谷根千あたりを
今日はモモタロウに手を引かれて、根津、千駄木、谷中、そして上野あたりをフラフラ歩きしてきました。出がけにふと気がついて万歩計を装着。全歩数23,488歩。いやぁ、よく歩きましたねぇ。最近ちょっと閉じこもり気味かなと思うと、それを察してか、連れ出してくれる友だちがいるのはありがたいことです。
まずは千代田線の根津駅で待ち合わせ、根津神社へ行ってみました。ちょうど名物のツツジが終わっちゃっていて、咲いていたらさぞや壮観だろうなぁというお庭を見物。どこかへ行くときに必ずやストライクな時期をはずすという、相変わらずコントロールの悪い散歩人ですが、緑の季節にはそれなりの美しさもあります。
犬公方で有名な五代将軍家綱が、六代家宣のために建てた神社です。しかし、家宣の臍の緒を埋めた塚って……、そんなもの、ありがたいんですかね?(笑) 社殿ではちょうど結婚式が行われていました。なかなか美男美女のカップルで、普通の振袖の花嫁です。少人数でシンプルに式を挙げた様子。こういう結婚式も素敵です。
それから千駄木に向かって歩き始めると、駄菓子屋さんとか、和食器の小さなお店などがあり、気になる、気になる。とくにお煎餅や金太郎飴、駄菓子なんかは、「買って帰りたいよー」と思いました。しかしまあ、始まったばかりの道中で、しかもデブのもと! ぐっとこらえて歩きます。
千駄木に「乃池」という穴子寿司で有名なお店があり、一度、行ってみたいなぁと思っていました。で、ちょっと探してみましたが、今日はお休み? 11時を回っているのに閉まっていました。お品書きを見れば穴子寿司2,500円。うーん、やっていてもランチに2,500円はねぇ。この前、清水の舞台から飛び降りて高いランチをいただいた後遺症で、まだ骨折しているような経済状態ですからねぇ(笑)
さて、あっちかな、こっちかなと行き当たりばったり歩いていくと山岡鉄舟のお墓のあるお寺(全生庵)の前を通りかかりました。ここもちょろっとのぞいてみましょう。ここらへんは本当にお寺がいっぱいあります。路地を曲がればお寺、また曲がればお寺、という感じです。
行ったり来たりしながら、、やがて谷中墓地に到着。ここにはさまざまな有名人のお墓があります。といっても、わざわざ探してみるほど興味深い人もなく……。私が記憶していたのは高橋お傳だけだったのですが、我ながらなんで高橋お傳?って感じ。長谷川一夫のお墓などは、新しく建て直したらしく、ピカピカです。初老のご婦人がふたり、「母がファンだったのよね」などと言いながらお参りしてました。初老の方の母上ってことは、昭和初期ぐらいのスターだったのでしょうか。もちろん、私も名前ぐらいは知っています。
さて、本気でお腹がすいた〜! 谷中銀座に行こう! という話は、また後日。
和食の季節感
突き出しはわらびの茹で和えにほたるいかの刺身、焼酎のロックなぞを傾けつつ、これだけでも行った甲斐があるという感じです。お酒はたいして飲めないのですが(^_^;) 焼きそら豆もほくほくでおいしかった!
