ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2009/03/12  (木) 

越生梅林

今日は越生梅林に行ってきました。おなじみの「みきデザイン工房」のステンドグラス作家のみなさんが、ガラスの買出しにいくというのでおつき合い。はやい話がアッシーです(^_^;) このガラス屋さん「ガラスランド」から越生梅林は徒歩1分。窓から梅林が見渡せるという好立地なので、みなさんがガラスを選び、お仕事をしている間に私は梅林見物としゃれこみました。
 

越生梅林へ行ったのは3回目で、初めてのときはもう花はほとんど終り、2回目は早すぎて開花は数輪。今年は3度目の正直で、ちょっと遅い感じではありますが、まあまあ、これまでの中では一番、梅林らしい風景が展開されていました。ぎりぎりセーフぐらいかな。
 
初めて越生梅林を見たときは「すげっ!」と思いましたが、吉野梅郷に比べると平らな地形なので、眼下に見下ろすアングルがないのがもの足りない感じがします。どこかに俯瞰する装置がほしいなぁなんて。梅の木の下をそぞろ歩く感じです。とはいえ、今日はお天気がよかったので、見上げると青空をキャンバスに白い花がくっきりと浮かぶのは絵画的です。
 
梅林の中では、いろいろな種類、いろいろな大きさの梅干を売っています。梅干だけではなく、梅の盆栽もさまざまな色や形のものが並べられていました。農産物やこのあたりの特産品も。手作りのタクアンなどもあり、ちょっとつまませていただきました、なかなかおいしかったです。梅干は、我が家にも趣味で漬けている御仁がいるので買わず、梅味のゴマのふりかけを購入してきました。まだ食べていませんが、おいしそうです。
  

吉野梅郷でもそうでしたが、公園とか梅林とかの区画の外側、個人のお宅の庭や畑、山林などに咲いている梅の木々がなかなかいいですね。ただ梅だけが並んでいるのではなく、畑の緑や、林の深い色などがあるために、かえってコントラストとして美しいのかもしれません。
梅のお花見もいいですが、朝が早いのがトホホ(笑) 自慢じゃ〜ないが宵っ張りの朝寝坊が持ち味の私としては7時前に起きなければならないのは大プレッシャー。目覚まし時計5個をセットして、やっとやっとです(^_^;) そして、クルマで幹線道路に出たら、なんと大混雑! 遅刻してはいけないと中央道に飛び乗ったら、こちらも渋滞。ああ、通勤時間帯であるのだと……。こんな時間に都内に出ることはほとんどないので、読みが甘かったようです。なんとか時間には間に合いましたが、やっぱり早寝は起きは重要な生活習慣かもしれないと、密かに凹んだのでした(笑) 帰ってきてご飯を食べたら、うっかり転寝。けっきょく宵っ張りの繰り返しに……。規則正しい生活は、あきらめたほうがよさそうです(^_^;)
  



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2009/03/11  (水) 

花粉はいつまで?

今日、すごーく久しぶりに会った友人が花粉症でズルズルしていました。「あの人はいま……」的な話も楽しかったのですが、見ているだけでもつらくなるようなグチュグチュです。帰ってきて、夕方、友人から電話をもらいました。こちらもズルズル。電話なのに、潤んだ真っ赤な目と、グチュグチュの鼻水が見えるようなお気の毒な状態。夜、別の友人から電話が。こちらもまた……。そういえば、明日、会おうとしている人も……。
 
5人いたら、3人は花粉症で苦しんでいるような割合ではないでしょうか。私は「花粉症にはならないことに心を決めておりますから」とか言って、「花粉症になるのは気合が足りない!」などと優位性を誇っておりますが、もはや冗談を言っている場合ではないくらいに花粉症が世の中を席捲していますね。ある意味、花粉症になっていないのは流行遅れ?(^_^;)
 
それにしてもみなさんの惨状を見ていると、「デビューしたくない!」と思います。デビューを果たした人も、なりたくてなったわけでもないでしょうが。こうなると、デビューはしていなくても、誰もがすでに舞台の袖で立っているようなものですよね。いつスポットライトが当たってしまうか……。今年はセーフでも来年のことはわかりません。
 
