宇宙の神秘
皆既日食のせいではないでしょうが、私のPCが完全にダウンしました。少し前から異音がするような、ファンの音が大きくなったような、という感じだったのですが、突然、かたまりました。どこを押そうが引こうがウンともスンといいません。しかたがないので電源を落とし、もう一度、トライ。これのくり返しで2、3日はなんとかなったのですが、ついにまったく反応しなくなりました。
こうなると、PCの私にとっては宇宙の神秘。普段は、道具として提供されるサービスのごく一部を使っているだけですから、沈黙されると質問の言葉さえも知らないという感じです。こうなれば、ドクターに頼るしかありません。ちょうどnu-faceさんが松本に皆既日食を見物に行っているというので、帰りに救急車を回してもらい、夜中に入院させることにしました。だけど、なんで松本?(笑)
初見は、「ほこりかも」と。こういうところで、掃除嫌いがバレるとは思いませんでした(-_-;) そういえば部屋の真下にある玄関を改築したり、PCの置いてある机の横の窓は365日開けっ放しで、その先にある元駐車場では、ここ数か月、住宅の建築工事が行われています。普段以上に砂埃が侵入してくる要素は多かったかもしれません。もちろんPCを開けて掃除するなんて、そんな恐ろしいことはできません。爆発するんじゃない?(笑)
サブ機で使っていたノートPCと出先で使用するためのノートPCを使って、なんとかやってます。サブ機はふる〜いFM-Vでとろ〜いし、出先用はなぜか家のモデムにつないでも反応しません。ホテルのならOKなのに、なせ? まったくPCは宇宙の神秘です。ドクターの治療を受けて、なるべく早く退院してくれることを祈っています。
豪雨
姫路に寄っていこうと思って、帰りは新幹線にしたのですが、駅に着いた時点で走るんだか、走らないんだか……。「広島始発しか動かないと思います」という駅員さんの説明です。山口県が相当、ひどかったみたいですね。とりあえず切符を買って、ホームへ行くと、しばらくして、その広島始発が滑り込んできました。
姫路で降りようと思っていたので自由席。あまり乗る人がいない感じで、悠々と窓際に座ったのですが、いっこうに発車しません。時間調整というか、走る列車が少ないから本数調整なのかもしれません。そのうちどんどん混んできて、ついにデッキにも立っている人があふれるくらいになって、やっと列車は出発しました。
車内に流れる気象情報では、天気はどんどん悪くなっている模様。兵庫県は小降りのようですが、山陽新幹線自体が大阪で待機しちゃっているような話もあり、「これは、いったん降りちゃったら、次にいつ乗れるかわからないかも……」。亀山本徳寺も姫路城も逃げるわけじゃないからと、今回は断念し、そのまま帰ってきました。うーん、残念!
東京に着いたら、空はどんよりですが、雨は降っていません。なのに、京王線に乗ろうと思ったら、信号トラブルとか何とかで、こっちも止まっちゃってる! ちょっと古いですが、「どんだけ〜!」という感じです(笑) あっちこっちの駅や列車で「お急ぎのところ大変申し訳ございません」という、あまり心はこもってないなと思われるアナウンスを一日中、聞いていた感じ。あなたが悪いわけじゃないし、5分や10分でそんなにしつこく謝らなくても、別に急いでないし……(^_^;)
帰ってきてニュース番組を見たら、山口県では本当にひどいことになっているようです。新幹線のレールも浸水したらしいですが、列車が遅れた程度のことで文句を言っている場合じゃないという感じ。雨が止んでも、あの土砂を取り除けるのも大変そうです。お見舞い申し上げますという以外に何の力にもなれませんが、はやく復興するといいですね。最近の自然って、本当に凶暴です。
鉄のくじら
大和ミュージアムの隣に「てつのくじら館」があります。海上自衛隊呉資料館です。海自って、いろいろな資料館を持っているようですね。江田島にもあったし。この辺は縄張りって感じです(笑) この「てつのくじら館」は、主として潜水艦の資料館です。個人的には、いま勝海舟にはまっているので、海軍を訪ねるのはけっこう楽しいです(^_^)
海の中に埋まっている機雷を掃海の話などが詳しく紹介されていて、世界の海が安全に航行できるのは海上自衛隊のおかげでございます、という気分になります(笑) いつも波の下にいて地味な感じがしますが、潜水艦乗りというのは、超エリートなんですね。
