善光寺御開帳
善光寺本堂に安置される御本尊「一光三尊阿弥陀如来」は、654(白雉5)年以来の秘仏だそうで、一般にそのお姿を望むことはできませんでした。鎌倉時代に御本尊の代わりとして｢前立本尊｣が造られたそうです。「前立本尊」は、一つの光を背景に中央に阿弥陀如来、右に観音菩薩、左に勢至菩薩が並ぶ「一光三尊阿弥陀如来」像。普段は御宝庫に安置されていますが、特別に拝見できるのが7年に1度の御開帳です。というわけで、ＧＷの大混雑をものともせず、善光寺まで出かけていきました。次の2016年まで生きているかどうかわかりませんものね(^_^;)
阿弥陀如来の右手には、糸が結ばれ、この糸はずーっと長―く延ばされて、白い善の綱として本堂の前に立つ回向柱につながっています。その回向柱に触れることは、前立本尊に触れるのと同じことになり、前立本尊とのご縁が結ばれることになるそうです。現在の本堂建立のときに普請奉行にあたった松代藩が奉納したのがそもそもの始まりで、毎回、松代町から回向柱が奉納されるそうです。もちろん、今年も松前町からやってきました。高さ10メートルにも及ぶ回向柱の奉納パレードもあったようです。はじめの一歩として、この回向柱に触れる旅。待ち時間1時間は当たり前、なんと最大2時間近くは行列しないと柱には近寄れないようです。とりあえず柱は拝見したので行列はパス(^_^;)
なぜならば、その次の｢前立本尊｣を参拝する旅も行列2時間だったからです(-_-;) これだけは、並んで拝見しないことには7年に1度の意味がないし。無理やり誘った連れがいてよかったです(笑) 2時間は長い……。まず、本堂にたどり着くまでに1時間、履物を脱いで本堂にあげていただいて1時間……。行列というものは、なぜか大外に隙間ができます。蛇行しているので当然といえば当然ですが。係の方から、｢前に行っちゃって結構ですから詰めてください｣と声がかかったとき、外側にいた私たちはツツッと前へ。15分ぐらい稼がせてもらったかも(笑) スキーのリフト待ちと同じ要領ですね(^_^;) ズルしたわけではありません。係の指示に従っただけですよ。念のため(笑)
ご本尊は思っていたより小さいものでした。横一列でお焼香をして、参拝します。大勢が順番を待っている状態なので、ゆっくりお顔を拝見というわけにはいきませんが、これはいたし方のないところです。並んでいる間に、これも普段はなかなか上げてもらうわけにはいかない本堂の天井や壁の装飾などをじっくり拝見しました。撮影禁止です(-_-;)
参拝が終わると次は｢お戒壇めぐり｣。これは本堂の地下の真っ暗な回廊を巡るものです。これも2時間行列。以前にめぐったこともあり、とくに御開帳のときでなくてもめぐることはできるので、こちらもパスさせていただきました。お戒壇のあとは「御印文」で頭をなでてもらう儀式もありますが、これも見ただけで……。なんというショートカットでしょう(笑) かわりに「おびんずるさま」はしっかりなでてきました。主として頭。少しはよくなりますかね？
春のお菜
たけのこを買ってきたら、ご近所から茹でたけのこをいただき、煮たり、炒めたり、たけのこご飯にしたりと毎日がたけのこ攻め(笑) 旬のたけのこは本当においしいので、毎日でも飽きませんけれど。この時期しか食べられないのですから、存分に堪能したいと思います。
昨日は、蕗をいただいたので、これも煮てみました。すると、北のほうの温泉に出かけていた家のものが、わらびとたらの芽をもって帰ってきました。食卓は、春のお菜でにぎわっています。たらの芽は、ちょっと揚げすぎ！(^_^;) もう1回分ぐらいあるので、今度はもう少し弱火で上手に揚げたいのですが、はたして……。
新型ウィルス騒動は鎮静化する気配がありませんね。こんなときにターミナルへ行くというのはリスクアップに役立ちますが(笑)、今日は東京駅へ行っていました。みまわすところ、マスク姿はときどき、ちらほらという感じ。みんな切迫感はないですよね。横浜の高校生もセーフだったそうで。いちばんパニクっているのは、政府じゃないですかね、外添さん？ 開港博中止とか(笑) Ｙ150が中止になったら、スタジアムも閉鎖ですか？ 横浜ベイスターズ不戦敗？ いっくらなんでも、それは勘弁してね(-_-;)
高安寺
