ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/11/07  (水) 

西方寺(甲斐霊場第28番)

山門はがっしりとした武家門で、このような造りは寺院には珍しいものだといいます。境内は広々としているのですが、がっしりとした門にはかっちりと車止がしてあり、入れないか? とりあえず、交通量も少ないしと門に横付けしてしまいました。

境内をお掃除していた人が飛んできて、誰か来ると困るから中へ入れと。入れるのかな〜と恐る恐る車を進めたら、ぎりぎりで通過しました。甲斐は相変わらず教習所状態です。

  

甲斐……といっても、20番台の霊場は、富士山の近くに散らばっている感じで、あまり「甲州」という感じがしません。甲州へ行けばどこでもお目にかかれる「信玄のなんとか〜」というのもまったく見かけることがなく、大河ドラマ風林火山どこ吹く風という感じ。そういえば、どこのお寺にも「風林火山」の幟ははためいていないようです。

 

富士山麓はすっかり秋の気配で、静かな境内にも落ち葉が舞っています。車を誘導してくれた人は、再び箒を手に取ると、これを黙々と掃いています。門を入るとすぐ左側に十一面観音を祀った観音堂があります。郡内三十三観音の8番札所だそうですが、残念ながら十一面観音は秘仏で拝観はできません。

  

屋根が鮮やかな庫裏を訪ね、御朱印をいただきました。「どちらから?」と聞かれ、「東京です」と答えたら、「遠いところからご苦労さま」と御朱印と一緒にクッキーとキャンディをいただきました。



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