「la kagu」
今日、たずねたのは「la kagu」というおしゃれなショップ。 もともとは昭和40年代に建てられた新潮社の本の倉庫だったとか。倉庫の雰囲気を残した店内には、服や家具、食器などが並べられています。それぞれ数は多くないのですが、シンプルで目を引くものがありました。感じとしては、無印良品を3ランクぐらいアップした感じ?(笑) 店内には、ウッディなカフェもあり、近所に住んでるとか、近所に勤めていれば、つかの間の憩いの場になりそうだなぁという感じです。家の近所に作ってくれればいいのに(笑)
駐車違反
ちょろっと観光をして戻ってくると、違反チケットがフロントグラスにペタッ。その場に係りの人でもいれば、支払ってしまおうと思ったのですが、誰も見当たらず、警察もいません。その日はロンドンに帰る列車に乗る日だったのであまり時間を費やすこともできないと。そこで、ペラッとはがして、その日はロンドンに帰って来ました。封筒の中に封筒が入っていて、これにお金を入れて送れと書いてあります。じかに? それはないでしょうとロンドンの管理人さんもおっしゃるので、さらに日本に持って帰ってきました(笑)
外国に行けば、すべての人が日本代表みたいなところがあるので、日本人の名誉のためには、支払うべきものは支払ったほうがよろしいかとは思いますが。今日、知り合いのイギリス人にあったので、事情を話したところ、請求がレンタカー会社に行くかもしれないが、レンタカー会社は応答しないはずなので、放っておいていいんじゃない、とのことでした(^_^;; 「犯罪者にならないかな?」と聞いたら、「うん、立派な犯罪者だ。今度、ヒースローに降りたら、その場で逮捕され、連行されるだろう」と爆笑されました。イギリス人のユーモアはブラックだ〜(笑)
ちなみに封筒に現金を入れて、ポストに投げ込んでおいてもいいのだそうです。もし、届かなかったら? 取り締まっているのは各市だそうですが、それでも時間とお金をかけて追跡はしないとのこと。ましてや外国人だったら、大赤字になってしまいますものねぇ。試しに現金を入れて、国際郵便で送ってみるかしら?(笑)
こころのバリアフリー
それに引き換え……、と、自虐的な日本人は言いがちですが(笑)、そんなことはありません。東京に暮らしていても、カートを押していたり、松葉杖を着いていたり(-_-;;すると。けっこう助けてくれたり、手を貸してくれる人は多いと思います。そういう意味では、私鉄や地下鉄では鉄道会社の人がとても親切(JRは、人によるって感じで、たまに不親切な人も)。逆にロンドンでは、地下鉄や中距離列車の改札にいた人なんかは、けっこう仏頂面で不親切な人もいました。バスの運転手さんは、むしろ乱暴な感じです。
ロンドンは街全体が半径3キロぐらいの小さな街で、その中に地下鉄やバスがこれでもかっというぐらい走ってますから、移動は便利。外から街に入ってくるクルマの量は多いようで、朝夕の渋滞は東京よりひどい?というくらいですから、公共交通網が発達しているのはありがたいことです。私たちが泊まっていたところから歩いて5分以内に地下鉄の駅が3つあり、それぞれ2路線ぐらいが止まるので、実に便利でした。が、そんな近いところを走っているのに、なんで乗り入れないかなぁ?とか(笑) そして、その3つのうち、エレベータがあるのは1駅だけ。事情を知らない私たちは、最初、エレベータのない駅に到着してしまったというわけです。
そういう意味では、もはやエレベータのない駅のほうが少なくなってる感のある東京のほうが、公共交通機関そのもののバリアフリーは進んでいるのではないかと思われます。さてさて、こころのバリアフリーはどうでしょうか?
帰ってきてます
コッツウォルズ
今日は、しっかりとナビの使い方を教えてもらい、ついでに目的地のあれこれもセットしてもらって、風光明媚な街や庭園が点在する地方へと出発。普段は、自分のクルマについているナビなど、まったく無視しているのですが、これほどナビ様をありがたいと思ったことはありません(笑) 英語でしゃべるという難点はあるものの、ちゃんと正しい道を案内してくれました。田舎道を走り回ったので、もしナビがなければ、「本当にこの道でいいの?」という不安に駆られていたに違いありません。出発するときは太陽が燦々と輝き、絶好の観光日和。と、思われたのですが、目的地に着く前から、空はどんよりと曇り、ついに雨が降ってきました。その上、気温もぐんぐん下がって、寒い、寒い!
目の前に現れる街並み、というより、村の風情は、絵本の中で見たことのあるような、歴史を感じる美しい姿です。絵本を描いた人は、普通に写生をしたということなのでしょうが、日本人にとっては、絵本の中でしか見たことのない風景ということになります。表通りにはお土産ものを売る店やカフェなどがありますが、一つ裏通りに入ると、人っ子ひとりいない静かな路地が続いています。煙突から煙が出ていたりして、「ここで暮らしている人々がいるんだなぁ」と実感。うらやましいような気もする一方、雨で寒かったこともあり、観光で来るにはいいけど、暮らすのはたいへんだろうなぁとも思われるのでした。
イングリッシュ・ガーデンで有名な村にも行って見ました。しかしながら季節はもう初冬。美しいと評判の庭も枯れて寒々しい風景になっていました。やはり、こういうところには春から夏に訪れるべきでしょう(笑) 何もない村里にぽつんと一軒だけあったパブに入ってみました。こちらは運転中なのでコーヒーをいただきましたが、パブには午後の早い時間からビール片手に談笑するおじさんたちが多数(笑) リタイヤ組なのでしょうか、ここが村の唯一の社交場になっているという雰囲気が伝わってきます。出掛けに、おじいさんたちから「ありがとう。さよなら」と声をかけられました。日本人だって、バレてる! どうして?(笑)