知足の気まぐれトルコ紀行

イェニ・ジャーミーの前の広場で旅人と別れ、パンや焼き栗を商う屋台を冷やかしながら歩く。ガラタ橋から旧市街を見るとまっさきに目に入る大きく美しいイェニ･ジャーミー、入ってみたいと思うが、建物の前にはウジャっとはとの群れがいて……。どちらかというと鳥が苦手な私は二の足を踏む。餌をまいてる人もいるし……。糞害もすごそうだなぁ。野生の動物に餌をやっちゃいけないって、東京都の条例で決まっているのを知らないのか！　って、ここは東京都じゃない(-_-;)
 
ジャーミーを回りこむように広場をぶらぶらすると、だんだんになったところに立ち並ぶカフェ群が見えてくる。一段、一段が別のお店のようで、スタッフが道ゆく人を勧誘している。おお、ここではカフェも客引きをするのか！　

連れがトイレ探しの旅に出るというので、私は下から3番目のカフェに腰を落ち着け、チャイをオーダーしてのんびりと道行く人の観察。カフェ段々の向かいは公園になっていて、ここなら無料で休憩もできるが、ゆったりとチャイを味わいながらもいいかな、と。ぽかぽかと気持ちがいい。
  

この段々の上には、スパイスやトルコの国花、チューリップの苗などを売っている露店が軒を連ねている。おもしろかったのはドックフードを量り売りしている店だった。

表示は読めないのでてっきりスパイスショップかと思っていたら、これがドックフード。それぞれに、カルシウムとかビタミンとか、栄養素に特徴のある餌が並べられていて、お客さんはそれをブレンドして買うらしい。なるほどねぇ。

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