ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/05/03  (木) 憲法記念日

深川不動尊

富岡八幡宮のお隣にあるのが、深川のお不動様として親しまれている深川不動尊。ここは成田山新勝寺の支店?

 

不動尊信仰が広まっていった江戸、元禄時代に新勝寺のご本尊、不動明王が出張してきてくれて、江戸でご開帳が行われたのが深川永代寺境内。現在の深川不動堂のあたりなそうな。そんなことから、深川不動尊が生まれたらしいです。

 

 

関東大震災と太平洋戦争の両方で本堂が焼け、1951(昭和26)年に印旛沼のほとりに建っていた、1862(文久2)年に建立された龍腹寺を移築したのが現在の本堂だそうです。江東区最古の木造建築だそうですが、なんだか近代的な建物のように感じられます。それはきっと、本堂に続いて建てられている内仏殿がエレベータがついていたりして、ピッカピカに真新しいものだからでしょうね。ここは21世紀になってから建てられたものらしいので。

 

ここでは、四国八十八霊場の「お砂」を納めた部屋があり、ぐるっと回ればプチ巡礼ができてしまう「四国霊場」があります。内仏殿4階に安置されているご本尊の前では1年365日法要が営まれているということで、その映像が入り口近くのモニタに映し出されています。200体を越えるという仏像が安置されている、実に荘厳な感じのお部屋です。

 

お隣同士の不動様と八幡様、なんとなく八幡様のほうが身近な感じがするのは、単に好みの問題でしょうかね。



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2007/05/02  (水) 

富岡八幡宮

深川といえば、八幡様ですね。富岡八幡宮にも足を運んでみました。「あかね空」の永吉やおふみが一心に拝んだ八幡様ですから(^^ゞ

 広っ!

 

境内はとても広くて、いまの季節ですから、うっそうと木々がおいしげっています。富岡八幡宮は1627(寛永4)に御神託により創建された神社だそうです。以来、「深川の八幡様」と人々に親しまれてきました。江戸庶民信仰のメッカともいえるのではないでしょうか。現在でも毎月1日、15日、28日は縁日としてにぎわっています。この日に行かなかったのは残念。

 

   伊能忠敬の像もあります。

 

富岡八幡宮は江戸勧進相撲発祥の地としても有名1684(貞享元)から約100年間にわたって境内で本場所が行われていたそうです。境内の片隅には歴代横綱の顕彰碑が建てられています。新横綱が誕生したときには相撲協会立会いのもとに刻名式が行われ、新横綱の土俵入りが奉納されるそうです。そんなときにも行ってみたいものですね。



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2007/05/01  (火) 

深川江戸資料館

再びモモタロウに手を引かれて、深川江戸資料館(東京都江東区)に行ってきました。けっこうたくさんの人が来ていましたよ。大型連休を海外で過ごさない人たち(笑)

 

規模としては小さいのですが、江戸時代の深川の街並みを想像して復元したという展示は、座敷に上がったり、蔵に入りこめたりできるようになっていて、なかなか楽しめるものでした。八百屋の店先にはちゃんと大根が、米屋の店先にはちゃんと米が売られてるし。屋根の上で昼寝をしている猫がときどき「にゃ〜」という声を上げるのが愛嬌があります。

 

別室では、このときは深川の町を描いた漫画や風景画の展示をやっていて、落語を題材としたものなどもあり、こっちもおもしろかったです。


  

この近くには松平忠信の墓所のある霊巌寺という歴史に残る立派なお寺や、路地の片隅に出生不動なんかもあります。ちゃんとお賽銭を投げて、出世をお願いしてきました? 出世ってなに……。

 

資料館の向かいの「深川宿」という店で「深川めし」を食べてきました。実は、こっちが主要な目的だったりして(^_^;)  あさりとねぎを味噌味で煮たものをご飯にかけたいわゆる深川丼と、あさりのしょうゆ味の炊き込みご飯がセットになったものを食べたのですが、どっちもどんぶりというか、茶道のお茶碗のような大ぶりの茶碗で、一食で二食分のご飯を食べた〜。おなかいっぱいです〜。

 

かつて猟師が短い時間でかきこんだっていうものですから、おいしかったけど、まあ、グルメリポーターが目を丸くするようなものでもありません(笑) 予想していたより、値段のほうもけっこうなお値段で。貧乏人にとってはランチに2100円は清水の舞台からダイビングです。でも、せっかくこれを食べに来たんだから、ね。お店が小さいので、行列になってました。富岡八幡宮の中にも同じお店があり、こちらは外の縁台で食べられるようになっていたので、こっちのほうが並ぶ時間が少なくてすむかも。



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2007/04/30  (月) 振替休日

多摩モノレール&浅川

ついでにもうひとつ高幡不動方面の話題を。高幡不動尊から石田寺まで、歩いていける距離ではありますが、あちこち壊れている年寄りでもあるので、多摩モノレールに乗ってみました。ずいぶん前から走っているような気はしますが、乗ったのは初めてです。
車体に動物の絵が 

ガキが……失礼、お子さまが多いなぁと思ったら、これは多摩動物園に行くのに便利な交通機関なのですね。静かにすーっと進む感じで、なかなかよい乗り物です。

石田寺は、浅川のすぐそばにありました。多摩川に注ぐ一級河川ですよね? 昔はちょくちょく氾濫して、歳三の生家も洪水で流されたそうですが、すっかり整備されてのどかな風情をみせています。けど、多摩川よりは緑が少ない印象でした。川幅が狭いからかな?
 

以前にこのあたりに行ったときは、JR日野駅で降りたのですが、京王線の高幡不動のほうが便利かな。日野駅から行くとおいしいお蕎麦屋さんに寄れるんですけどね。



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2007/04/29  (日) 昭和の日

石田寺

高幡不動まで行ったので、ついでに?新義真言宗愛宕山地蔵院石田寺(東京都日野市)まで足を延ばしました。そうです、新撰組の土方歳三の墓所があるお寺です。土方家の菩提寺は高幡山金剛寺(高幡不動)で、歳三の位牌も金剛寺本堂の大日堂に納められているそうですが、土方家の墓所は金剛寺の末寺だった石田寺にあり、ここに土方歳三義豊の墓石も立てられているのだそうです。

  歳三の墓

といっても、遺骨が残っているわけではないので、記念碑みたいなものですね。
日野で石を投げれば、土方さんに当たるっていうくらい、ここらへんには多い名字ですが、他の土地の人にこれを「つちかた」とか「どかた」とか読まれないために一番功績があったのが歳三さまかも。

 

むかしは石田村だったところも、いまはすっかり新興住宅街。その中で大きな家があると表札はやっぱり土方さんです。近くに土方歳三資料館があり、ここには歳三さまお手植えの矢竹があるそうですが(今日は開館日ではないので行きませんでした)、この辺の大きな家の中には細い竹が植わっている家もあり(やっぱり表札は土方さん)、この辺の歴史はよく知らないのですが、八王子千人同人の地侍の流れをくむ一族なんでしょうね。

 

住宅街の一角に「とうかん森」と解説された小さな祠がありました。目立たないけど、こういうものが残ってるのはすごい! きっと歳さんも手を合わせたことがあるのではないでしょうかね。

 貴重なものが残ってました



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高幡不動尊、春の大例祭
神宮球場