縁日やお祭りって、探してみると毎日のようにどこかでやっているものですね。フラフラと縁日に出かけていくことが多くなったので、出かけていった縁日のご紹介をします。あなたもお出かけになった縁日の情報を教えてくれませんか?

目次 ★ 気まぐれ縁日ガイド

 
湯島「梅祭」
港区の「いもいも」さんから、湯島の梅祭の情報をいただきました。………...
二の酉「鷲神社」
鷲神社は天日鷲命と日本武尊をお祀りした神社で、11月の例祭は「酉の市...
酉の市「鷲神社」
港区にお住まいの「いもいも」さんは、酉の市発祥の地といわれる浅草の鷲...
川越まつり
川越氷川神社の神幸祭は、「川越まつり」として定着しています。すっかり「...
愛宕神社「出世の石段祭」
愛宕神社の例大祭は、2年に1度「出世の石段祭」として、目もくらむよう...
谷保天満宮「例大祭」
谷保天満宮は東日本最古の天満宮で、亀戸天神社・湯島天満宮と並び関東...
赤坂氷川神社「例大祭」
いまをときめくITビルに囲まれたような一角に、こんもりとした緑の氷...
芝大神宮「だらだら祭り」
芝大神宮の祭礼は、2007年の場合、9月11〜21日の11間開催されます。長い...
牛嶋神社「大祭」
2007年は牛嶋神社の5年に1度の大祭の年に当たります。今年はとくに御鎮...
冨士浅間神社「吉田の火祭り」
8月26日に行われる富士吉田市の「吉田の火祭り」は静岡県島田の「帯祭り...
千葉神社「妙見大祭」
「妙見大祭」またの名を「だらだら祭」といいます。毎年、8月16日から22...
烏森神社「いっとき祭」
正式には鵠沼皇大神宮例祭といいますが、境内には樹齢600年を超える巨木...
神楽坂「阿波踊り」
東京都にお住まいのMさんから、神楽坂まつりの情報をいただきました。...
大国魂神社「すもも祭」
大国魂神社(東京都府中市)の「すもも祭」は毎年7月20日に開催されます。...
川崎大師「風鈴市」
今年で第12回目を迎えた川崎大師「風鈴市」。全国から集められたさまざま...
茅ヶ崎「浜降祭」
「浜降祭」から、茅ヶ崎の夏がはじまるといってもいいかもしれません。海...
法多山尊永寺「万灯祭」
高野山真言宗法多山尊永寺(静岡県袋井市)は、正観世音菩薩をご本尊とし...
浅草寺「ほおずき市」
夏の風物詩として人気のある浅草寺の「ほおずき市」は、もともとは「四万...
鬼子母神「夏市」
朝顔市に行ってみました。朝顔市といえば、「恐れ入谷の……」というわけで...
「湘南ひらつか七夕まつり」
神奈川県平塚市で行われる七夕の祭り。関東三大七夕祭の一つといわれま...
浅間神社「お富士さん植木市」
浅間神社の例祭日は富士山山開きの日の7月1日ですが、その縁日とされる...
浅草神社「三社祭」
浅草寺縁起によれば、628年3月18日に隅田川で投網をしていた、檜前浜成...
神田明神「神田祭」
神田祭は、延宝年間までは毎年斎行されていたということですが、以降は山...
大国魂神社「くらやみ祭」
「くらやみ祭」が行われる大国魂神社(東京都府中市)は、かつて府中に武...
高幡不動尊「春の例大祭」
不動明王の縁日は28日。高幡不動尊として親しまれている真言宗智山派別...
深大寺「だるま市」
深大寺(東京都調布市)の正式名称は、天台宗別格本山浮岳山昌楽院深大寺...
豊川稲荷「旧正月」
豊川稲荷(愛知県豊川市)は「稲荷」といいますが、実は神社ではなくお...



