ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2009/06/18  (木) 

森の水

「開運水・森の水」という水のもとをもらいました。つまりは「水素還元水製材「匠石」というものを入れてつくる水です。還元とは酸化の反対。酸化を抑制する働きがあるそうです。酸化するというのは、人間の場合は老化を意味しますから、これを抑制し後退させる働きがある水ならば、どんどん飲みましょう(笑)  活性酸素を除去する働きがあるそうです。生命体が本来もつ能力は、日々、酸化によって失われていきますが、これを取り戻してくれるなんて、ホントならうれしい話ですね。ホントだから、何かいいことがある“開運水”なのだとか。
 
能書きでは500ccの水が1時間で-200mv以下の還元水になるそうな。一般的な水道水で+200〜+600、ミネラルウォーターで+200というのですから、かなりすごい数字です。なんかいろいろデータがくっついているけど、ちゃんと読むのはめんどくさ〜(^_^;) この精製材は、ちっちゃな袋ですが、水の中にある塩素や他の元素を吸着し、水中の菌類を抗菌し、水とミネラルを含んだ還元水へと精製する働きがあるそうです。ちゃんとした還元水になるまで1時間ほどかかるそうなので、水を入れてから1時間待つのだぞ(笑) 
 
ただ袋入れたボトルに水を入れるだけなので、出先で飲みきってしまったら、またそこらぺんの水をもらって入れて、1時間待てばよいのです。いまはまだちょっと涼しいので、街を歩いていてもそうそうは水を飲むことはありませんが、これからはちょっとで歩けば、1日にペットボトルの1本や2本は飲んでしまいます。公園の水のみ場でも水を足せばよいというのは役に立ちそうではあります。よい水を入れるほど短時間で精製できるので、飲み終わらないうちに継ぎ足したほうがいいのだとか。
 
1日に2リットル飲むと、血糖値が下がるとか、血圧が下がるとか、アレルギーが改善するとか、能書きはいろいろ言っていますが、そういうのは個人差があるものなので効果のある人もいれば、感じられない人もいるでしょう。そういう能書きは別として、この水、おいしいんですよ、実際。ちなみにこれでお酒を割って飲むと、吸収がいいのではやく酔っ払っちゃうそうな。安上がり? 吸収がよすぎるから、この水で薬を飲むのはやめたほうがいいそうです(笑)
 
1袋で3ヵ月もつのだそうです。8,000円、1ヵ月あたり2,700円弱なので、ミネラルウォーターのペットボトルを毎日、飲むことを考えたら安いです。これまで還元水といえば、ン十万円かけて、自宅に設置するという感じだったので、安くて持ってあるけるというのはかなりのアピールポイントではないでしょうかね。3ヵ月後ってメモしておかなくても、だいたいその時期がくると、水の味が変わってというか、変わらなくなってというか、元の水道水の味になるので換え頃は自然にわかるのだとか。私はまだ飲み始めたばかりなので、3ヵ月後にこれを実感することになるのでしょうか、楽しみです(^_^;)
 
昨年まではペットボトルはお茶派だったのですが、代謝をよくするためには水でなければダメと聞いて、このごろはあっさり水派に転向していました。これからはミネラルウォーター派から、さらに還元水派に転向(^_^;) コストが安くておいしいなら文句はありません。これで老化防止になるなら、なお、けっこうですね(笑)
 



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2009/06/16  (火) 

庭園美術館

JR目黒駅からほど近いところに、緑の濃い一角があります。庭園美術館です。いま「エカテリーナ2世の4大ディナーセット」という磁器を展示中。国立エルミタージュ美術館からやってきたもので、「ヨーロッパ磁器に見る宮廷晩餐会」というサブタイトルがついています。庶民にはまったく無縁のもので、「へぇ〜、ほぉ〜」ぐらいですが、この辺りにお住まいのシロカネーゼなる貴婦人たちには身近なものなのでしょうかね?
東京都庭園美術館は1933年(昭和8)年に朝香宮邸として建てられた建物を、そのまま美術館として公開したもの。戦後は、外務大臣・首相公邸、迎賓館などとして使われたこともあるとか。1983年(昭和58)年に庭園美術館として公開されました。
 

