ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2008/02/19  (火) 

1周年

今日でこのブログを書き始めて1周年を迎えました。ご愛読、ありがとうございます(^_^;) よくもまあ、毎日、毎日、くだらんことをダラダラと書き続けてきたもんだと(笑) 
 
「ブログ書かない?」と誘われたときは、「とにかく何か書けばいいんでしょ? おっけ〜!」なんて、気楽に引き受けたものの……、これはかなりなストレスになりました。こんなことを10年近くも続けている糸井重里さんはすご過ぎる!
 
スタートしてから1ヵ月目ぐらいが一番つらかったかもしれませんね。書くことが嫌なのではないのですが、毎日となれば、どうしたってネタ不足になりますよ。どこにも出かけないで家に蟄居しているときなどは、極度のネタ不足に陥ります。これが大ストレス。が、しばらくたつとこのストレスにも「慣れ」が生じてきます。人間は強い! どんなことにも慣れる!(笑)
 
システムのNU-FACEさんに「毎日はキツイねぇ」と愚痴れば、「毎日じゃなくてもいいんだよ。でも、毎日とたまにではアクセス数がずいぶん違うと思うけど〜(笑)」とイジメられるので、「よ〜し、書いてやる!」なんて(^_^;)
 
そして、ネタ不足解消のため?この1年はずいぶん外に出歩きました。人生始まって以来のほっつき歩いた日々じゃないかったでしょうか。おかげさまで昨年の2月に比べれば、1日につき30倍以上の方々に訪れていただいています。定期的に遊びに来ていただいている方もかなりいらっしゃるようです。毎度あり〜。くだらない話が多くてすみません。
 
ですが、本店の「縁起堂本舗」の売り上げUPにはぜ〜んぜん結びついていないことも判明しています(笑) みなさん、立ち読みのようで(笑) そこで。本店の売り上げにはあまり貢献していないことでもあり、また、1年頑張ったということで内容面は勘弁していただき、2年目からはちょっと肩の力を抜いて「なるべく書くようにする」ぐらいにペースダウンしようかと思っています。たまに休んでもご勘弁くださいね〜(^_^)/~~



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2008/02/18  (月) 

越生梅林

ガラス屋さんは越生梅林の目の前にありました。3階の会議室からは、それは見事な借景が楽しめるそうです。越生梅林では、16日から「梅まつり」を開催中。 
ところが、やはり開花は遅れていて、全体の1%ぐらいしか咲いていません。「越生ばやし」などが演じられていて、お囃子の音は賑やかなのですが、園内はがら〜ん。とはいえ、せっかくここまで来たのだからと、梅林散歩を敢行しました。寒っ! ついに鼻水が……(-_-;)
 

越生梅林は2ヘクタールほどあり、白梅が約700本、紅梅が約100本、越生野梅などの古木が200本も植えられているそうです。園内だけで1000本、周辺には約2万本の梅が植わっているというのですから、満開になったらさぞや見事なことでしょう。600年程前、梅園神社に太宰府天満宮を分祀したときに、菅原道真にちなんで梅を植えたことから始まったといわれます。長い年月をかけて、ダイナミックに育てたものですねぇ。関東三大梅林のひとつで1940(昭和15)年に埼玉県の指定名勝になっています。
 
園内では婦人会の方々が作った梅干やさまざまな梅の加工品、老人会の方々が丹精した梅の盆栽なども売られていました。が、いかんせん寒すぎまして……。園内を走るミニSLにも乗る子どもの姿はなく、運転している係員の人も寒そう。全長で253メートルあり、園内をぐるりと一周するSLは、満開の梅の下なら、さぞや楽しいことでしょうに。
  
屋台で地元のおばさんが焼き団子を売っていたので、ちょっと買い求めてみました。ホントに手作りっていう感じ(笑) 味は、焼団子というよりお餅? ちょっと塩っぱかったです。そのお団子もすぐに冷たくなる寒さなので、早々と退散。婦人会製の、粒は不揃いだけどお安めという梅干をおみやげに。

  



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2008/02/17  (日) 

がらすらんど

みきデザイン工房の方々が、問屋さんにステンドグラスのガラスを選びに行くというので連れて行ってもらいました。大きな倉庫にさまざまなガラス! 板ガラスばかりではなく、素人にはよくわかりませんが、ベネチアングラスとか、熔かして使う粉状のガラス、ガラスを加工するための機械や用具、スタンドなどのパーツなど色とりどりで、まるでガラスのドリームランドです。
 
板ガラスといっても、色や質感などは千差万別。アメリカやフランスからの輸入がほとんどなのだそうです。こんなにたくさんの中から、どうやってほしいものを探すのでしょうか? プロにはわかる分類の仕方がありそうですが、私はただただ眺めているのみ(^_^;)
 
普通はなかなかこういう倉庫に入れてもらえるような機会はないので、それだけでもかなりおもしろかったです。ビーズのようなかわいいガラスは、子どもだったら絶対、食べちゃいそう。いろいろな模様があり、カラフルでおいしそうでした(笑)
  
スティック状のもの、粉状のもの、どうやって加工するんでしょうね。熱で溶かすのだろうぐらいのことしか考えられません(^_^;) 蝶ちょやトンボに変身するトレイはクッキーでも作れそうです。う〜ん、どうも連想が食べ物にしかいかない……(笑)
  
たくさん買い込んだ(らしい)ガラスが、展覧会のときにどんな美しいランプやパネルに変身してくれるのか、とても楽しみです。

 



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2008/02/16  (土) 

小石川後楽園の梅林

今年は寒くて、梅の開花が遅れているようですが、東京では小石川後楽園だけが五分咲きという情報がありました。暖かいのですかね、文京区は? お隣の東京ドームへは(嫌々ながら)何度も行っているのですが、後楽園には足を踏み入れたことがありませんでした。まず、入り口はどこ? 
 