友人とのメインの話は、ちょっと聞かない振りをしておきたいという話ではありましたが(笑)、それは棚に上げておいて、仕事の話、職場の話、旅行の話、楽しいときをすごさせてもらいました。
最近、伊勢神宮に行ったのだそうです。伊勢神宮は行ってみたいところではありますが、思想的にねぇ……(笑) というわけで、私はまだ足を踏み入れたことはありません。彼女の話を聞いていると、「やっぱり、行ってみたい」という気になりました。建築はぜひ一度は見ておきたいものです。一生に一度ぐらいは「ええじゃないか!」を成し遂げないとねぇ。
中国も大変ですねぇ
報道されてくるにつれて、地震の大きさや被害状況の大きさが見えてきます。オリンピックどころじゃないのでは? という感じです。阪神淡路の被害との大きな違いは火災が起こってないことですよね。石やレンガ、コンクリートの建物が多いようで。やっぱり日本の家は木と紙なのね、と思いました。でも、そういうレンガやコンクリートだけに、生き埋めというケースも多いのかなと。これで火事まで起きたら、もっと悲惨なことになりますけど。
津波、サイクロン、地震、アジアを襲う自然災害は、増えすぎた人間を神様が間引きしてるの? 今度は、大阪? 東京? と思えば、気持ちが悪いですよね。淘汰されてもいいけど、生き埋めはイヤだなぁ。どうせなら、私は一発勝負であの世へ送ってもらいたい(^_^;)
関東もけっこう頻繁に揺れておりますよ。先日の震度3は、揺れている時間がけっこう長くて、なんだか頭がクラクラした感じだったし。関東はかなり地震慣れしている地域だと思いますが、それでも気分のいいものではありません。かといって、非常持ち出し袋を用意しているわけでもなく、防空頭巾(笑)を用意しているわけでもなく、ま、なるようにしかならないだろう……という防災対策ゼロの暮らしは続きます(^_^;)
寒いですねぇ
外出するのに、いったい何を着たらいいのでしょう? テレビの報道番組を見ていたら、ダウンジャケットを着ている人もいました。でも、コートやセーターは、「いまさら?」という感じもしますし……。長袖シャツにスプリングコートで出かけたら、震えあがってしまいました。
久しぶりに山手線に乗ったら、「線路の下で異音がするので、点検のため、しばらく停車します」というアナウンスが。なまず? 中国では大地震で大きな被害が出ているようで、冗談を言っている場合ではありませんね。
でも、最近、本当に電車がよく停まります。めったに電車に乗らない私でも、乗れば5割ぐらいの確率で、人身事故だの車両故障だの……。2日続けて「線路内に人が入り込んだので」という停車に驚いたことがあります。
先日、やっぱりめったに電車に乗らない知人が3日続けて30分以上、電車に閉じ込められ、駅を降りて看板に八つ当たりし、御用になりました(笑) 交番で30分以上、説教されたそうです。お酒も呑んでないのに、何をやっているのやら(-_-;)
人身事故というのは自殺なんだそうで、本当に事故だと死傷事故というそうですね。こんなにしょっちゅう「人身事故のため、しばらく停車します」という告知を聞くということは、鉄道に飛び込んじゃう人がたくさんいるということ……。
津波や台風や地震というばかりではなく、生物である人間も含めて、地球は壊れ始めているんだなぁと思います。自殺もさりながら、すぐ刃物を振り回す人が増えたり、理由なく他人や自分を傷つけたりするのって、やっぱり人間そのものが壊れてきているって気がしませんか? すぐに看板を蹴飛ばしたりするのも含めて(笑)
幼なじみ
今月はなんだか不思議な月になりました。先日、小学校時代の友だちと何年ぶりかに会ったのですが、今日はまた別の小学校時代の友人がランチに誘ってくれました。6、7年前に学年会のようなことをやり、そのときに会って以来。そのときは100人近く集まったので、顔を見ただけって感じで、つき合いの悪い私はイヤイヤ出席して、さっさと帰ってしまったのでした。それなのに、思い出して、誘ってくれるのはありがたいことです。
実は、その前に何人かで集まろうという企画があったのですが、「あの人が来るならイヤ」とか、「あの人を呼ばないで」とか、そういう話が勃発して、中止になってしまったのです。10歳や12歳ぐらいのときの知り合いで、いまの生活とはまったく関係のない人なのに、いいとか、イヤとか、「くだらん!」と思い、「そんなオトナ気ない話になるんだったら、私も参加しない!」とお断りをしてしまったら、元学級委員のにいさんから「そういうアンタもオトナ気ない」と怒られてしまいました。まあ、そうとも言える(笑)
で、ふらり……という感じのランチだったのです。幼なじみと会うと、すぐに「○○ちゃん」という、子ども時代の呼び名に戻っちゃうからおもしろいですね。その人の仲よしも私に会いたいと言ってくれているとかで、また次の機会を、という話になりました。そうか、その時代からいままでずっと仲よくつき合っている人たちもいるんですね。
私は誰とも継続したおつき合いはなくて、ひょっとしたら私は孤立してたのかも? 「どうせ真っ当な人生を歩んでいるわきゃ〜ないから、ちょっとちょっかい出してやれ」というモルモット観察的興味かもしれませんねぇ、私に会いたいなんて(-_-;)
こういうことは「気運」みたいなものがあるみたいで、続くときは続きます。お昼を食べて、おしゃべりをして、ついでに子ども時代をすごしたあたりをフラフラと歩き回ってきました。引越ししていないので、いまでも近所ではありますが(笑) 植物に疎い私には名も知れぬ花ですが、住宅のお庭や路地のそこここに、春の花と入れ代わって、初夏の花が風に揺れていました。そういえば、今日は風が強かったなぁ。