ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/07/19  (木) 

川崎大師「風鈴市」

ちょっともどってきた暑さに誘われて、川崎大師の風鈴市をのぞいて来ました。18日からはじまって、23日まで開催されているそうです。今年で12回目だそうです。案外。新しい催しなんですね。

 

境内の一角に設けられた特設会場には約800種、12,000個の風鈴が全国から集められ展示即売されているそうで、今日はいい風が吹いていたこともあって、ちりりりーんと涼しげな音をたてていました。

 

一口に風鈴といっても、まあ、さまざまなものがあるんですね。素材もガラスあり、陶器あり、竹細工あり、鉄あり、墨あり、見て回るだけでも楽しめます。それぞれの産地や説明書きもあるので、ふーん、なるほど〜なんて。

沖縄のビードロ風鈴

 

  

大分の別府竹ふうりん  江戸風鈴        山形の山形ふうりん

 

買い求めている人より、「ふーん」「はーん」と眺めて、写真に撮っている人のほうが(私のように)多くて、商売になるのかいな?とか(笑) 1個何百万という豪勢な風鈴もどこかに展示されているらしいのですが、どこだかわかりませんでした(-_-;) まあ、風情を楽しむもので、値段じゃないやと探すのはやめちゃったんですけど。

  

大阪の寄せガラス風鈴  熊本の天草藍の風鈴  静岡の竹千筋ふうりん

  

青森の花笠ふうりん  秋田の御殿まりふうりん  山口のふぐ風鈴

 

焼きそばやたこ焼きの屋台も出ていましたが、人だかりがしているので行ってみると、猿回しをやっていました。懐かしいものを……と思ったけど、実は初めてみるものでした(^_^;) なかなか芸達者なお猿さんで。

 

川崎大師といえば、とんとこ飴が有名ですね。川崎大師の駅から参道入り口まではけっこうな道のりなんですが、参道入り口が近づいてくるとトントコトントンとリズミカルな音が響いてきます。初めて行ったときは「なんの音だろう?」と思ったのですが、道を曲がって参道に入るとその秘密がとけます。

 

ながーい飴を包丁でトントンと刻んで、一口大にした「とんとこ飴」を作りながら、売っているのでした。その包丁捌きが実に軽妙でリズミカルなので、しばし見とれてしまいます。どんな味かとついつい買ってもみたくなる(笑) 実は、これとは別な薬草入りの咳止め飴が“本当の”名物らしいんですけどね。



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