ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2019/05/03  (金) 憲法記念日

続・春の味

加賀百万石のあにやんに褒められたから、というわけでもありませんが、調子に乗ってタケノコご飯を作りました。タケノコと一緒に煮たのは、熊本名産の乾燥油揚げ「南関揚げ」です。友人に紹介されました。熊本県の玉名市というところで作っています。そう、地震にやられちゃったところです。幸い工場は被災しなかったようですが、少しでも産業復興のお役に立てばと、なぜかそれも四国のNPOから買っています(^_^;; お役に立てばなんちゃって格好つけなくても、歯ごたえがあってすごくおいしいのです。袋を開けて、ぱらぱらっと味噌汁に入れたりすればいいので、使い勝手も抜群です。ちょっと飾ってみた山椒の葉も庭に自生してたヤツ(笑)

 

むふふ、とタケノコを堪能していたら、むかしのスキー友だちのご夫妻からメールをいただきました。「田舎(津南と高田)に帰って、山ウドとふきのとうをいっぱいとってきたから、リハビリを兼ねて取りにおいで」と。もちろん行きます! 徒歩30分、いまだともう少し時間はかかるかもしれませんが、リハビリじゃなくても行きます! リュックを背負って出かけて行き、たくさんもらってきました。ふきのとうとウドの先っぽは、ちょっと粉をふって素揚げに。ウドはちょっと細めで野性味まんまんだったので、きんぴらにしてみました。
 
友だちから「料理スイッチ入った?」と揶揄されましたが、サイボーグ化が進んでいるとはいえ、そのスイッチはまだついていません(笑) でも、こういうものは速攻で処理することが求められるのですよ。冷蔵庫もいっぱいになったので、友だちに連絡して、食べるのを手伝ってもらうことにしました。まあ、押し付けですね(^_^;; でも、味はともかく、春の素材を楽しんでもらえたようです。
 



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2019/05/01  (水) 

春だなぁ〜

ご近所さんから、とれとれのタケノコをいただきました。千葉の実家の裏山で掘り出してきたものだそうです。最近は、猪が出るので、タケノコ採りも命がけとか? そんな貴重なものを、しかも茹でてあく抜きをすませてあるものをまるまる1本、いただきました。国産のタケノコなんて、いまやお高くて、なかなか手の届くものではありません。それでも春の味として、1年に1度ぐらいは食べたいものです。うれしい!
 

 

 

庭の蕗を3回目に収穫。一緒に煮てみました。そして、定番のワカタケ。タケノコを大きく切って、美しく煮るのが一般的かもしれませんが、食べやすいように小さく切って、たっぷりのワカメと一緒に煮てしまいました。ワカメも大好きなので。その上、料理上手な奥様は、作りたての肉じゃがまで持たせてくれました。ついでに別の方からのいただき物のナスをピーマンなどと一緒に味噌炒めを作ってみたりして。今日の夕食は、豪勢です!
 

 

それでも使ったタケノコはまだ半分。残りは、タケノコご飯と、あと何をつくろうかな〜。と、いろいろ作っても、食べるのは私ひとり。少なくとも2、3日は同じメニューで食事をするということになります。煮物などは、翌日のほうが味がしみていておいしかったりするし、好きなものなら、何日続いても飽きないものですよ。ただ、タケノコご飯はねぇ、作ったらきっと食べ過ぎちゃう! 糖質だし(-_-;; また、ちょいとデブになる覚悟が必要かもしれません(笑)
 



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2019/04/28  (日) 

ボーっと生きてんじゃねぇ〜よ!

またまた財布を落とすという怪挙!をやらかしました(-_-;; 失くし物に関しては、名人芸とまで言われる私でありますが、そこは名人たる所以、またしても戻ってまいりました(^_^;; 昨日、食事会の約束があって、ちょっと早めに出て新宿で買物をしました。先週から24時間、二足歩行の許可が下りているのですが、駅の階段などでは手すりにつかまったりすることもあるので、リュックスタイル。買物をコインロッカーに預け、一部をリュックの中に入れるため荷物整理をしました。で、そのとき財布を落とした模様。
 
そのまま山手線に乗って、目的の駅まで行って、時間が早いのでお茶でも飲もうかとカフェに入って……、ひぇっ、財布がない! すぐ山手線に乗り返して新宿に戻ったけれど、ないよねぇ、それは(-_-;; すぐ目の前の西口交番に届を出して、再び山手線。そのとき、JRにも聞いてごらんなさいと電話番号を書いた紙をもらいました。時間がなかったので、とりあえず、食事会に行き、帰りにJRの遺失物取扱所に行ったら、なんと、届いてました。現金はすべて抜き取られていましたが、デビットカードやEdyなどは無事でした。
 
