知足の気まぐれトルコ紀行

クレテス通りにあるのは｢公衆トイレ｣。仕切りはない。正面には池があったという。トイレで座って歓談!?　お尻から風邪ひかなかったのか？　水洗で下に水が流れるようになっていた。浴場からはエーゲ海につながる港が見渡せたそうだ。きれいな海や港を見ながら、お風呂やトイレって、すごく贅沢な感じがする。
 
クレテス通りのモザイク道
エフェソスの街には歴史上の多くの有名人が訪れた。プラトン、アレクサンダー大王、クレオパトラ、聖母マリアなど。｢うへぇ〜、みんな本当に実在の人だったのか｣と。聖母マリアはホントにいて、キリストを産んだなんて……。エフェソス遺跡の近くには｢聖母マリアが晩年を過ごした家｣などもあるらしい。なんだかクラクラするような話。

 
この大理石の道は、クレオパトラも歩いたのだ。絶世の美女がどんな気分でこの道をあるいたのだろう。絶世の美女じゃない私には、なんだか滑りやすそう……と(笑)
 
思わず｢ほーっ｣と声を上げそうになるのが｢ケルスス図書館｣。ローマ帝国のアジア州執務官だったケルススの死後、息子が父の墓の上に記念に建てたものだそうだ。親孝行な息子だったのだろか。ここには1万2,000冊の書物が所蔵されていたという。
 
おもしろいのはマーブルどおりの敷石にある｢古代の広告256〜｣。敷石に刻まれているのは娼館の広告。｢女の子が待っている｣とか｢お金をもっておいで｣とか書かれているといわれているが、実際のところは解読できていないらしい。古代の広告クライアントが｢娼館｣で、こんな広告が効果を発揮したのだとすれば、いつの時代も男ってヤツは……？
 

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