花粉を防御する鼻栓が発売されたそうです。外からはほとんど着けていることがわからないのだとか。もう、マスクじゃ間に合わないのですね。そして、ゴーグル状のメガネもはるそうです。大きなマスクをして、ゴーグルをかけて、帽子を目深にかぶり……、「まるで怪しい人みたいじゃないですか!」とモモタロウはいいますが、この際、恥も外聞もありませんよ。
 
職務質問でもされたら、マスクを取って、くしゃみの一つもしてみせれば無罪放免は間違いなしです。それより、そんな格好のできない交番勤務のおまわりさんの同情してあげたいもの。あと10日か2週間もすれば、花粉の嵐も収まるようですね。花粉症のみなさん、もう少しの辛抱。頑張って!
 



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2009/03/10  (火) 

吉野梅郷

青梅市にある梅園、吉野梅郷へ行ってきました。運動不足解消の意味もあって電車で行ったのですが、遠かった〜。中央線に揺られ、立川で青梅線に乗り換え、青梅で単線の多摩線にさらに乗り換え、「日向和田」という駅で降りて徒歩10分あまり。日向和田は「ひなたわだ」と読みますが、鄙の日向という感じで駅舎も可愛らしく、梅祭り開催時以外はきっとひっそりと駅をやっているのだろうと思わせるたたずまいです(笑)
吉野梅郷は丘陵地帯にあるので、てっぺんから見下ろす梅林の広がりは見事。桜は一面の薄ピンクという感じになって、それはそれで美しいものですが、梅は白、薄いピンク、濃いピンク、赤というさまざまなコントラストが緑の木々の間に広がるのがなんとも華やかな風景です。日本人は桜を好み、中国人は梅を好むといわれますが、いやいや日本人だってなかなかの梅好み。平日だというのにけっこうな人出でした(^_^;)
 
青梅市がもっている梅の公園には約25,000本の梅が植えられているそうです。普段は入場無料ですが、梅祭り開催中は200円。まあ、これだけの梅の木を管理したり、ご案内の人が出ていたりするのですから仕方がないですね。東京都内ですが、都心部より標高が高いからでしょうか、いまが満開! 露店やみやげ物店も出店していて賑わいを見せています。

  

日曜日には、郷土芸能や野点、琴の演奏などのイベントも行われるとか。間の悪い私にしてはタイムリーヒットでした。梅林の中に、「さんしゅ」も存在感を際立たせていました。ピンク系の公園の中に唯一、黄色い花が輝いています。

 
この公園のほかにも、オープンガーデンと称してお寺や個人のお庭が解放されていて、梅をはじめさまざまな花が目を楽しませてくれます。駅へ向かう途中のお宅の庭に咲いていた「みつまた」は、1本の木に白い蕾、黄色い花、赤い花と3色がちりばめられていてユニークな姿を見せています。なかなかおしゃれ心のある木で、道行く人の足を一様に止まらせるコツを身につけているようです(笑)

青梅や奥多摩には平将門の伝説が伝えられています。平将門の乱というくらいで、朝廷にとっては反逆者ですが、関東の人にとっては英雄。もっとも有名な伝説は金剛寺の伝説です。金剛寺に、夏を過ぎても青い梅がなっている梅の老木があり、将門が植えた梅と伝えられています。 戦に破れて青梅に逃れた将門が、一枝の梅をさして「私の願いが成就するのならば芽をふけ」と言ったところ、梅は芽をふいて成長し、成熟しても青いままで落ちない梅を実らせてたとか。それが、この地を青梅と呼ぶようになった由来だとか。青梅はマラソンなどで昨今、けっこうメジャーになっていますが、「あおうめ」だと猛毒ですよね(^_^;)
 

 
駅までの道筋には「着物博物館」もありました。武家の婚礼衣装や元皇族の衣裳などが保存、展示されているとのこと。着る物にあまり興味がないので、入館料800円を惜しみました(^_^;) 外に並べて売られている藍染めの衣類や小物だけを見て満足。草木染の作務衣に心ひかれましたが、こんな経済情勢ですもの、財布の紐は緩めるわけにはいきません。って、3,800円も入っていなかったかも(-_-;)

