2007/05/15 (火)
ニコライ堂
ついでのついで、なんて言ったら怒られちゃうな、地下鉄を目指して歩く途中でニコライ堂に立ち寄りました。ニコライ堂は日本ハリストス正教会の本部で、正式名称を東京復活大聖堂といいます。日本に東方正教会の教えをもたらしたロシア人大主教、聖ニコライにちなんでニコライ堂と呼ばれているそうです。
大きなドーム型屋根が特徴で、前を通りかかったことはもちろんあるし、かなり遠くからも見えるので(高層ビルの少なかった頃は、目印になっていたそうです)、建物はおなじみなのですが、中に入ったのははじめてでした。
ビザンティン様式の荘厳な建築で、聖ニコライの依頼によりロシアの建築家ミハイル・シチュールポフが設計、1891(明治24)年に竣工したそうですが、1923(大正12)年9月1日、関東大震災で上部が倒壊、1929(昭和4)年に塔を低くするなど、外観の一部が変更されたうえで復興。
内部は撮影禁止です。
敷地内には神学校、信徒会館であるニコライ会館、伝道会などに使われる旧ニコライ学院、東京大主教館、聖ニコライ記念聖堂があるそうです。この日は日曜日だったからでしょうか、何かの勉強会や賛美歌の練習が行われていました。
礼拝堂は、淡い光が差し込み、聖者の絵などがローソクの灯に映し出されて、自然に頭が下がるような雰囲気です。足音など立てないように!
拝観維持費(ろうそく代)として見学料300円を支払うようになっていますが、ちゃんとローソクをくれるので、自分で火をともしてささげることができます。