トヨタの本社ビルの上のほうから庭を眺めたことがあるし、いつも閉まっていたけれど東京ドームの帰りに門を見た覚えもあるので、飯田橋か水道橋、どちらかでしょう。迷った末、水道橋で降りて閉まっていた門へ向かいました。閉まっていても案内ぐらいはあるかな、と。
 
門は開いていました。入り口に警備の方がいて、「割引券、もってます?」と聞かれました。いいえ。駅に置いてあるのだそうです。「じゃ、これ上げます」と割引券をくれました。「私から貰ったというのは内緒ね」と。この会話、チケット売り場の窓口に聞こえているような気がするけどなぁ、すぐそこだし(笑)
 
小石川後楽園は水戸徳川家ゆかりの回遊式泉水庭園で、1629(寛永6)年、初代藩主・頼房が築いた庭園を、2代光圀(水戸黄門)が改修して完成させたものです。都立公園として開園したのは1938(昭和13)年4月3日、70年も前のことなのですね。1952(昭和27)年に、文化財保護法によって特別史跡及び特別名勝に指定されています。

  
7万平方メートル以上の広大な庭園は、大泉水を中心に随所に中国の名所の名前をつけたそれらしい景観を作り出し、かなり中国的なものを意識しているようです。また、京都などの景勝を模した山や湖、橋などが作られています。もともとは水戸藩の、江戸上屋敷の庭として造ったもの。さすがご親藩、財力あったんだなぁ〜なんて(^_^;)
 
梅林もそれなりの広さですが、開花している木はまだ少なく、やっぱりちょっと早かったですね。それでもかなりの人々が梅見物にいらしてました。中国人は梅が好き、日本人は桜が好き、「なぜ?」と欧米人に聞かれたことがありますが、日本人は梅も好きよ! というか、花鳥風月、みんな好きですよ〜(笑)
 
福寿草がたくさん花をつけていて、見物人には梅よりこちらのほうが人気があったかも。これも不思議な花ですよねぇ。地面から直接、花が咲いているような……。

 



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2008/02/15  (金) 

能勢妙見山東京別院「水行國祷会」

能勢妙見山東京別院は日蓮宗大阪能勢妙見山の全国唯一の別院として、1774(安永3)に能勢筑前守頼直の江戸屋敷に創建されたお寺。お寺なのは確かだと思うのですが、なんとなく神社のような風情もあり……、ちょっと風変わりな感じがしました。2月15日はお釈迦さまの命日にあたるそうで、この日、天下泰平を祈願して「水行國祷会」が行なわれています。
 
陽射しはありましたが、風が冷たく、今年はとくに寒いこの時期に下帯姿の男たちが水行をします。この人たちは100日行をした僧だと聞きましたが、真偽の程は不明。ここはは幕臣・勝小吉が息子の麟太郎(勝海舟)の開運勝利を願って水垢離した場所でもあるそうですが、それと水行が関係があるのでしょうか? 境内には勝海舟の像がありましたが、維新後らしく断髪、洋装姿。珍しいかもしれませんね。
 
水行が開始される30分くらい前に行ったのですが、狭い境内はカメラを持った人々でもうぎっしり。中高年というか、高年ぐらいの方々でいっぱいでした。写真どころか、全然、前が見えない! しかも押されてじりじり後退。後退したところにコンクリートの台があり、そこに乗っていた人がいたので、私もそのとなりへちゃっかり(笑) 
  
準備されている桶などは見えたのですが、水行が始まると前にいる人々が手を高く上げてビデオを撮り始め、さらに一脚にカメラをつけて高く上げる人があり、私が撮った写真に写っていたのはビデオをもっている人の手、誰かの禿頭などなど(笑) しかも私の乗っている台も初老の男性に目をつけられ、さらに後退を余儀なくされ……たところはもう石の塀というか、囲いというか。えーい、そこに乗っちゃえ! で、2回目の水行のときはばっちり写真が撮れました(^_^;)
 
境内に準備された樽には水が張ってあり、氷らしきものも浮いています。そこへ白装束の行者が現われ、着物を脱いで念仏のようなものを一心に唱え始めます。そして、桶で樽の水をすくって向かいの行者へかけ、そして掛け声と一緒に自分も頭からかぶります。これが2回。誰も寒そうな顔はしていませんが、本当はすごく寒いと思いますよ。修行とは大変なものですね。



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野川の水車
JR最高標高の駅「野辺山」