ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/07/14  (土) 

武田神社

甲斐善光寺のすぐそばに武田神社があります。武田信玄を祀った神社で、もともとは住居だった躑躅ヶ崎館の跡地に建てられたものです。この館には信虎、信玄、勝頼の三代が60年余りにわたって居住していました。1938(昭和13)年にはすでに国の史跡として指定されています。

今年はNHKの大河ドラマの舞台になっているので、多くの人々が訪れているようです。私たちも、ここまで来たからにはミーハーをやらなくちゃね、というわけで、霊場とは関係ありませんが、武田神社にも立ち寄ってみました。この辺は、地名も武田っていうんですね。

    

信玄の命日にあたる4月12日には武田二十四将を模した騎馬行列などが行われる信玄公祭が行われているようです。今年はきっとすごい人出だったんでしょうね。テレビの影響、恐るべし!という感じなので。

     

庭にある「武田水琴窟」は、地下のわずかな水の流れを竹筒に耳を当てて聞くというもので、本当に涼やかなきれいな音色が聞こえてきます。ときどきコトンと音をたてる獅子脅しもあり、音の文化の極みという感じです。風流だなぁ、武田さん。

     

武田勝頼が茶会を催したときに使ったという「姫の井戸」という湧き水も、いまも清涼な水を湧き出させています。別名「茶之湯の井戸」とも呼ばれるそうで、いわゆる「名水」なのかもしれません。コンビニでペットボトルの水を買うより、おいしいかも。

                                  

庭にはこんなものも自由気ままに歩き回っています。なんだかのどかです。 

      
武田信玄は戦国でもっとも強い武将だったといわれ、甲斐の国の守護神ですから、死後は神様にもなるだろうという感じ。徳川家康も神様になりましたもんね。この神社にお参りすると得られるご利益はずばり「勝運」。また、境内にある「三葉の松」は珍しいもので、黄金色になって落葉することから、身につけると「金運」のご利益があるといわれます。「勝運」と「金運」、どちらもぜひ、いただきたいものであります。

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永昌院(甲斐霊場第4番)
川崎大師「風鈴市」