すごい雨で……
梅雨といえば、ジメジメ、シトシトというイメージなのですが、曇り止めにエアコンを入れると肌寒いくらいで、なんだかやっぱり「ヘン!」という感じ。蒸し暑いより楽ですけど。沖縄ではもう梅雨明けだそうですが、今年は「暑い夏」が予想されているそうですね。去年だって、じゅーぶん暑かった! それ以上、暑くなるのでしょうか……。40℃なんて声はあまり聞きたくないですがねぇ。
明日も同じ道を通ってご葬儀に行くことになりますが、予報では昼間は曇り。ぜひ、当たってほしいと思います(笑) 夜は雨で、スタジアムの試合が中止になってくれても、いっこうにかまいませんが(^_^;)
詐欺?
友人の環境ビジネス関係で個人営業の人のところに「雑誌のインタビュー」の依頼が来たそうです。「なんとかクラブ」という雑誌で、「なんとか企画」というところが出している月刊誌で、発行部数6万部とか。そして、翌日のうちにインタビューできれば、来月号に載せられるので、深夜でも早朝でもいいからインタビューさせてくれと。で、掲載料を5万円取るというのです。
「どう思う?」と聞かれました。友人はどちらかというと理論派で、ものごとの筋道を立てて考えるほうだと思います。わりに慎重な人だと思うし。で、「5万円かけて、発行部数が全国で6万部なら、コストに見合うのか?」という方向で考えたようです。多少でも反響があれば、5万円なら……と。
「ちょっと待って! その雑誌は確かに発行されているのですか?」。私はそっちのほうから考えてしまいました。一般に大手の出版社から出している雑誌はインタビューや取材で、謝礼こそもらえても掲載料を請求されることはありませんよね。広告であれば、そういう依頼の仕方はないのではないか?と。
そこで、「今月号に間に合わなくてもいいから」と言って、とりあえず「見本誌を請求したほうがいいのでは? そして、正式な依頼書なり企画書を送ってもらってみては? それから決めても遅くないと思う」という意見を口にしてみました。
彼は、「それもそうだ」と、そう言ってみたそうです。すると、「この話はなかったことに……」と相成ったという次第。どうも、疑わしいと思いませんか? たぶん、そういう話が来るのは個人とか家族でやっているような小さなビジネスなのでしょう。そして3万、5万ぐらいの金額だから、「まあ、ダメもとでやってみるか」なんていうことになりがち。
考える暇を与えず翌日にインタビューして、その場で現金を受け取って、「あとで掲載誌を送ります」なんて言って、なしのつぶて。1ヵ月ぐらい経って、おかしいなと電話をしてみると「おかけになった電話番号は現在、使われておりません」なんて。こんな詐欺なんじゃないかな〜?と思ったのです。
金額が大きい「振り込め詐欺」などと違って、金額が小さいのと(たぶん)証拠がないのとで、警察に申し出てもなかなか取り合ってもらえないケースではないかと。もし、本当に「環境ビジネス最前線」みたいな特集があって、私がよけいなことを言ったばかりに、彼に情報宣伝をする機会を失わせてしまったとしたら、誠に申し訳ないと思うのですが、98%ぐらいの確率で詐欺だと私は思うんですよねぇ。
「他人を見たら泥棒と思え」という感性になってしまっているのかとも思い、それも寂しいことではありますが、世の中、油断も隙もありゃしないっていうのも……、ね?
