/16  (火) 

動物慰霊塔

深大寺の続きになりますが、ここには動物霊園があります。萬霊塔はペットの納骨場所になっているらしいです。数万体が納められているとか。霊園の前には「愛犬○○」などと書かれた幟がたくさんはためいていました。数年前に来たときは、こんなに派手な幟は立っていなかったような気がします。やはり空前のペットブームといわれるだけあって、ペットをちゃんと供養しようという人も増えているのでしょうね。1963(昭和37)年にできたそうですが、除幕式には動物を代表してコリー犬が綱を引いて除幕したそうです。40年も前からあったんだ!
 
いわゆる葬儀というのでしょうか、納骨には50万円近くかかるような高級仕様もあるようです。お骨ロッカーというのでしょうか、そういうものの使用料が、いちばん高級なものでは年に1万2,000円もかかるのだとか。「も」は、ペットがいなくて、しかも貧乏な私の主観的な「も」かもしれませんね。家族と思っていた方々には、安いと思うのかも。普通コースではじめに2〜3万円程度、あとは管理料が2年で6,500円だそうです。
 
供養塔は古代ラマ塔をイメージして、三十三法輪を持つ六角形なのだとか。高さは30メートルほどもあり、なかなかの威容です。動物好きの人にとっては、動物霊園とか慰霊塔の存在は常識で、いまごろ「すごく立派なものがあるんだなぁ」なんて感心しているのは不勉強なのでしょうね。私の行ったときも、熱心に祈っていた人がいました。
  
ペットのお守りや迷子札のようなものがありますが、こういうものにかなり人気が集まるのは、それだけペットを飼っている人が増えているし、大事にしている人も増えているのだろうなということをうかがわせます。

  



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深大寺散策
福泉寺(甲斐霊場23番)