ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/07/20  (金) 

大国魂神社「すもも祭」

毎年7月20日は大国魂神社の「すもも祭」が行われます。「くらやみ祭」ほどではありませんが、近隣の人々にはよく知られていて、かなりの賑わいをみせています。「すもも祭」は、源頼義、義家父子が、奥州安倍氏平定の途中で、大国魂神社に戦勝祈願をし、戦に勝って帰るときに戦勝御礼のために「すもも」をお供えしたのがこの祭の始まり。やがて境内にすもも市がたつようになり、いまに至っているのだそうです。

 

参道にはすももをネットに入れて吊り下げている露店がずらり。カゴをもらって、好きなものを選んでグラムで買うこともできます。どの店も、だいたい1袋1000円。いわゆる「すもも」とソルダムとか、ホワイトなんたら(^_^;)とか、けっこう何種類かのすももが並べられていました。

真っ赤なものもあれば、緑色の実で熟してるの?と心配になるようなものの。味見をさせてくれます。緑色のものも、これはそういう種類で、果肉はやっぱりほんのり甘いすももの味です。が、種類ごとに微妙に味が違い、うーん、どれがおいしいかと言われれば、悩ましいものがあります。

 

神社では「からす団扇」「からす扇子」を頒布しています。団扇が500円、扇子が1000円と1500円。考えようによってはけっこう不気味な柄ですが、五穀豊穣、悪疫防除、厄除のご利益があるそうです。

  

これで扇ぐと農作物の害虫は駆除され、病人は直ちに平癒するっていうんですけど、それでは医者は商売あがったり(笑) 玄関先に飾ると魔を祓い幸福が訪れるといわれ、われさきにと求める人でけっこう賑わっていました。去年、受けた団扇をお焚き上げのために返納する場所もあり、団扇や扇子を受けた人は来年も来なくちゃだめよ〜という感じですか(^_^;)

  

参道には食べ物を商う露店もたくさん出ていました。広島焼きの店が人気で、行列ができています。なるほど、焼いているにいさんの手さばきがなかなか軽妙。卵がずらっと並ぶと、なんとなく食べたくなっちゃいますよね。



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川崎大師「風鈴市」
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