みなさんに強運と言われましたが、私は世相と場所柄かなと思っています。私の落し物忘れ物は、後ろを歩けば何か拾えると友だちからバカにされているくらいで、この財布にしてからも2度目の出戻り。他にもスマホやら、パスモやら……(-_-;; いままでは、すべて無傷で返ってきました。だからと言って、もっと気をつけろ!とチコちゃんならずとも、友だちから「ボーっと生きてんじゃねぇ〜よ!」と言われましたが。その通りですねぇ。
 
最初から狙われて盗難にあえば、相手は悪党!ですから、これはどう転んでも返ってくるはずはありません。むか〜し、電車の中で財布を掏り取られたことがありますが、これはやはり返ってはきませんでした。それ以外の、落とす誰かが拾ってくれるという偶然性の中では、普通の人が拾ってくれる場合がほとんどで、これは速やかに交番とか、駅の改札とかに届けられるものなのです。私たちが拾った場合、そうするように。数多い(-_-;;経験上、断言してもいいと思います(笑)
 
今回、拾った人は、カードまで悪用しようというほどの犯罪者ではなく、とりあえず足のつかない現金だけをネコババするという小悪党というか、むしろ倫理観の低い一般人だったのだろうなぁと思います。テレビで、外国人が日本に来て一番驚いたのは「落とした財布が戻ってきたこと!」という話をしているのを聞いたことがありますが、私の経験からも、これが日本社会の90%ぐらい(最近、もう少し低いかな)の倫理観かなぁと思います。
 
今回は、新宿で、しかもコインロッカーの横という、通行する人が地元じゃない人がほとんどという場所だったので、中身抜きにあったのではないかと。名人は、お金もカード類も、もちろんパスモもつねに分散して持っているので、被害は9,640円ですみました。交番でもJRの遺失物取扱所でも、「それが賢い方法です」と褒められました(笑) 1万円近いお金は、それでも私にとっては大金ですが、ま、不幸中の幸いとでも申し上げますか(-_-;;
 



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2019/04/25  (木) 

蕗の季節

今年も蕗が知らぬ間に伸びておりました。今年も採取することにしました。ところが、いわゆる「しゃがむ」という動作が不能です。しかたがないので、勝手に生えてきた蕗に向かって、「ひざまずく」というスタイルでキッチンバサミで根元をちょきちょきと。体勢が苦しいので、いっぺんにたくさんは取れません。したがって、庭の片隅は、まだまだ蕗がぼうぼうといいますか(笑) あと数回に分けて、食べつくしてやる!という気概です(^_^;;
 
野生?とはいえ、山に生えているものとは違い、あるいは肥料も何も与えないからかもしれませんが、基本的にほっそりしていて筋もとらなくてOK、アクもほとんどありません。ただ、摘んで、洗って、ちょっと塩でケバを取って、茹でてしまえば、どんな料理にでも使える感じです。まずは、高野豆腐と一緒に煮てみました。最近は、高野豆腐ダイエットというのが、あるんですって? その内容は知らないのですが、薄味にした高野豆腐の煮物は、おかずというより主食。すぐお腹がいっぱいになるので、ご飯をパスできます(笑) これがダイエットになるのかな? 蕗と高野豆腐の煮物で……体重はかわりませんでした(-_-;;
 



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2019/04/20  (土) 

フクシマ・ノート

写真家の小林恵さんから、「フクシマ・ノート」という写真集を頂戴いたしました。あの、2011年から、2018年まで、年に数回、福島を訪れて、ずっと記録し続けてきた集大成です。私も一度、連れて行ってもらったことがあります。線量計をもって。政府の設置した線量計測ポストの近くは、古い土が撤去され、新しい土が敷かれていたりして、静かなものでしたが、廃屋の雨樋のそばで計れば、おののくほどの数値が示され、「帰還、帰還」と叫んでいる人はいたけれど、「絶対、帰ってはいかん!」と思ったものでした。とくに、子どもや若い人は。
 
この写真集には、モノクロームの静かな風景が切り取られています。小林恵さんらしい世界。写真集はお値段も高いし、コンビニや駅前の本屋さんに並べられているものでもないので、「みなさん、ぜひ見てください!」とはなかなか言えないのだけれど、目を背けたくなるような風景も含めて、たんたんと表現されるあの日からの福島の写真は、一葉、一葉に訴えかけてくるものがあります。終わってないんだよということも、天災じゃないんだよということも。
 
小林恵さんとは、むか〜し一緒に仕事をしていたというお付き合いですが、いまでもたま〜に「元気か〜?」と言って連絡をくださり、お昼をご馳走してもらってます(^_^;; 写真展のときは必ず見に行くのですが、「先生」なんて呼ばれていて、びっくりしちゃう(笑) 私はいつも「ケイさ〜ん、お腹すいた〜!」なんて、言っているのに(^_^;; いくつかのテーマをもって、つねにレンズで追い続けている写真家は、戦場カメラマンだけではないのですよ。
 



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新緑
雹!