「ザ・マジックアワー」
映画は、「5分に1度は笑わせられる」というのは大げさながら、なかなかおもしろかったです。あちこちで笑い声が響き、気がつくと私も声を出して笑っていたり。最近ではけっこう大きめといえるぐらいの映画館で、8分以上の観客だったと思いますが、笑いのツボって、人によって違うんだとも思いました。思わず笑い声がでちゃう!というシーンが、人によって微妙に違うのですよ。
主演の佐藤浩市ももちろんよかったのですが、やっぱり西田敏行でしょ〜。それと寺島進でした。古典的美人像という意味では、深津絵里ってそんな感じだねと、一緒に見に行ったモモタロウと話が盛り上がりました。
三谷さんの舞台は、毎回、何人もの名前を騙って先行予約などにエントリーするのですが、このところずっと玉砕。席が取れた最後の舞台は「なにわバタフライ」、それもいっちばん後ろの席でした(-_-;) その点、映画は席が取れないってことはありえないので、とにかく観ることだけはできます(笑)
海の中道
福岡観光のもう一つは、「海の中道」。なんだか、速水もこみちみたいな感じ(笑) 福岡埠頭ベイサイドプレイスから西戸崎まで船に乗りました。お天気はなかみちならぬいまいちでしたが、博多湾が目の前に広がり、船が進むにつれて景色がどんどん変わっていきます。陸路でも行かれるのですが、遠回りになることもあり、つかの間の船旅を楽しむことにしました。旅って言っても、定期券をもって乗船する方々もいらっしゃるくらいで、まあ、海の上のバス感覚ですね。
西戸崎に到着すると鉄道の終着駅が見えました。これに乗っていくと近いのかなと思い、駅へ行って尋ねると、「ここは海の中道海浜公園へ来る人が降りる駅。歩いてすぐだよ」と道を教えてくれました。歩いてみると、正門ではありませんが、すぐそこが西口でした(^_^;)
広大な公園で、動物園あり、植物園あり、水族館あり。メリーゴーランドや観覧車、パターゴルフなどの施設もたくさんあって、家族連れやグループなどで一日遊ぶにはよさそうです。BBQの施設などもありました。
とにかく広いので、そぞろ歩きに正門まで行ってみましたが、疲れちゃって、帰りは園内をぐるぐる走る循環バスに乗りました。バスと行っても屋根つき2連馬車みたいなスタイルで、動力が馬の代わりにエンジンといった感じ。さて、何馬力?
海風を胸いっぱいに吸って、ふらふらと歩く楽しさを味わいましたが、はたしてこれは観光ですか?
太宰府天満宮
福岡へは“観光”で行ったのですから、ちゃんと観光をしてきました。まずは「太宰府天満宮」へ。学問の神様、菅原道真が祀られているので、受験生にはおなじみの神社です。西鉄の「大宰府」駅を降りて、広い参道を歩いていくと大きな鳥居に出会います。境内は広々とした庭園で、写生をしている高校生が何人かいました。宿題かな?
菅原道真は5歳で和歌を詠み、10歳で漢詩を創り、神童と称された人で、30歳の頃にはすでに学者として有名になっていました。55歳で右大臣になったのですが、政局の急変で大宰府に左遷。903(延喜3)年に病気で亡くなってます。この菅原道真公を祀るために大宰府天満宮が造られ、今日まで学問の神さまとして人々の信仰を集めています。ちょっとでも賢くなれるように、しっかり参拝してきました(^_^;)
学問の神さまですから、奉納されている絵馬もほとんどが合格祈願。ずいぶん遠いところかもお参りに来ている人がいるようです。苦しいときの神頼み? もう季節外れではないかと思ったのですが、試験といえば入学試験ばかりではなく、国家試験などの資格試験もあり、受験日もいろいろなようで、かなりにぎわっておいでです。面倒をみなくちゃならない道真さんも通年で忙しいのでしょうね。
古いお社らしく、木々も樹齢何百年という樹木がたくさんあり、4、5人で手をつながなくては一周しないような太い幹の欅もあります。圧倒されますね。桧皮葺きの門の屋根の葺き替えが行われていました。カンパしてくださいって。でも、貧乏だから、ごめんなさい……。だから、賢くなれないんでしょうねぇ(-_-;)
「梅之枝餅」というのが名物のようで、参道ではそこここのお店から呼び込みの声がかけられます。試しにお抹茶セットを注文してみました。梅ジャムでも入っているのかなと思ったら、中は普通の餡です。梅の刻印があるから、梅之枝餅なのかな? あまり甘くなく、柔らかいお餅に包まれています。太宰府天満宮は梅林で有名なようですね。