18世紀のロシア宮廷、女帝エカテリーナ2世の時代は、衣食住にわたって「エルミタージュ・エチケット」と呼ばれる礼儀作法が決められていて、料理はもちろん、テーブルセッティングや室内装飾、列席者の服装にまでいろいろうるさい規定があったとのこと。ヨーロッパ各国の王立窯などにディナー・ウェアを特注して、テーブルを豪華絢爛に飾った、そのディナーセットが見せてもらえるのがいま開催中の特別展です。
 
美術館に入るには別途入場料が必要ですが、庭園だけでも楽しめます。庭園だけなら入場料が200円。喫茶店などで待ち合わせるより、ちょっと優雅かなと思いました。中は洋風庭園と日本庭園に別れていて、そこここにベンチも設えてあるので、単なるおしゃべりタイムには健康的かもしれません。すぐ近くを高速道路が通っているので静かとは言えませんが、木々に囲まれているとなんだか静かなような気もしてくるから不思議です。
日本庭園には定番の池と、こじんまりした茶室があります。いまは使用していないようですが、申し込めばお茶会が開けるようになっているのではないでしょうか。小さな流れが水音を響かせていて喧騒の中にいながら喧騒を忘れさせてくれるようです。
 

        
洋風庭園は、ちょうどバラが終わってしまった頃でしょうか。芝生ではバギーを降りた小さな子どもたちが駆け回っていました。ご近所の若いお母さんたちには、安心して子どもを遊ばせることのできる貴重なスペースなのかも。字の消えかかったようなプレートがついているオブジェもいくつか。

 

「わっ、白髪の花だ!」なんて、思ってしまったのは白ネム。垂れ下がっているのはもう花も終りというところで、白髪のまま、ぽそっと地面に落ちていたりします。なんだか身につまされるような……(^_^;) 個人的にはおしゃれな建物よりも美しい食器よりも、なんだかぼっさぼさという感じの大きなイチョウの木が気に入りました(笑)


 



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2009/06/15  (月) 

あじさいの里

松田山ハーブガーデンの近く、開成町では「あじさい祭」が大盛況。シャトルバスが出ていることもあって、ハーブガーデンとあじさいの里をともに訪ねる人々でにぎわっています。こちらの「あじさいの里」は、広い田んぼの畦道にいろいろな色のあじさいが囲いのように植えられているもの。たぶん農業用水だろう流れの岸辺には、白、紫、ピンクとさまざまな色の花をつけたあじさいが肩を寄せ合うように並んでいます。密度が高くて、まるで花の帯のようです。
 
クルマだったので、「→あじさいの里」という路地を曲がった先にあった駐車場はスーパーマーケットのもの。「買い物のお客さん以外はダメです」と警備の人に追い出され……。あじさいは目の前にたくさん咲いているのですが、クルマを停めるところがありません。路駐のクルマもチラホラ。点数少ないし……。グルッとまわって警備らしき人を捕まえ、聞いてみると、なんだかものすごく遠いところへ行けと。「そんなぁ〜」と思って、逆方向に曲がり(^_^;)、広い道に出ると路地の入口に駐車場の案内がありました。

でも、「満車」。と、ここの警備の人はこの道を入って行けと合図します。「ままよ」と入っていくと、けっこう大きな駐車場があって、何台かは空いています。あじさいを見物に来て、そう何時間も歩いている人も少ないと思うので回転はいいのでしょう。なーんだ、逆から来ればノープロブレムだったんだ〜(笑)
 

         

そんなあじさいの帯ですが、流れ沿い以外は広―い田んぼの畦道に並んでいて、なんだかとりとめのない感じで(^_^;) いやいや密集していればいいというものでもないでしょうが、風景としては田植えの終わったばかりの田んぼの勝ち!という感じ(笑) 田植えをしたばかりの田んぼをこんなに間近で見たのははじめてだったので、それはそれで印象的な風景でした。花にシロートの私は、ガクアジサイを見て、「なんで真ん中は咲かないのだ。咲くのをサボっちゃいかん!」と花に文句をつけ、同行の友人に思いっきり笑われました(-_-;)
 



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2009/06/14  (日) 

