知足の気まぐれトルコ紀行

続きを読んでくださるときは｢ＮＥＷ｣ではなく｢ＯＬＤ｣のほうをクリックしてください。この日記に書かれている料金等の数字は、2008年3月中旬のものです。 

ガラタ橋を渡って新市街側に出て、ホテルへ向かう。歩ける距離なのか、遠いのか、ちょっと見当がつかない。街を縦横に走るトリムにも乗ってみたかったが、ホテルの前の停留所の名前を聞き忘れた。トリムのほうは駅に路線図と駅名が貼ってあり、自分の降りる駅名さえわかっていれば、乗ってもよさそう。とはいえ、わずか半日、泳がされているだけなので、街の交通機関を試している時間はなかった。仕方がない、タクシーに乗ろう。
 
このあたりは繁華街なのでタクシーはそこら辺にいくらでも停まって客待ちをしているし、道端で手を上げて合図をすれば停まってくれるのは日本と同じ。とりあえず乗り込んで、ホテルの名前をいう。ホテルの窓から見えるくらい近所にサッカーグラウンドがあった。この日は、何かの試合が行われている模様。タクシーで通りかかると、大勢の人が競技場に出入りし、周辺を埋めていた。タクシードライバーも競技場のほうを向いたまま、気が気ではないようだ。何か話しかけても上の空、気もそぞろ(笑)　トルコ人は本当にサッカー好き。熱狂的な人も多いようだ。
 
トルコのサッカー選手といえば、｢イルハン王子｣ことイルハン・マンスズが日本でも有名。私はサッカーはほとんどわからないのだが、それでも 2001年から02年頃、若い女性が大騒ぎしていた記憶はある。週刊誌にもずいぶん取り上げられていて、写真集も出たとか。ヴィッセル神戸に移籍したところまでは記憶にあるのだが、その後、怪我をして引退。そのころはイルハン王子を見にくる日本女性がいっぱいたらしい。バシャックさんによると、｢観光名所を案内しようとすると、いらないと言われた。サッカーだけでいい｣と、言われたとか(笑)
 
イルハンは子どもの頃の夢がサッカー選手とモデルだったそうだ。そして、いまはモデルとし活躍しているとか。天が二物も三物も与えちゃう人がいるんだなぁ。子どもの頃の夢を二つながら果たすなんて、イルハン王子は恵まれた人ですねぇ。
 
ホテルに到着して部屋から窓の外を見下ろすと、お客さんでぎっしりのスタジアムが見えた。時おり｢ワァー！｣という歓声が、ホテルの分厚い窓ガラスを通しても聞こえてくる。

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