散歩日和
一昨日までは、ビュービューと大風が吹き荒れ、ときおりバケツをひっくり返したような雨が降り、気がつくと薄日がさしていたり、というめまぐるしい天気だったのですが、昨日と今日は打って変わって快晴! 半袖日和になりました。といっても、21℃ぐらいで、私は長袖ですが。上着を着て外に出たら、ちょっと暑いかなという感じで、脱ぎました。ここらの人は、どういう体感温度で暮らしているのか、さっぱりわかりません。この温度で、タンクトップ&短パンという人もいれば、分厚い上着の襟を立てているような人ともすれ違ったりします。オーストラリアは言わずと知れた移民の国なわけですが、それぞれの人の出身地と関係があるのでしょうかね? 暑い国から来た人は、21℃じゃ寒すぎるし、寒い国から来た人は、もう夏でしょ!という感じなのかしら。さしずめ、いま溶けかかっている東京から来た人は、ダウンコートぐらい羽織るかもしれません(笑)
8月のパースといえば、冬ではありますが、ちょっとだけ春の兆しが……というあたりでしょうか。日本であれば、2月の中旬から下旬の見当かもしれません。暖かい日差しに誘われて、家の近所をちょっと散歩してきました。なにせ、こちらに来てから、食生活は肉肉しいし、ほとんど家から出ないでごろごろしているし、すごく太った! のでありますよ。大変! 大変! 1日ぐらい散歩したからといって、減量できるわけでもありませんが、隣近所から聞こえてくる久しぶりの芝刈り機の音にも誘われてしまったというところです。
道端に咲き始めているワイルドフラワーも春の兆しといえば、兆しです。西オーストラリアといえば、まずワイルドフラワーと言われますが、「ワイルド」というのは、よーするに誰かが植えたわけじゃなくて、勝手に生えて、勝手に咲いているというような感じ。えっ、これが花? と思うようなヘンな形や色のものもたくさんありますが、可憐で、かわいらしい花もいっぱいあります。いわゆる「ワイルドだろ〜!」というイメージのものは、ないのではないでしょうか(笑)
並びの家の前庭で見つけた、白とピンクのボトルブラシ。青空に映えて、すごくきれいでした。ボトルブラシという花をはじめて見たときは、へぇ〜、名づけて妙と思いましたが、あちらにもこちらにもあるので(赤がほとんど)、もう、気にもとめなくなりました。でも、白とピンクはいいですね。その先に、黄色と白という組み合わせもありました。そして、どぎつオレンジの花の木には、これまたどぎつくカラフルな鳥が! 鳥、なんでしょうか? 蜜を吸う鳥? ハチドリの仲間? にしては、大きすぎるような。これもオウムみたいな顔しているんだけどなぁ〜。まあ、この辺には見たことのないような鳥はいっぱいいます(^_^;;
オウム
ごめんなさい、寒いです。
残された私は、まず、朝起きたら、お湯を沸かしている間に庭のオトトに餌をやりに行きます。留守の間、この鯉と金魚を生かしておくために雇われた?のが、今回のパース(実際はフリーマントル郊外ですが)滞在のメイン事由ですから。お勤め、お勤め(笑) オーストラリアは、なんてったって土地だけはありますから、家はほとんど平屋で、家の前と後ろに庭があるというのが普通の家の建て方です。友人宅は、家に自分たち用のプチ道場といいますか、マット運動室といいますか、そういうものを作った都合上、2階建てとなっています。1階は、リビングダイニングとゲストルーム、家主のひとりの書斎、そしてゲスト用のバスルームとトイレ、洗面、洗濯場というような造り。
中庭には、パセリをはじめとした香味野菜といいますか、葉物がいろいろ植わっていて、食事のときは、それをちぎってきて食べるという……かなり原始的なサラダ記念日となります(笑) ついでに、同じく庭に植わっている酸っぱ〜いオレンジとかを近所のスーパーで買ってきたトマトやパプリカと一緒に食べるという……なんと健康的な! いや野性的な! スーパーマーケットいうほど大きくはないですが、歩いて10分ほどのところにある店で、生活に必要なものはほとんど賄えます。でも、魚は売ってないんですよねぇ。フリーマントルは港町だし、フィッシュ&チップスはどこにでもあるのに、やはり食文化は肉! 肉! 肉! みたいです。ちなみにフィッシュ&チップスに使う魚はサメらしいです。白身で、やわらかくておいしいけど。
冬といっても、日中が15〜16℃、朝晩4〜5℃で、快適です。猛暑で、そろそろ融け始めているというみなさん、ごめんなさーい。
涼しい?
しかたがないので、寒いところに避難することにしました(笑) 明日から、しばらくオーストラリアに行ってきます。パースの友人の家に転がり込むわけで、旅行というより避暑ですね(^_^;; 猛暑からも猫害からもしばし逃れて、日がな一日、本でも読んで暮らそうと思います。トランクの中は、文庫のチャンバラ小説でいっぱい!(笑) 日本語の本は、向こうじゃ買えないから。読み終わった分を置いてくるのが、家賃と滞在費になります(^_^;;