知足の気まぐれトルコ紀行

チャナッカレのホテルでは、大騒ぎにはならなかったが、腹痛で一晩中うなっていた人が数多くいたらしい。｢らしい｣というのは、連れも私もセーフで、ぐっすり眠っていたから。
 
その夜は、連れがそろそろ親しくもなってきた旅仲間の数人が部屋で飲みましょうというお誘いを受けていた。その理由というのが、｢カッパドキアで買ったワインがまずいので、持って帰りたくないから呑んじゃおう！｣というのだからふるってる。そのワインがどのくらい｢まずい｣のかは、アルコール音痴の私にはわかりかねるが、どうもサケズキさんたちの言い訳のようにも聞こえる(笑)
 
私はサケズキ･チームからは外れているので、部屋でおとなしくさまざまな機器の充電に取り組む。ＰＣ、デジカメ、デジビデと三種の神器(笑)を持ち込んでいるので、それぞれ充電しなければ。無料の無線ＬＡＮは使用できたが、開けられるサイトと開けられないサイトがあった。メールは私はやはり受信のみだったが、連れのほうは送受信が可能になっていた。
 
翌朝、サケズキチームの方が連れに｢お腹は大丈夫だった？｣と。その方を含め、その夜、歓談会に加わった方が2名、腹痛を起こしたらしい。だからワインを疑ったらしいが、人が集まってくるとワインを飲まなかった人の中にも腹痛に苦しんだ人が数名。その方が、聞いて回った結果、ツアーの半数近い人が胃痛、腹痛を起こしていたことが判明した。
 
いすれも医者にかかるほどの容態ではなかったようだが、原因はなんだったのだろう。バイキングだったので、それぞれが｢あれ食べた？｣、｢それは食べなかった？｣と情報交換をするのだが、腹痛を起こした人だけが食べたものというのは特定できなかった。とくに珍しいものが出されていたわけでもないし。翌日まで具合の悪さを持ち越した人は少なかったようだが、お気の毒である。
 
添乗員は｢みなさん、お疲れがでる頃ですから｣で片づけてしまったが、｢お疲れ｣だけで半数が異常を起こすのはちょっと納得できない。具合の悪くなった人の中には年齢の若い人もいたし、性別に偏りもなかった。一応、ちゃんとしたホテルに宿泊していてもこんなことが起きるのだから、異国での食事は十分に気をつけなければならない。とはいえ、どうやって気をつける？

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