ある小説の中に、世界を旅して「何を祀ってあるのかわからないんだけど、地元の人が拝んでいるものには手を合わせることににました。そうしたら、なぜか商売がうまくいくようになったんですよ」というフレーズがありました。SFだし、本筋とはまったく関係ないんだけど、心に残った一節です。そんなわけで(どんなわけで?)、日々の何気ないできごとを綴ってみようかと思います。
2007/05/14  (月) 

湯島聖堂

御茶ノ水の駅を降りると、神田明神に行く途中に「湯島聖堂」があります。すでに、きっと何百回(は、オーバーかもしれないけど)も前を通っているのに、一度も足を踏み入れたことはありませんでした。恥ずかしながら、ここが孔子廟だっていうのも、建てたのが犬将軍綱吉だったっていうのも知らなかった(^_^;)

  

そこで、得意のついでコースで、ちょっと見学してきました。

 

後に幕府の昌平坂学問所(昌平黌)になり、明治維新以降は東京大学へと続く系譜に位置するのだそうです。昌平とは、孔子が生まれた村の名前で、そこからとって孔子の諸説、儒学を教える学校の名前となったそうです。

この孔子像は世界一の大きさだとか。

 

明治以降、湯島聖堂の構内には文部省、国立博物館、師範学校(旧東京教育大学/現筑波大学)、女子師範学校(お茶の水女子大学)などが一時同居していたことがあるそうで、学業成就というか、合格祈願の願掛けのメッカになっているらしいです。敷地としての昌平坂学問所の跡地は、ほとんどが現在東京医科歯科大学湯島キャンパスとなっているとか。

 

大成殿は広々としていて、私のように神田祭ついで参りの人がちらほら見受けられましたが、隣のお祭が嘘のように静か。受験シーズンはたぶん多くの人が訪れるのでしょうね。合格祈願の絵馬がぎっりしと並んでいました。参拝に来る受験生は、ほとんどが合格祈願の鉛筆を買っていくそうです。

  

合格祈願の定番はやっぱり「鉛筆」ですね。

 

テレビドラマ、堺正章主演の「西遊記」も香取慎吾主演の「西遊記」もこの大成殿でロケをしたそうですよ。



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