2007/07/08  (日) 

鬼子母神「夏市」

朝顔市に行ってみました。朝顔市といえば、「恐れ入谷の……」というわけですが、ここにも朝顔があるというので、雑司が谷の鬼子母神の夏市に。しかも朝顔というくらいで朝が勝負だろうというのに、昼過ぎに行ったので、市はもう終了モードでしたが。小さなお堂で、6、7、8日の3日間の最終日で、しかも午後とあれば朝顔を並べているお店は少なく、食べ物やおもちゃを売る露店もだいぶ撤退したあとのようでした。

 
駅の名前は「きしぼじん」ですが、この神様の名前は「きしもじん」と呼びます。鬼子母神は安産、子育の神様として広く信仰の対象となっています。鬼子母神は中国では夜叉神の娘で訶梨帝母(かりていも)と呼ばれます。

  
千人の子どもを産みましたが、その性質は凶暴で、近隣の幼児をとって食べるので、人々から恐れられていたとのこと。そこでお釈迦様が、その末の子を隠してしまったそうです。すると、訶梨帝母は夜も日もなく嘆き悲しむので、お釈迦様は、「千人のうちの一子を失うもかくの如し。いわんや人の一子を食らうとき、その父母の嘆きやいかん」と戒めました。訶梨帝母は過ちを悟り、お釈迦様に帰依して、安産、子育の神となることを誓ったそうです。盗難除けの守護ともいわれます。
  

鬼子母神は、入谷の真源寺(東京都台東区)、雑司が谷の法明寺鬼子母神堂(東京都豊島区)、法華経寺の鬼子母神(千葉県市川市)などが有名です。縁日は毎月8のつく日(8日,18日,28日)。雑司が谷の法明寺は、7月の縁日を朝顔なども売りに出ている夏市となっています。
  

鬼子母神の「鬼」という字の表記は、お釈迦様の導きで改心したということで、お寺によっては、「角を外した」という理由で、上に点が無い字を使うところがあります。雑司が谷の鬼子母神像は、鬼形ではなく、羽衣をつけ、幼児を抱いた菩薩様のお姿なので、点のつかない鬼の字を使っています。室町時代にあたる1561(永禄4)雑司の役にあった柳下若挟守の家臣、山村丹右衛門が清土(いまの目白台付近)から掘りだし、星の井で清め、お寺に納めたものといわれています。
○アクセス/都営荒川線「鬼子母神」下車徒歩

記/2007年7月8日

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2007/07/07  (土) 

「湘南ひらつか七夕まつり」

神奈川県平塚市で行われる七夕の祭り。関東三大七夕祭の一つといわれます。

 
七夕祭は、中国の牽牛織女の伝説からはじまり、日本へは書道の上達や恋愛の成就を祈る風習として伝わりました。江戸幕府が年中行事に取り上げたため全国に普及し、各地域によって特色のある七夕祭が行われています。
 

平塚の七夕祭は、「湘南ひらつか七夕まつり」と名づけられ、竹飾りの豪華さは日本一といわれています。1カ月前に「湘南ひらつか織り姫コンテスト」が行われ初日(2007年は7月5日)には織り姫披露パレードが行われ、竹飾りコンテストなども開催されています。ます8日の最終日まで、七夕飾りはライトアップされ、消灯となる午後9時30分(最終日は9時まで)まで多くの人々で賑わいます。
 

メインストリートの商店街通りは、数百メートルに渡って思い思いにに趣向が凝らされた大小さまざまな竹飾りが展示されています。露店の数も多く、関東、東海、上信越からももっとも多くの露店商が集まるイベントだそうです。家族連れが多いことから、食べ物のほかには揚げ風船などの商いが目立ちました。

  

○アクセス/JR東海道線「平塚」下車徒歩
記/2007年7月7日(この日のブログはこちら)

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2007/06/30  (土) 

浅間神社「お富士さん植木市」

浅間神社の例祭日は富士山山開きの日の7月1日ですが、その縁日とされる植木市は5月と6月の最終週末の4日間に行われます。2007年の植木市は5月26、27日の両日と、6月30日、7月1日の週末に行われました。富士山にある浅間神社にゆかりのある「富士」を祭った神社の祭礼で「お富士さん」と呼ばれる祭日に附随した市です。
  

昔の祭日は5月晦日(みそか)と6月朔日(ついたち)だったのですが、明治以降は富士山の山開きが7月1日と決められたので、6月晦日と4月朔日にも行われるようになり、最近ではその近辺の週末ということになっています。とびとびで合計4日間行われるというのも珍しい祭日です。
   

当日は、周辺の道路が車両通行止めになり、道路沿いに緑深い植木鉢や色とりどりの草花を商う露店が立ち並びます。別の一角には縁日にはおなじみの焼きそばやチョコバナナなどの食べ物の露店や水ヨーヨー、金魚すくいなどの店も出ています。昔懐かしいというか、はじめて見たというか、昔スタイルの金魚すくいの露店も見つけました。
  