「でつのくじら」は、1985(昭和60)年から2004(平成16)年まで働いていた「あきしお」という潜水艦。クレーンで引き上げられて展示されているものですが、デカイ! 長さ76.2メートル、幅9.9メートル、高さ10.2メートルだそうです。こんなに大きいのに、乗員は75名とか。一部だけですが、中も見学できるといので、ちょっと入らせてもらいました。
潜水艦に限らず、船は限られたスペースを無駄なく使って、機能的なには本当に感心させられます。部屋中を取り散らかしている身を反省。「原子力潜水艦ですか?」と質問しているオジサンがいましたが、日本は原潜は持てないんじゃなかったですかね?(笑)
今日の広島はものすごい雷雨で、傘をさしていても5分も歩けばずぶ濡れ。大雨洪水警報も出ていたようです。昨日のうちに遊んでおいてよかった(^_^) 呉は開国以来ずっと海防、造船を支えてきた街らしく、いずれにしても船が身近にある感じです。
大和ミュージアム
羽田から、1番機で広島にやってきました。5時15分発のバスに乗るのに、目が覚めたら4時48分。目覚ましは鳴らなかったのだろうか? バス停まで10分+α。これに間に合ったのは、奇跡としか言いようがありません(>_<) 広島に着くのは夕方でよかったのですが、どうせ行くなら、どこかをフラフラしようと思ったのが、この無謀な1番機につながりました。
とはいえ、今年はなんだか広島に縁があって……。広島の方の書いているブログや日記で、「行ってみたいなぁ」と思うところはたくさんあるのですが、なかなか行き着くことができません。結局、観光ガイドに載っているようなバリバリの観光地にばかり行くということになりがちです。
広島市内は、先日、けっこう歩いちゃったからなぁ……というわけで、空港から呉行きのバスに乗りました。行ってみたのは、大和ミュージアム。戦艦大和の1/10模型が展示されています。1/10でもデカイ! 隣の部屋には零式戦闘機、いわゆるゼロ戦が飾られていました。現物を目の前で見るのは初めて。思っていたより小さい感じですが、鉄板が厚くて思っていたより重そう……。近所の飛行場で見るセスナに比べると、小さくて重い感じでした。
ミュージアムの前は、港。大きな貨物船や自衛艦などが停泊しています。呉はやっぱり海軍さんの街なんですね。水兵さんみたいな青年たちに何人もすれ違いました。たぶん、海上自衛隊の方々。白いセーラー服に思わず目がいっちゃうのですが、街の人は知らん振り。それは、そうですね、見慣れているはず(笑)
夏休みの入り口の連休で、子どもたちがたくさん来ていました。おとなより、子どものほうが楽しめる場所かもしれません。船に関する体験教室なども開かれているようです。将来は海軍さんになりたくなっちゃう子どもがたくさんいたかもしれませんね。私はといえば、昨日は帆船、今日は軍艦。別に船趣味はないんですけど(笑) どちらといえば、自動車と飛行機が好きなほうで。
日本丸
久しぶりに連日の横浜スタジアム。なかなか足取りの重い旅であります。6回までは、いいゲームだったんですけどねぇ(笑) それを予感していたというわけではありませんが、試合の前にちょっと気分転換を(^_^) 桜木町で降りて、Y150の日本丸メモリアルパークへ立ち寄ってみました。
土曜日だったので、ひょっとしたら帆が上げられているかなと期待していたのですが、残念でした。帆をあげるのは日曜日だそうです。日曜日に出直してもいいようなものですが、まあ、中を見せてもらうのは一緒だからと思って、船内を見学してきました。
うちの親戚にいまはなき東京商船大学に行っていたオッサンがいて、この船で、確かハワイ往復の練習航海をしたはずなのです。へぇ〜、こんな狭いところで暮らしいたのか、と。ベッドは畳一枚分ないって感じです。
もっとも商船大学は全寮制で、1部屋に4人暮らし。しかも、1年生から4年生までがひとりずつと「階級」のある同居だったようですから、慣れているのかもしれません。こんな社会で「プライバシー」なんて単語を発したりしたら、東京湾に叩き込まれそう(笑) その割りに親戚のオッサンは協調性がないように思われますが(^_^)
日本丸の前には「横浜みなと博物館」があります。幕末から港町として発展してきた横浜の歴史や船についての情報がいっぱい詰まっている感じ。入ってすぐのところの廊下は横浜の地図で、上から港の立地を眺めることができます。船の操縦? 操舵? が体験できるシミュレータなどもあって、大のオトナがきゃーきゃー言っていました(笑)