多摩川の上流の流れも清らかに春の訪れを喜んでいるような。写真には撮れなかったのですが、水の上を真っ白なゴイサギが羽を広げて優雅に飛んでいる姿は思わず立ち止まって見とれるほどです。

 



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2009/03/09  (月) 

春を探して

もう、4日も家から一歩も外に出ていないことに気づきました(-_-;) 先週の月曜日から、靴を履いた日は1日だけ。なんだか脚の筋肉がなくなっていくような。このまま車椅子にはなりたくないので、夕方になって郵便局まで出かけていきました。駅2つ分を歩いて本局まで。といっても隣の駅が見えるんじゃないかと思うような私鉄の駅ですから、せいぜい1キロ半ぐらいですが。
 
ずっと家の中にいると気温の変化がわかりにくいので、お天気が悪いから寒いかなと思って冬装備で出かけたら、けっこう暖かくて、「もう春なのだなぁ」と。普段は通らないような住宅街の狭い道を歩いてるとひっそりと窓が閉ざされている家の庭にピンクの可憐な花が開いていたり、どこからともなく花の香りが漂ってきたりします。「やっぱり春なのだなぁ」。
 
もう夕暮れどきに近かったので写真は撮れませんでしたが、白モクレンの大木が見事な花をつけているのを発見。なんだか薄暗いところだなぁと思えば、もう誰もいない学校。桜の古木が早く咲きたがっているように枝を広げていました。学校と桜って、つきもののようですね。そういえば、私が学んだ寺子屋にも樹齢100年という大きな桜の木が校庭を占領していました。根元に死体が埋まっていたのでしょうか(笑)
 



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2009/03/08  (日) 

かみさん

最近は、男の人が自分の配偶者を第三者に伝えるときに「嫁」というのをよく聞きます。これは近畿圏の語彙なのでしょうかね。関東では、これまではあまり使われてこなかったのではないかと思います。関西の芸人さんたちが、テレビで「嫁」を連発するので、一般の人も使い始めたような。陣内智則あたりの功績かな(笑)
 
関東ではちょっとダンディを気取る風の人は「家内」とか「ワイフ」とか、「女房」というのも一般的かもしれません。それも「にょうぼう」ではなく、「にょうぼ」と詰まってしまって。先日、何かのトーク番組で、伊集院光が「かみさん」と言っていました。「おっ、江戸っ子だね」という感じで、なかなか好感がもてる感じ。実際は彼がどこの子かは知りませんが(^_^;)
 
妻とか夫というのは、なかなかこなれてない言葉のようで、女性にとっても配偶者をどう表現するかはけっこう創意工夫の世界のようです。フツーに「主人」なんていう人も多いですが、そういう人には「あんたは、奴隷かい?」と突っ込むことにしています。ときには心の中だけでt(-_-;)
 
私の知っている範囲でおもしろかったのは、「ロク」と呼ぶ人。これは「宿六」の略なのだそうです(笑) 「敵」とおっしゃる老婦人もいらっしゃいました。長い結婚生活で、さぞやさまざまな攻防があったのでしょう(笑) 「旦那」という人は多いようです。まあ、「主人」に近い感じもしますが、奴隷からオタナモノへ昇格したぐらい?(笑) 「うちの」とかいってごまかす人も多数(^_^;) 私の周りでは最近は「夫」と呼ぶ人が多くなりました。
 
自分の配偶者もそうですが、相手の配偶者を呼ぶときはもっと厄介ですねぇ。「夫さん」はいかにも心地が悪いです(笑) 私はときには「配偶者さま」と言う場合もありますが、相手の姓を呼ぶことが多いですね。通称でも改姓していない人に対してはこれが楽です。まず配偶者の名前を聞いて、「波平さん」的に呼ぶことも。
 
幸いなことに?自分の配偶者を表現する言葉はいらない境遇なのでした(笑)
 



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まっちゃ色
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