ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/09/16  (日) 

赤坂氷川神社「神幸祭」

赤坂氷川神社のお祭りでは、本祭と陰祭が1年おき。今年は本祭りで、今日は神輿連合渡御が行われました。15基の神輿のほか、山車や太鼓が氏子町内を賑やかに練り歩きます。
 
御祭神は素盞鳴尊、奇稲田姫命、大己貴命で、創建は951(天歴5)年とか。ものすごく歴史があるんですね。1066(治歴2)年に大旱魃が発生し、この神社に雨乞いをしたら霊験あらたか、すぐ雨が降ったというわけで、人々は何かにつけてこの神社のお祭りをしたとか。江戸時代には8代将軍吉宗の信仰が厚く、以来、14代家茂まで歴代の将軍に大切にされてきた神社だそうです。
 
「氷川神社」とマピオンなんかで検索してみると、だぁ〜っとリストアップされますよね。全国で「氷川」と名のつく神社は261社あるそうです。東京都だけで68社もあり、いわゆる江戸ご府内だけで7つの有名な氷川神社があります。本社は埼玉県の大宮に鎮座する武蔵国一ノ宮の氷川神社で、すべての氷川神社はここから分かれてできたものです。
  
氏子さんは赤坂、六本木の町内ですが、赤坂、六本木なんていうと、ニューヨーク、パリというのと同じような感じで、「土地の氏子さんなんか、いるんですかぁ〜?」という感じでしたが、みなさん、町内ごとにおそろいの法被、鉢巻姿で勇壮。普段は取り澄ました街も、このときばかりは先祖返りしているような(笑)
 
掛け声は「わっしょい」ではないみたいで。それぞれ町内ごとに好きなこと言ってる(笑)って感じでした。「そいや、そいや」もあり、たんに「おいっ、おいっ」というのも。江戸前のお神輿には掛け声に決まりごとはないんですかね?
  
私は神社から出てくる神輿を柱の陰から定点観測状態で見ていましたが、赤坂っていうくらいで、ゆるやかですが、そこらへん坂道ばかり。山車などは、引くというより、転がり落ちそうになるのを必死で抑えてるって感じで、こっちのほうがパワーが必要かも。しかも逆方向は登りですもんね、こちらは引くのが大変かも。
 提灯に欧文!(笑)

 
背の高い山車の横には、電線を持ち上げる係りの人がついて歩いていて、こんなところはかえって都会のお祭の風情?(笑) カメラを構えていたら、法被のおじさんに「いまだ!」と声をかけられ、思わずシャッターを押してしまいましたがな。振り向いて顔を見合わせ、ふたりで大笑い。最近はデジカメなもんで、後ろからでも狙ってる画面が見えたりするんですよね。赤坂にはおちゃめなおじさんもいます(^_^;)

 スピード出過ぎちゃって

 

縁日ガイド」でも写真をご紹介しています。



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