「ディア・ドクター」
八千草薫は素敵ですねぇ。とっても後期高齢者とは思えない。なのにちゃんと高齢者らしい感じを演じてます。あなたは、あんな上品なおばあちゃんには絶対になれないから安心しなさいって感じです(笑)
話は本筋とはまったく関係ありませんが、劇中のテレビに映っていたの野球の試合、なんと横浜ベイスターズの選手が……。この映画、TBS製作なの? と思ったら、TBS協力だったみたいです。まともにチーム作りしようとしているようには見えないのに、こういうところに小細工するのよね、TBSって(笑)
影のない刻
フリーマントルのマーケットに行ったとき、エミューのお肌改善クリームを実演販売していました。エミューというのは、ダチョウみたいな飛べない鳥ですが、この脂が皮膚の軟化に役立ち、ハーブなどと一緒に使うと浸透力アップになるそうです。クリームや石鹸、消炎剤などの成分として大いに利用されていて、人気も高いようです。小じわにすごく効くという石鹸を売っていたので、おみやげに買ってみました。「あの人に……」なんて思うと、失礼なので、ま、自分用ということで(笑)
友人がクリームを塗ってもらって、何か説明を受けていたので、「私も塗って!」と手を差し出しました。私の手は、いまのところシミはありませんが、自慢できるほどの美しい手ではなく、フツーの日本人の手。色は黒いし(笑) ところが、「すごくきれいな手」とほめられてしまいました。ある意味、「クリームいらないでしょ」的に冷たく(-_-;)
オーストラリアの頭上にはオゾンホールがあるとか、ないとか、紫外線の量は多いようですね。西オーストラリアに住んで久しい友人は、手の甲などにしっかりシミができてしまっています。「ちょっと、ひどいね」と言ったら、「ここではみんながそうだから、あまり気にならないけど、日本へ行くと、日本人は手がきれいだなぁと思う」と言っていました。
そういう意味では、まだ日本に落下してくるビームはましなほうかもしれません。日照時間もオーストラリアに比べれば少ないのかも。それでも、このギラギラした太陽を見ていると、油断大敵という感じがします。とくに私は、かつて日光アレルギーで大変な目にあったことがあるので、なるべく外には出ず、家でゴロゴロとか……(^_^;)
コクーン歌舞伎「桜姫」
しかし、七之助は本当にきれいねぇ〜! 前半の勘三郎もさりながら、後半の主役のような橋之助がすごくよかったです。どうも、福助、橋之助兄弟が私の好みのようで(笑) 8月の歌舞伎座にも行ってみたいのですが、なんというか、高いですよねぇ。いい席でみようと思うと(-_-;) このたびのコクーンも清水の舞台からさらに屋根によじ登って飛び降りるくらいのチケット代で……。歌舞伎座は3階の奥にお安い席もあるので、せいぜいそっちかな。などと迷っているうちに、けっこう完売になってしまったりするんですよねぇ。
フィッシュ&チップス
オーストラリアの話を引きずります(笑) どこの国へ行っても、たいがいは「名物料理」みたいなものがあるものですが、オーストラリアって……とくにないですよね。もちろん新鮮な果物や、フリーマントルは港町ですから魚介類も豊富ですが、「これ!」というものが思い当たりません。そのなかで、かろうじて「らしい」といえば、フィッシュ&チップスかなぁと。これも、もともとはイギリスの文化ですから、オーストラリア固有の名物とはいえないでしょうが、そこはイギリス連邦だったりするので(笑)
フリーマントルでは、港に有名なフィッシュ&チップスのお店があります。行ってみました。ちょうど冬休みであることと、ときおりシャワーがくるのでデッキの席が使えないこととで、店内は大賑わい。座るところを見つけるのも大変でした。帰りそうなお客さんを見つけて、ツツッと近寄り、後釜に滑り込むことに成功。メニューは他にもありますが、とにかくフィッシュ&チップスを注文しました。
揚げてある魚は、なんとサメなのだそうです。サメといえば、人間を食べるというイメージがありますが、人間に食べられるサメもいるんですね。淡白な味の白味で、「ジョーズ!」というイメージはありません(^_^;) これを塩か酢で食べるのですが、さっぱりしていて軽い感じです。チップス、つまりはフライドポテトですが、一人前をふたりで分け合って、それでも余るというくらいのたっぷりの量がついてきます。
お皿に載せるのではなく、紙にくるんで提供されます。昔は新聞紙にくるんで、提供されていました。簡単に食べられるもの、まさにファストフードの原点だったのですね。いまでは衛生面の管理もあるのでしょう、新聞紙ではありませんが、「紙にくるむ」という伝統だけは守られているようです。ま、これで、とりあえず名物料理はいただいたということで(笑) イカゲソのから揚げはオマケ。
蒸し暑いですねぇ
空気が乾燥していて、いまは冬というところから移動してきたので、蒸し暑さが堪えます。帰りも夜行ですが、行きの飛行機が寒くて寒くて眠れなかったので、帰りは完全防備で乗り込んだら、今度は暑くて暑くて……。カンタスの室温管理はどうなっているんでしょうね?(笑) タマネギのように徐々に脱いでいき、最後には裸足になっていました。すいていたので3人がけを独占し、ほぼ横になって寝られたのはラッキー、かな。
今回は、観光目的というわけではなかったので、ほとんど観光地らしきところには行かず、街をブラブラしたり、家でゴロゴロしたりしていました。晴れているかと思えば、さっとにわか雨が降ったり、また太陽が顔をだしたりとめまぐるしいお天気でもありましたし。夜は雷がなって、暴風雨などという日が何日もありました。夜行の飛行機は、行きも帰りもけっこう揺れて、何度もシートベルトサインが点きましたしねぇ(-_-;)
いちばん印象的だったのはピーマンの大きさでしょうか?(笑) とにかく大きい! 手前にあるトマトが日本標準と同じくらいですから、ピーマンが日本標準の3倍ぐらいあるのがおわかりになると思います。日本では一般的にパプリカとして売られている赤や黄色のピーマンも、日本標準の2倍はあります。大地が広いと、ピーマンも大きく育っちゃうんでしょうかね。
キュウリも不思議。太くてデカイのと、短くて可愛らしいのの2種類。普通の細長いものが見当たりません。味はほとんど一緒ですが、ところ変われば品変わるって、これ? という感じです。滞在していた家がオージーと日本人の編成ですから、食べ物は味噌汁とか餃子とか、栗ご飯なんかも作ってくれて和洋中いろいろ楽しませてもらいました。最近は健康志向で日本食材もけっこう出回っているそうです。だいぶ高いですけどね。
「また、近いうちに来るよ〜」と約して空港のゲートをくぐりましたが、「待ってるよ〜」といってくれましたが、待っているのはおみやげに担いで行った「生しょうゆ」と「手作り味噌」、焼酎なんかかもしれません(笑)