三囲神社
三囲神社(東京都墨田区)は「みめぐり」と読みます。「憑神」の中ではこの神社と間違えて「三巡神社」を拝んじゃったから、さあ大変。この神社は貧乏神、疫病神、死神の三巡神社だったというお話です。
霊験あらたかとされ、榎本釜次郎もこれを拝んだから出世できたとか。だから、行ってみました。というわけではなく、ここに「雨乞いの碑」があるというので、時節柄、雨乞いが必要かと思って行ってみたのです。というのもウソで、七福神発祥の地、隅田川七福神っていうのを見て歩こうかなと思っていたのを、これを機会にってなわけです。何が「これ」なのかは不明ですが(笑)。七福神巡りっていうのも、思いっきり季節はずれですよねぇ。
雨乞いの碑というのは「宝井其角『ゆふたちや』の句碑」というのが正式名称のようで、碑の前に「元禄6(1693)年は大変な干ばつで、秋の収穫を心配して困りきった小梅村の人々は三囲神社に集まり、鉦や太鼓を打ち雨乞いをしていました。ちょうど三囲神社に詣でた俳人其角が、このありさまをみて、能因法師などの雨乞いの故事にならい「遊ふた地や田を見めぐりの神ならば」と詠んだのです。この話は其角自選句集の「五元集」にも「うたえば翌日雨降る」と記されているように早速効果があったと伝えられています」という説明文がありました。
三囲神社の境内には「雨乞いの碑」のほかにもたくさんの大きな句碑があります。不勉強でわけわからんのですが、この神社と句、なにか深い関係があるのでしょうか?
もう一つ興味があったのは三本足の鳥居です。不思議ですよね。鳥居が囲んでいるのは井戸です。背後には三本足で丸い屋根を支えた手水鉢もあります。屋根には三井家の家紋があり、三本足の鳥居は三越にもあるということです
三越はかつて京都の呉服商「越後屋」であり、これを興した三井家は現在の三重県松阪市の武家だったとか。三囲神社にある三本足の鳥居は、かつて三井家にあったものが移築されたと聞きました。三囲神社と三越、なみなみならぬ縁があるようですが、三つながり?(^_^;)
長くなるので、七福神についてはまたいずれ。ちなみに出世をお願いするのをすっかり忘れてしまって、向島の街を歩き、帰りに思い出して、「追伸ですが」と一応、頭をさげてきました。まあ、年寄りがいまさら出世といってもねぇ(^_^;)
蒸し暑くて
久しぶりに電車に乗ったら、パスモが大暴投で、扉が開かなかった。ちょうど目撃していた駅員さんに、「そこじゃありません。こっちです」と注意されてしまいました(-_-;)
ちょっと前に、きれいな奥様風の人が、「パスモもスイカも使えます」っていうシールに一生懸命にパスモをあてて、開くわけはなくて、「どうしよう」って顔をしていたのを目撃したことがありました、そういえば。そのときは駅員さんはいなくて、「教えるべきか?」と悩んでいたら(オーバーな)、別の入り口を通った人を見て学習したらしく、こわごわストライクで通過していきました。電車なんか乗ることにない深窓の奥様なのかなぁなんて、思ったんだけど。
私の場合は深窓とはまったく関係なく、たんにボケてただけで、しかも駅員さんの言い方も「大丈夫か、このボケばあさん?」って感じだった(>_<)
パスモが足りなくなってるなんて話があったけど、パスモもスイカもエディもいち早く手に入れました。でも、使えるところがそれぞれ限られていますよね。今日はマツキヨでエディを出したのだけど、ここでは使えるけどチャージはできないとか。
ああ、蒸し暑いというタイトルとは関係ない話で……。とにかく蒸し暑くてやる気なし。エアコンつけろよ、というウワサもありますが、今シーズンはまだ部屋のエアコンにはさわっていません。使えるのかなぁ。壊れてないかなぁ。
「憑神」
久しぶりに映画を観てきました。「憑神」<西田敏行ファン(^_^;)
おもしろかったです。幕末好き、江戸好きとしても。まあ、コメディというか、わらかしてくれるんだけど、一応、武家社会の総括なんかも表わされていて。
