ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/12/21  (金) 

ちょっと駅まで

駅の近くまで買い物に。どこかへ行った帰りについでに買ってこようと思っていたものですが、電車を降りる頃にはすっかり忘れて、買い物をするはずの店とは反対の改札口を出で、すらこら。もう1ヵ月以上も買い忘れていたものがあったので、散歩がてら出かけていくことにしました。
 
急ぐ旅ではないので、あっちこっち道草を食いながら歩いていると、枯れ枝の生垣がありました。日の光を浴びて、霜でも降りているように白く光っています。最初は、これが枯れた枝だとは気づかず、きれいだなぁと思って近づいたら枯れ枝の輝きだったのです。冬には冬の風物があるものですね。
 
そう思ったら、あちこちの生垣が気になって(^_^;) ついこの間まで桜の枯葉を冠にいただいていた生垣は、すっかり枯葉がなくなり、もとの緑の生垣に戻っていました。よく見ると小さな白い花が咲いている生垣も。

  

途切れたところに、実をつけた木があるのもいいですねぇ。誰も収穫しないのでしょうか、たわわに実っています。いままで、こんなところに、こんな大きな実をつけている木があることに気づきませんでした。柚子でしょうかね?
 
濃いピンクの花をつけた椿は、周りがくすんだ色ばかりなので目立ちます。塀に貼りついているように見える生垣も気に入りました(笑) まぶしいくらい真っ赤な南天の生垣も見つけました。和風でも、洋風でも、植物の垣根はいいですね。ブロック塀は寂し過ぎます。

 
いよいよ街はクリスマスモードなんでしょうが、街に出ていないので華やかさのお裾分けはいただいていません。私がウロウロしている近所には、どうもイルミネーターという方々はいないようです。残念。



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2007/12/20  (木) 

気持ちだけ銀世界へ

先週末は、仲間がみんなスキーに行っていたようです。スキークラブのメンバーからも、いろいろな写真が送られてきました。いいなぁ〜。昨年は暖冬で、いま頃はどこのスキー場もぺんぺん草が生えていたというような話を聞ききましたが、今年は例年並、というより、先週あたりはかなりいい雪だったようです。
 
今週末は3連休ですね。また、雪山に出かけていく人も多いのではないでしょうか。私は、今週末も出ては行かれない状況で、まことに残念です〜。
 
しかし、雪はよくてもガソリンが……。先月、高くなった高くなったと行っても154円ぐらいで入れられたガソリンが、セルフのスタンドでも163円になっていました。先月は高速道路内が161円だったのですが、高速道路内のGSも上がったのかなぁ。
 
この価格はハイオクです。スキー仲間は、長距離を走ることが多いので、わりと大きめなクルマに乗っている人が多く、だいたいはハイオク仕様。みんなの悲鳴が聞こえてきます。買いだめもできないし。もちろん、私も人一倍、大きな声で叫んでまーす。1万円札出して、満タンにして、お釣りがないどころか、足りないって?
 
だからって、すぐに燃費のいいクルマに乗り換えるってわけにもいかないし……。ここ数年はクルマ趣味は棚に上げている状態ではあるものの、気に入らないクルマには乗りたくないしなぁ、とか。まあ、遊びに使っているような者は、勝手に叫んでろよって感じではあるでしょう。営業で使っている人は声も出ないかも。とりあえず、乗り控えするしかないんでしょうね。
 
「それでも雪がいいよ」と言われれば、行きたくなってしまいます、雪山へ。故障してからロクに滑れはしないのだけど、一面、真っ白な写真をみせられると、心が揺れるのでありました。



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2007/12/19  (水) 

隅田川にかかる橋

築地市場から少し歩いたところに浜離宮があります。ここから水上バスに乗って吾妻橋へ行きました。ここの波止場(ですかね?)から乗るためには、浜離宮の入園料300円を払わなくてはならないのですが、初冬の浜離宮もきれいだったので許す。水仙が咲いているというので行ってみたのですが、なんだか寂しい咲き方。広いとことでは、春に向けて菜の花畑の準備がすすんでいました。
 
船の出港、というんですかね、水上バスでも。離岸かな。まあ、とにかく、それがせまっていたので、ゆっくり浜離宮を探索するのは後日にでも。「東京水辺ライン」という定期水上バスに乗るつもりだったのですが、この日は運休。「東京クルーズ」という会社の船に乗りました。何かが違うのかどうか、わかりませんが。
 
一度、隅田川で船に乗ってみたかったのは、島田荘司さんの推理小説で「隅田川にかかる橋はみんな形が違う」ということを知ってから。どういうお話かは、これがポイントとなる推理小説なので触れませんが(笑)。たいていの橋は、上は何度も通っています。大きな道路にかかる橋だったりするので、クルマで渡っている感じです。でも、橋の形や色というのは、渡ってるとわからないのです。欄干は見えますが、橋桁は覗き込むわけにもいきませんよね、大きい橋は。というわけで、橋を見るのを一番の楽しみとしていました。
 