松田山ハーブガーデン

東名の大井松田ICからほど近い、酒匂川沿いの高台に「松田山ハーブガーデン」があります。著名な建築家が設計したという円筒形のおしゃれな建物の下の傾斜地に180種類以上といわれるハーブ類が植えられ、さまざまな表情を見せている、いま風の言葉を使えば癒しのスペースとでもいいましょうか。年間を通じて季節ごとのハーブが花をつけ、香りを漂わせていますが、とくに6、7月はラベンダーやセージなど花がもっとも咲き揃うとき。酒匂川や松田の街並みを展望する絶好の場所でもあります。
 
はじめて松田山ハーブガーデンを訪ねたのは何年前になるでしょうか。神奈川のヌシのように土地の隅々まで走り回っているカメラマンさんに連れて行ってもらいました。当時は、まだこの施設ができて間もないころだったのでしょう、ハーブ花壇はいまほど充実していなかったと思いますが、あまり人もいなくて、静かな気持ちのいい場所でした。展望レストランもすいていたのでハーブティーの作り方を教わったり、いろいろな種類を飲んでみたりできて、私のお気に入りの場所のひとつになりました。
        

   
とはいえ、近くに住んでいるわけでもないので、そうたびたびは訪れることもできず、今回で3回目。人がいっぱいいるので驚きました。最近は有名になっちゃったのかも。駐車場も、確か以前は無料だったような……。いまは、500円に(^_^;) レストランもいっぱいで座る席がありません。花壇にハーブの種類が増えて、花もたくさん咲いていて、花の名前や効能などの解説も充実して、それはいいのですが、有名になっちゃうのはちょっと残念なような(^_^;) 身勝手ですね(笑)
   

        
あいにくお天気がもう一つで、街はうっすらと霞んでいましたが、それでもガーデンに足を踏み入れたとたんに眼下に広がる風景に息をのみます。景色だけなら晩秋なんかがいいかもしれませんね。そういえば、前に来たときは花の季節ではなかったような。だから、すいていたのでしょうか。ハーブでリースやポプリを作る体験工房もあり、1階の売店ではハーブティやハーブを使ったお菓子や小物なども売っていました。冷たくしたローズヒップティに蜂蜜を入れて飲むのが気に入っていて、ここ数年は夏になるとこればかり(^_^;)
 



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2009/06/13  (土) 

雨が似合う花

いまだに菖蒲とアヤメの区別がつきません。説明してもらうと、その場ではわかった気がするのですが、すぐにごちゃごちゃになってしまいます。どちらも花開くと、「ああ、今年も雨の季節がやってきた」と思わされる花です。傘をさしながら見るほうが感じが出るというものでもありますが、梅雨の合間を縫って「堀切菖蒲園」に行ってきました。合間を縫ってというほど、まだ雨の季節らしい天気ではありませんが。
       
京成線の堀切菖蒲園駅からは「堀木菖蒲園はあっち」という看板が随所に立てられているので迷うことはありません。10分ほど歩くと、菖蒲園の前には露店なども数店あって、多くの見物人が門の中へ吸い込まれていきます。ここには江戸系花菖蒲といわれる菖蒲を中心に200種6000株の花菖蒲が植えられているそうです。いまは「菖蒲まつり」の真っ只中。そう広い公園ではありませんが、いろとりどりの花菖蒲が賑やかに咲きそろっていました。入場無料というのもうれしいですね(^_^;)
       
この辺りは、江戸時代から菖蒲の栽培が盛んだったようで、「江戸百景」に数えられています。春信や広重の浮世絵にも描かれていますね。 戦前までは、堀切菖蒲園ばかりではなく、他にもいくつかの菖蒲園があったそうです。室町時代に堀切村の地頭が郡山から花菖蒲を取り寄せて栽培を始めたのが始まりという説と、江戸時代に百姓の小高伊左衛門が各地の花菖蒲を集めて庭で栽培したのが始まりという説があるそうです。 1959(昭和34)年に堀切園を東京都が購入、1975(昭和50)年に葛飾区に移管したとか。あら、ちょうど今年は公立になって50周年です。

 

雨が似合う花も、実は梅雨が本格化するころには花は終わってしまうようです。東京近辺では来週いっぱいぐらいが花のピーク。短い期間に精一杯の花をつけて、あとはひっそりと来年を待つ花って、桜ばかりではないのですね。そう思うと、「いま、咲いていますよ〜」と聞いた花には、「すぐに見に行かなくては!」という気分にさせられます(笑) そういう気分の人は多いようで、けっこうどちらも混んでますけどね。

 



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パスタランチ
和樂備神社