原作のあるものはいつも「読んでから観るか、観てから読むか」悩ましいところなんだけど、今回は半分だけ読んでから観るという中途半端なことをしてしまいました。最近、視力が衰えたようだし、年とともに読むスピードが落ちたこともあるのでしょう。ちょっと読み出したら、酔っ払って落ちました。いや、別に本を読むのに酒はいらないでしょうが、それはそれ、ねっ(笑)
貧乏神から疫病神にバトンタッチして、死神が登場したところまでは知ってる話で、その後は知らない話……という映画になったわけですが、テレビなんかでさんざんCMやってたから、本を読みながらも役者のイメージで読んでたわけで、これは映画にも違和感はなかったですね(^_^;)
浅田次郎作品は、最初に友人に紹介されたのがプリンズン・ホテル系で、ちょっと私には……という感じだったのですが、そのあと映画とテレビで「壬生義士伝」をみて(映画もテレビでですが)おもしろかったので(キャストもよかったし)、「輪違屋糸里」なんかも読んじゃって、「憑神」なんかも読んじゃったわけです(いや、途中ですけど〜)。「鉄道員」とか「地下鉄にのって」にはまだ手が出ないのだけど、そのうちに読んでみたくなるかもしれません。
映画「憑神」は、西田敏行はもちろんでございますが、キャスティングがいいです。最近、夏木マリがいい。目立たない役だけど。死神の女の子以外、女優さんはあまり目立たないですね、全体に。佐々木蔵之介が出てるって知らなくて、最近、ちょっと注目していた俳優なので、見られてよかった。香川照之も不思議な人ですよね。ドクターでも気弱で実直な兄貴でも江戸の蕎麦屋でもみんなハマるわ。江口洋介でもオダギリでも妻夫木にでも誰に絡んでも違和感ない(笑)
しかし、こんな神さんなんかに憑依されたんじゃ、たまらんね。うちにはひとりだけ同居しているのがいますが、それだけでも面倒見るのが大変なんですよ。貧乏神。はやく宿替えして、福の神が引っ越してきてくれないかと、切ないまでに祈ってるんですけどねぇ。
仏罰が下るぞ
最近、放火、連続放火という事件をよく聞きます。窃盗などと違って火つけは根こそぎだから怖いですよね。江戸時代もこればっかりは死罪じゃなかったでしたっけ。お寺に放火なんて、仏罰があたるぞ〜。
古い建築物は復元しようにもできないっていうものも多いし、こういうものに火をつけて燃やしてしまうって……。いや、古くない住宅ならいいのかっていうわけじゃありませんけど。まあ、放火しようなんて精神状態の人に理屈を言ってもはじまらないんだけど。理屈を了解するぐらいなら、はじめっから放火なんかしないやね。
お寺さんの知り合いが何人かいますが、お寺ってけっこう泥棒に入られるのだそうです。お寺はだいたい民家より広いし、本堂などは、たいがい夜は人気がなくなり、住職などの生活区域から離れているから、狙われやすいそうですよ。手口から、同じ泥棒に3度入られたらしいという話も聞きました。
こういう泥棒は、仏罰が怖くないのかね?(笑) 最近はねぇ、そんなこと考えてる人もいないんでしょう。かと思うと、必要以上にお墓所を怖がったり、嫌がったりしますね。自分に、成仏できないほどの深い恨みを持って死んだ人のお墓っていうなら怖いけど、たいがいのお墓は平和だと思うけどなぁ。
エステとやら
こういうのは若いきれいなお嬢さんのもので、年寄りには関係ないと思っていたのだけれど、最近はアンチエイジングという思想が広まって(笑)、おばさんやらおじさんやら、けっこう年配の人々も投資しているようです。というか、年配の人のほうが熱心なのかもしれませんね。きれいになりたいというより、若返りたいって感じかな。
しかし、さすがにプロの(たまごのようですが)技術と高〜いクリームなどのおかげで?終わったあとは、肌がしっとりしているようです。色も白くなったと言われましたが、普段ほとんど鏡なんかみないので、自分の顔色っていうのがいま一つわからなくて、こちらは実感にとぼしい(^_^;)
この効果は惜しいかな、1日ぐらいしかもたないんだって。1回やったら10歳ぐらい若返って、1年ぐらい持続するっていうんなら、いいのにね(^_^;)