船は浜離宮を離れると水門を通って隅田川へ。いったん日の出桟橋まで下って、それから吾妻橋へと上って行きます。上りは浜離宮には停まらないのですよ。座席がいっぱいになるくらいのお客さんが乗っていましたが、みんな日の出桟橋で降りちゃった。ん、外国人だ! 中国人や韓国人らしき人の団体がお台場ツアーのようです。旗をもったおねえさんが桟橋でお出迎え。船に残ったのは浜離宮から乗り込んだ9人だけ? しばらく停船しているうちにお客さんも増え、いざ隅田川を遡上です<鮭か!
勝鬨橋          佃大橋         中央大橋 

  
海に近いほうから「勝鬨橋」。昔は大きな船が通るときは橋が上がったそうですが、いまでは固定されています。橋が上がってゲートが開く姿というのも見てみたい気がしますけど。次が「佃大橋」、「中央大橋」、「永代橋」、「隅田川大橋」、「清洲橋」、「新大橋」、「両国橋」、「蔵前橋」、「厩橋」、「駒形橋」、そして終点「吾妻橋」に到着。3本先の橋が見えるくらいみんな接近してるんですけどね。興味のない人には、つまんない話だろうなぁ(^_^;)
永代橋          隅田川大橋      清洲橋

  

新大橋          両国橋         JRの鉄橋があって

  

蔵前橋          厩橋は塗装工事中で 駒形橋  

  

そして、ひときわカラフルな吾妻橋が終点



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2007/12/18  (火) 

築地市場

築地市場が豊洲に引っ越してしまう前に(移転はんたあ〜い!)、ぜひとも一度行っておきたいと出かけていった。市場といえば午前中でしょう。約束の時間に11分遅れで到着した私は1番乗り。そして、14分遅れ、25分遅れっと。みんなとおっても朝には弱いのだ(笑) 14分遅れは朝に弱いのではなく、電車の所要時間の計算に弱かったのだそうですが。
 
スーパーでパックに入って整然と並んでいる切り身を見慣れているので、店頭に丸ごと転がっている魚を見るだけでなんだがうれしい。鰹を削っている音といい匂いに思わず立ち止まって見入ったり、雑魚の量り売りを買ったり。煮干だ、干ししいたけだ、海苔だ、昆布だ……。お歳暮に新巻き鮭の地方発送を頼んでいる人もいます。
  

平日で、まだ年末の買出しというには少しはやい時期でしょうが、かなりな混雑で仲間を見失いがち。今年もカウントダウンに入る頃には、きっと身動きができないくらいの人出になるのでしょうね。
  
最近はテレビのグルメ番組によく登場するせいか、どの店も行列ができています。市場の店頭に並んでいる魚が冷凍だったりするので、どこで食べても実はあまりかわらないのでは? 築地の場外で食べてるという雰囲気が「うまい!」のかも。と、屁理屈をこねているのは私だけで、みなさん、うれしそうに列に並び、うれしそうに食べています。全然、情報を仕入れてきていないので、どこでもいいやと私たちも列の最後尾にくっつきました。
 
「みんな〜、早く食べなさ〜い。終わったら、さっさと席をたちましょ〜」。値段は高くはないが、安いというわけでもない。海鮮丼と岩海苔の味噌汁を堪能して、ふと外を見ると列の長さが2倍になっている。もう、お昼どき。さあ、とっとと席を譲りましょう〜。



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2007/12/17  (月) 

羽子板市

浅草寺の羽子板市に行ってきました。羽子板は「邪気を跳ね返す板」なんだそうですね。女の子の成長を願う風習だそうですが、もうこれ以上、成長はしなくていいです。とくに横には(-_-;)
 
押絵羽子板の起源は、江戸末期に歌舞伎の役者絵が多く取り入れられたといいますが、やはり現代でも歌舞伎系のものや藤娘などが多いようで、とても美しいです。が、高い! 

  

羽根つきをして遊べるような絵が描いてあるだけの物は1000円ぐらいからありますが、そのサイズで押絵になると、もうヒトケタ違います。そんなに凝ってなくて、布も高級なものを使っていないものでも2万とか3万とか。ちょっと貧乏人の手には届きません。お店のにいさんが「勉強しますよ」って言ってましたが、勉強ったって、限度があるでしょう。勉強、嫌いそうなにいさんでした。5000円にはしてくれないよね(笑)。

 

毎年、話題になる変わり羽子板は、今年は「田中マーくん」とか「ハニカミ王子」とか。そういえば宮崎県知事もいらっしゃいました。「どんだけぇ〜!」。世相を現すといいますが、案外、今年は地味かな。ボクシングのおにいさんたちもいるかなと思ったけど、いませんでした。モンゴルから帰ってきたお相撲さんも。

 

いい話題じゃないと取り上げられないのでしょうね。押絵羽子板の機嫌は19世紀初頭の文化・文政の頃といわれますが、そのころはヒットした歌舞伎の役者絵なんかが変わり羽子板だったのでしょう。
  
今日は、浅草に来るのがはじめてという、六本木にお勤めの都会派と一緒だったので、久しぶりに正面の雷門から仲見世を歩きました。平日だからそれほどの人出ではなく、羽子板が売れたときの三本締めもあまり聞こえてきません。やっぱり、不景気なんだよなぁ、政府がなんと言おうと。浅草寺の羽子板市は19日までやってます。

  

どのあたりを話題にするかで年代がわかりますなぁ(笑)。



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もういくつ寝ると♪
歳末ですねぇ