気まぐれ縁日ガイド

芝大神宮の祭礼は、2007年の場合、9月11〜21日の11間開催されます。長い期間を称して「だらだら祭り」。

11日から14日までは神事で、一般の人は垣間見ることもできないようです。15日が宵宮で、ここから19日まではさまざまな催しが行われ、見物もできるようになります。16〜18日が「例大祭」で、「伊勢音頭保存会行列」、「奉納太鼓」、「盆踊り」などが開催され、神輿連合渡御は16日の午後。今年は16基が町内を練り歩きました。

道路に大太鼓が何基も出て、神輿の巡行に合わせて威勢のいいにいさんやあねさんが元気よく太鼓を叩きます。こっちのほうもなかなかかっこいい！

○アクセス/ＪＲ山手線「浜松町駅」、都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門駅」下車徒歩
記/2007年9月17日(この日のブログはこちら）

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2007年は牛嶋神社の5年に1度の大祭の年に当たります。今年はとくに御鎮座1150年に当たる記念祭となり、より賑やかなのかもしれません。

祭は9月13〜16日で、13日には大祭式典、14日と15日には鳳輦牛車を中心とする行列が巡行する神幸祭、16日は各町神輿が順次本社へ宮入りする連合渡御が行われます。期間中は、境内にある神楽殿で奉納神楽なども演じられ、境内には露店も出店しています。

 
高張、鳶金棒が先導し、太鼓が続き、黒牛が引く鳳輦に衣冠束帯の宮司､稚児行列などが続く祭礼巡行は、数あるお祭の中でも珍しいものではないでしょうか。とても古風な香りが漂ってきます。
○アクセス/都営地下鉄浅草線「本所吾妻橋」、地下鉄銀座線「浅草」駅下車徒歩
記/2007年9月14日(この日のブログはこちら）

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8月26日に行われる富士吉田市の「吉田の火祭り」は静岡県島田の「帯祭り」、愛知県国府宮の「はだか祭り」とともに日本三奇祭の一つに数えられています。北口本宮冨士浅間神社で行われる本殿祭の後、太鼓の音とともに神輿が浅間神社を出発。街を練り歩き、御旅所に奉安されます。

祭りの主役ともいえるのは高さ3メートル、直径80センチの大松明。大松明は御師とよばれるの世話人の家々の前に立てられるそうです。氏子の家々の前には別の松明が立てられます。大松明は富士浅間神社に通じる国道の中央に約２キロにわたって1列に並べられますが、その数、79本に及ぶそうです。辺りが暗くなる頃、午後7時ごろに松明に火が入れられ、夜空を赤々と照らし始めます。
  

この火祭りは、山じまいの祭りでもあり、富士山五合目から八合目までの山小屋前に立てられた松明にも点火し、一年間の富士登山の安全を感謝する行事でもあるそうです。
○アクセス/冨士急行「富士吉田」駅下車
記/2007年8月22日(この日のブログはこちら）

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「妙見大祭」またの名を「だらだら祭」といいます。毎年、8月16日から22日の1週間行われています。今年で880回目を迎えたそうで、敗戦となった8月15日の翌日からも空襲により焼け野原となった千葉を復興する願いを込めて翌16日の祭礼はちゃんと行われたそうです。880年間、休みなし！　これもすごいですね。
　
妙見大祭の名は、千葉神社の神様「妙見尊星王」からきています。「妙見尊星王」は、全宇宙の星群を率いるといわれる北極星および北斗七星のことです。1126（大治元）年、この地域を治めていた千葉氏が居城から、千葉神社の前身「北斗山金剛授寺妙見堂」にご神体を移したのが妙見大祭の始まりだそうです。
　
妙見大祭を「だらだら祭」と呼ぶのは、前触れ太鼓が「ダダン、ダダン」と二度打ちされるのが、「だらん、だらん」と聞こえるのが名前の由来だとか。1週間もだらだら続く長い祭だからというわけではありません。年に一度、妙見様を神輿に乗せ、一週間だけ「御仮屋」に逗留していただき、町々にも御神力を浸透させようということらしいです。1週間なのは、北斗七星（＝妙見尊）の星に一つずつ願いを掛けるため。22日が妙見様の御縁日なので、22日に本社へお帰りになるよう、逆算して16日からお祭が始まります。星がご神体という神社は珍しいのではないでしょうか？
  
祭りは22日の神輿の「昇殿勇め」がクライマックス。祭りの期間中に「ひと言願いをかければ、その願いは叶う」と伝えられていることから、「一言妙見大祭」としても知られています。まさに「星に願いを！」ですね。独特の縁起物「ねがい鳥・かない鳥」を受けて、「昇殿勇め」の後にがんを掛ければ、もっとも効き目があるといいます。　
　
○アクセス/JR総武線「千葉」駅下車
記/2007年8月22日(この日のブログはこちら）

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正式には鵠沼皇大神宮例祭といいますが、境内には樹齢600年を超える巨木が多く、かっては烏がたくさんいたことから「烏森神社」の名で親しまれています。832（天長9）年に社殿を建立したという記録があるそうですが、創建はそれよりも更に古いといわれています。
 
平安時代末期に大庭御厨総鎮守、現在の藤沢・西富・大鋸・鵠沼・辻堂などの相模国土甘郷総社に列せられ、八幡太郎義家や那須与一が弓矢を奉納して尊崇したと伝えられています。
 
毎年8月17日に行われる例祭は、祭のすべての行事が半日で終わるため、「いっとき祭」または「鵠沼のバカ祭」と呼ばれるそうです。神事が終わると、山車はすぐに分解され、境内の蔵へ格納されます。
　下から見上げると

山車は、一本の柱を台輪に立て、それに3層の高欄・人形などが固定されています。高さは約8ｍもあり、山車が引かれて動くたびにゆさゆさと揺れるのが見所。
 　
この人形山車は、明治中頃に皇大神宮の9氏子町内会がそれぞれ製作したものだそうです。屋台には精巧な彫刻が施されており、人形や布などは最近になってお色直ししたものもあるように見受けられました。
 　
以前は各町内から囃子の音とともに人形山車が集まって参道に整列したそうでが、いまは交通事情などにより、200メートルほどの巡行で境内に集まります。境内に入る順は昔から決まっていて、宮前町の那須与一、上村町の源頼朝、清水町の神武天皇、宿庭町の源義経、苅田町の徳川家康、大東町の楠正成、中東町の浦島太郎、原町の日本武尊、堀川町の仁徳天皇という順。
 
○アクセス/JRまたは小田急線「藤沢」駅下車、北口より神奈中バス「烏森公園前」下車
記/2007年8月17日(この日のブログはこちら）

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