市が広がる地域と浅間神社がちょっと離れている感じで、植木市を見て回りながら、「ところで神社はどこ?」ということになるかも。浅間神社自体は小さなお社で、境内に市が立つ余裕はないと申しますか……。6月の植木市の頃はちょうど各地の神社で行われる「茅の輪祓い」の頃に当たっていますから、境内には茅の輪が設けられています。これでいっぱいいっぱいというような小さなお社です。

 

○アクセス/都営地下鉄浅草線「浅草」、地下鉄銀座線「浅草」、東武伊勢崎線「浅草」駅下車徒歩
記/2007年6月30日(この日のブログはこちら)

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2007/05/20  (日) 

浅草神社「三社祭」  浅草神社「三社祭」

 

浅草寺縁起によれば、628年3月18日に隅田川で投網をしていた、檜前浜成・竹成の兄弟が漁網の中に発見した観音世音菩薩の像を祀ったのが浅草寺の始まりといわれています。郷土の文化人であった土師真中知にこのことを話したところ、土師氏は観世音菩薩の功徳について語り、間もなく剃髪して僧となり、自宅を改めて寺(浅草寺)とし、この観音像を祀って土地の人々の教化に生涯を捧げたといいいます。土師真中知の没した後、土師真中知と檜前浜成・竹成兄弟の三人を神として祀ったのが三社権現社(浅草神社)の始まりであるとされます。

 

明治維新の神仏分離令により浅草寺と分けられ、1868(明治元)年に三社明神社と改められ、1873(明治6)年に現在の名称となりました。「三社さま」として親しまれている浅草神社ですが、この三人の神様をお祀りしたことからそのように呼ばれるようになったものです。
1972(明治5)年から5月17、18日の両日に祭礼を行い、氏子各町に神輿の渡御を行うようになったそうです。現在では 交通事情や各町の情勢変化で、慣例通りの大祭執行が不可能となり、1963(昭和38)年から17、18日に近い週末に行うようになりました。

 

2007年は5月17日(木)の本社神輿神霊入れの儀 からはじまり、18日(金)にお囃子屋台・鳶頭木遣り・びんざさら舞・白鷺の舞などが行列をつくって浅草の町を歩く大行列。19日(土)お神輿100基が浅草神社でお祓いを受けて各町会へ渡御する氏子各町連合渡御。20日(日)は午前6時に神社の大神輿三基が発進。所定の氏子各町に渡御したあと、午後8時頃、神社の神輿庫へ宮入りする本社神輿各町渡御。4日間の祭りで例年150万人を超える人々を集めるといいます。

  

境内にはたくさんの露店が立ち並んでいます。やはり食べるものが多いのですが、懐かしい水ヨーヨーや金魚すくいなどの店もでています。

 

○アクセス/都営地下鉄浅草線、東京メトロ銀座線、東武伊勢崎線「浅草」駅
記/2007年5月20日(この日のブログはこちら)

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2007/05/13  (日) 

神田明神「神田祭」  神田明神「神田祭」

神田祭は、延宝年間までは毎年斎行されていたということですが、以降は山王祭(赤坂/日枝神社)と隔年で斎行することになっています。江戸幕府の庇護を受け、江戸城内に祭礼行列が練りこむことが許されていたことから、いつからか「天下祭」と称されるようになりました。江戸時代から「日本三大祭り」「江戸三大祭り」の中に数えられる全国的に有名な祭のひとつです。

 

1週間に渡ってさまざまな行事が繰り広げられます。今年は5月10日、夕闇のなか、白装束姿の神職により御本殿から御祭神の御霊を神輿へお渡しする行事からスタート。この厳かな神事から神田祭がはじまります。12日には木遣りの声が響き渡る中、神輿をはじめとする祭礼行列が氏子の町々へと出発。途中から、氏子神輿や附け祭りの曳き物などが加わり、数万人規模の大行列になります。
  

13日は各氏子町会神輿が、一日かけて次々と神社へ宮入参拝。約100基あるそうです。また、宮入だけではなく神田、日本橋、秋葉原、大手丸の内でも200基もの神輿がいっせいに担がれるとか。この日は都心がすっかり神田祭一色になります。そして、17日には氏子代表600名が参列して、例大祭の神事が行われ、神田祭は終了。祭の舞台は三社へとバトンタッチされることになります。

  

 

○アクセス/JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅、京浜東北線・山手線線「秋葉原」駅、東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅、千代田線「新御茶ノ水」駅、銀座線「末広町」駅、日比谷線「秋葉原」駅
記/2007年5月13日(この日のブログはこちら)



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