所用があって京王線の分倍河原にある税務署に行ってきました。ちょっと前までは喫茶店一つなかった駅なのに、ここ数年、大きな会社ができ、ついにはスーパーマーケットやファストフードのお店までできてしまいました。変貌を遂げつつある駅の一つでしょう。ここらあたりは、川の氾濫で流される前の土方歳三の生家があったと言われていますが、さてさて地形すらも江戸時代の面影はないようです。
税務署を出て、今度は都税事務所。こちらは一駅先の府中にあります。お天気がよかったので、120円を惜しんで歩いていくことにしました。トコトコと歩いていると｢高安寺｣というお寺に遭遇。府中は古くから開けていた宿場町なので、けっこう古刹もあります。古い地名は｢番場｣というそうですが、いまは公園の名前にぐらいしか残っていません。西何丁目とか東何丁目とかに統一してしまうのって、つまらないですよね。｢番場｣という地名からは、「ひょっとしてこの辺に番所でもあったのかしら？」という空想の風船を膨らませることもできるのに。
ふらりと訪ねた高安寺は、足利尊氏が古い寺を再興して「龍門山高安護国禅寺」として建立したのが始まりといいます。14世紀半ば。本当の古刹に遭遇してしまったようです。高安寺の名は尊氏が改名する前の｢高氏｣からとられたとか。往時には末寺が75もある大寺院だったそうです。いまは本堂もそれほど大きくなく、山門もシンプルだったのですが、仁王門が立派。享保年間に建てられたとう観音堂に風情がありました。密かにお参りして……、何かいいことがあるでしょうか？
街にもつつじが
お天気がいいので、本当は塩船観音につつじを見に行こうかと思っていました。が、世間はゴールデンウィークで、どこもかしこも大混雑。国道は上下線とも数珠つなぎで……。こうなると、出かける気が失せてしまいます。勤め人ならば、そんなことを言っても、この日しか出かけられないので、混雑しようが渋滞しようがしかたがないと言ったところでしょう。ところが、平日でも暇人クラブの人間にとっては、混んでるというだけで気持ちが萎えてしまうのです(^_^;) きっと、行った先でも人を見に行くようなものだろうなぁ〜とか。
出かけるのをやめて、買い物カゴをぶらさげて近所をフラフラと歩いていました。遠いところまで行かなくても、近所の公園や知らないお宅の生垣、道路の端に作られた花壇などにつつじがいっぱい花を咲かせています。もちろん名所といわれるところとは違って、種類や色は限られているかもしれませんが、いまをさかりと誇らしげに咲いている花々はとてもきれいです。本当に世界にひとつだけの花ですよね。つよぽんもがんばれ！＜関係ないって(笑)
ＧＷと渋滞はつきもののようなものですが、それにしてもどこもかしこも混んでいますね。1,000円効果？ ま、ありがたいっちゃありがたいですけど。「ＣＯ2を減らしましょう」｢なるべくクルマは乗らないように｣的な話はどこへ消え去ったのでしょうね。まったくこの国にはいろんな盾や矛がごろごろ転がっていて、歩きにくいったらありゃしない(-_-;)
道路が混んでます
しかし、必ずしも1,000円のためにつけたとばかりもいえません。先日、ひさしぶりにおじさんのいる料金所に止まってお金を差し出しましたが、これまでずっとＥＴＣを使っていたので、やっぱりこれは面倒だなぁという感じです。人間、楽を体験するとどうしても面倒は避けたいという方向へ心が動くのであります。
なまじ、1,000円なんていうから、車載器ひとつ付けるのに大騒ぎになっちゃうんだよなぁとぼやいたりして。ノムさんになっちゃう(笑) 普段は第三京浜200円の利用ばかりなので、1,000円の恩恵にはあまり浴さない感じだし。つけていないときは、しっかり下を走るのに、ＥＴＣがあるばかりに2駅で560円も取られる首都高についつい乗ってしまうではないか！と(-_-;) 財布からお金が出て行かなくても、通帳からは出て行っているのに……。
とかいいながら、付けたＥＴＣがちゃんと稼動するかどうか、東名の横浜町田まで行ってきました。別に急ぎの用があるわけでもないのに(^_^;) 一応、ちゃんと稼動していました(笑) それにしても道路が混んでいます。しかも、夜なのに上りがけっこうな混雑で。まったく停まることはなかったのですが、2駅分でハザードが2回という感じ。やっぱりＧＷなんですかねぇ。景気が悪いって、どこの国の話？
連休は家に居るというのを鉄則にしてきたのに、今年に限って出かけようなんて、バカなことかも。なんだかだんだん億劫になってきました。今週末は、夜中に走っても混んでいるのでしょうか？
