ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/08/22  (水) 

千葉神社「だらだら祭」

本当の名称は妙見大祭。お祭が16日から22日までと、だらだら長いことやってるから「だらだら祭」と言われている、というのは大嘘で、行列を先導する大太鼓が「ダダン、ダダン」と二段打ちされるのが、「だらん、だらん」と聞こえ、それが「だらだら」になったと説明されています。
 
町内の太鼓と神輿の巡行は、なんだかダレダレの感じ? けっこうお神輿を置いて、道端で休んでいたりするもんで、これでだらだら祭?(笑) しかし、今日は35℃を越える猛暑日で(たぶん千葉も)、炎天下に何時間もお神輿担いでるんだから、休み休みやらないと死んじゃうよね。
 
しかし! 日が落ちて、神社に灯が点される夜7時から行われる宮入りは圧巻。境内に入ってきた神輿は、見物人の目前で、一度、神輿を下げ、掛け声と同時に担ぎ手が神輿を頭上に差し上げます。肩に担がず頭上に差して神輿をもむのは、千葉独特の担ぎ方だそうですが、担ぐだけでもそうとうパワーが必要なのに、あんな重いものを差し上げるなんて……。どどどっと寄って来るお神輿を避けきれずに、担いでる人の背中にちょっと腕がさわっちゃったんですけど、ぐっしょぐしょの汗でした。そりゃ、そうだわ。どうりで、担いでいるのが若いおにいさんばかりだったわけです。神輿が差し上げられると、そのつど盛大に拍手が起こりました。
 
小一時間ほどそうして境内でもんでから、社殿の前でいったん神輿が下ろされ、世話人代表らしき人の音頭で手締め。普通、手締めといえば三本締めとか、一本締めとか、3・3・3か、1で終わりだと思うんだけど、ここの手締めは3・3・1でした。こういう手締め、何か意味があるのでしょうか? 初めて見ました。世話人の方が何か言っていたのは、遠くて聞き取れなかったし。
 
その後、担ぎ手が交代。汗だくになった人はいったん身を引いて(笑)、ひとりひとり名前を呼ばれて、神社から鉢巻の手拭いを渡された人が担ぐようです。そして、再び頭上に差し上げられた神輿は、そのまま社殿の中に運び込まれます。これを「昇殿勇み」と呼ぶらしいのですが、社殿の内側で神輿がもまれるという祭りは初めて見ました! 確かに広い社殿ではありますが、屋根のあるところでねぇ、すご過ぎる! 単なるよそ者の見物人は社殿の中でみることは難しいですが、離れたところからでも社殿の中でもまれている神輿を、ちょっとだけ垣間見ることができます。
このまま社殿へ担ぎ込み

  
暑いし、風は強いし、疲れるし……という状態でしたが、この祭りのクライマックスをみると、急に元気になります。16日からどのような行事が続けられているのかは不勉強でわかりませんが、「昇殿勇み」見るだけで、このお祭のすべてを堪能した気分になれますね! 「縁日ガイド」にも神社の写真をアップしました。



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