ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/07/16  (月) 海の日

浜降祭

台風の次は地震! 中越の方は、前の地震から完全に復旧する前にまた……という感じで、本当に大変ですね。心からお見舞い申し上げます。私は、上中越、北信にけっこう知り合いが多くて心配しましたが、幸い、知人友人はみんな無事でした。

 
そんな大変なことになるとはいざ知らず、早朝から茅ヶ崎の「浜降祭」を見物に行ってました。午前3時過ぎに出て、帰ってきたのが9時前。地震のときは爆睡していて、関東もやや揺れたようですが、まったく気づきませんでした(-_-;)

 
「浜降祭」は、茅ヶ崎の主だった神社がすべて神輿を出し、総勢32基(とアナウンスされたような気がしますが)で、町中を練り歩き、最後は西浜で海の中に担ぎ込むという壮大なお祭です。
 

一番初めにスタートする神輿は午前2時だそうです。そして次々にいろいろな神社の神輿が合流して5時から6時ごろに浜に集合します。ずらっと並んだ神輿は壮観。1基ずつ浜を練って海に入るということになりますが、今日は、台風一過、大波がドカーンという感じで浜に打ちつけていたので、海に入るのは禁止になっていました。

 
海に入るのは「禊」と呼ばれる行事で、これによって神輿が清められるのだそうです。「どっこい、どっこい」という勇ましい掛け声は相州神輿独特のもの。この祭りは1978(昭和53(年に神奈川県の無形民俗文化財に指定され、85年には「かながわのまつり50選」に選ばれています。

  
神輿は砂浜を練り歩くのですが、中でも厳島神社の神輿は波打ち際スレスレまで突入。私も含めて見物人もカメラを構えて追いかけて行ってわけですが、そのとき、ザブーンと特大の波が……。「うわぁ〜」、なんて逃げてももう遅い! みんな膝下までしっかり波に洗われました。「どんだけ〜!」って感じです、冷たいし(-_-;)


儀式が終わると、神輿は再び神社にもどっていきます。かつては神社の氏子のいる集落を廻ってから神社に帰ったそうですが、いまは交通事情が許さないのでしょうね。地元では人気のあるお祭のようで、早朝から徒歩で、自転車で大勢の人が浜に向かっていきました。露店もたくさん出ていて、お祭で使ったエネルギーをたこ焼きやお好み焼きで補充? どの店も行列ができていました。

  
私たちも広島焼きをゲット。海の見えるテラスで食べたのですが、目前に大きな波が打ち寄せ、ときどき波しぶきが飛んできました。この広島焼き、塩味?(笑)
縁日ガイド」にも祭りの概要と写真をアップしました。そっちも見てね。



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